国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2007/08/25


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年)  8月25日(土曜日)  
通巻 第1908号 
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 やっぱり被害がでていた中国国有銀行
  サブプライム破綻で中国銀行は97億ドル、工商銀行は123億ドルの評価損

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 木曜日に上海の株式市場は空前の5200ポイント、過去一年で二倍の株価になった。
 中国銀行、中国工商銀行など、利益が急増した、と発表されたのを受けて、である。

 ところが翌日24日(金曜日)、たとえば中国銀行の株価は6%の急落。「投資家が罰を与えた」とNYタイムズが書いた(25日付け)。

 中国銀行が投資している債券分野の3・5%(97億ドル)がサブプライム関連である、と発表されたからだ。同じく中国国有銀行最大の「中国工商銀行」は123億ドルの評価損を記録した。
 
 過去五年間で中国は四大国有銀行の不良債権処理のために2800億ドルを注ぎ込んできた。
 そのうえで中国農業銀行をのぞく三大銀行を香港に上場し、合計五兆円を集めたばかり。またもや不良債権を増やしつつある実態が明らかになった。

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(桜チャンネルからお知らせ) 本日(25日) 午後九時からの「闘論、倒論、討論」三時間スペシャルは中国の「環境問題と北京五輪」をめぐる三時間です。
パネリスト:(敬称略50音順);上村幸治(獨協大学教授・元毎日新聞中国総局長)、児玉千洋(株式会社エコテスト代表取締役)、黄文雄(作家・評論家)、樋泉克夫(愛知県立大学教授)、水間政憲(ジャーナリスト)、宮崎正弘(作家・評論家)、鳴霞(月刊中国発行・編集人) 司会は水島総。
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(読者の声1) 先日、安倍首相がパール判事のご子息を訪ねられたというニュースは、身内への贔屓があると勘繰られるのはしょうがないにしても、私的には喜ばしい出来事した。
しかし某TV局のニュースではそのすぐ後に加藤紘一氏の「昔ながらの外交方法でけしからん」というコメントを流していました。
まったく誰がこんな仕掛けをしているのでしょうか?
    (TM生)


(宮崎正弘のコメント) 仕掛けは判りませんが、インドは日本の外交上、重要度が飛躍的に上がりました。中国を地政学的に背後から牽制する大国として、米国も重視し、ロシアがもっとも軍事的に梃子入れしている国。
 さて、経済的な問題はこれからで、日本企業の進出は徹底的に遅れています。
 今回はキャノン以下、多くの日本企業が安倍さんに同道しており、展望が拓けてきました。
 ハル判事については、書き始めるときりがありませんので、別の機会にしますが、安倍さんが遺族、末裔と会見したことは評価して良いと思います。



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(読者の声2) 過日、古本屋で松岡環著『南京戦 閉ざされた記憶を尋ねて』(社会評論社、 2002年8月初版)を発見しました。この本は日本が酷い、悪いという元兵士102人の証言を集めたもので読むに耐えません。
 著者の松岡環という人は1947年生れの小学校の教師で、南京とか慰安婦とかを精力的に 追っており、筋金入りの反日です。銘心会南京友好訪中団団長とか南京大虐殺60年全国連絡会共同代表などもなどをやっています。
   (TK生、世田谷)


(宮崎正弘のコメント) 「証言」はおそらく中国帰還者の組織でしょう。
 この本をロシア語通訳で、共産党幹部が父親だった米原万里が、週刊誌で大きく取り上げ、随分と賞賛していた記憶があります。「エッセイスト」で売った米原女史も政治的発言には赤いプリズムがかかっていたようです。
 さて中国帰還者のなかの「反日組織」とは、そもそも山西省で最後まで中国軍に抵抗した日本軍の部隊が、終戦後、ソ連に抑留されました。
毛沢東は「あの部隊だけは中国の捕虜収容所にもどしてほしい」と言って、撫順の監獄に収容しました。恨みがあったのです。
 そこで連日連夜、洗脳につぐ洗脳。絶えられなくて自決した将校、下士官も何人かいます。
 洗脳され、中共に忠誠をちかった組だけが徐々に日本に帰国し、反日キャンペーンを始める。カルトに染めあげられたのです。炭鉱町・撫順にいまも残る監獄址には皇帝溥儀の寝室も残っています。
 中国帰還団体が「千羽鶴」と持って、毎年訪れているようです。
 ちょっと無気味な反日施設。しかし、現地中国人で入場料まで払って見に来る人はいませんが。



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(読者の声3) 『月刊日本』九月号(22日発売)の貴コラムのタイトルに魅せられました。
《草花の匂う遊牧国家の憂欝》って、まことにポエティックです。
三日月、満天の星々、隊商、駱駝、装飾を施された鞍、あぶみ、轡、螺鈿細工、漆器の数々、金銀細工、玉石、玉飾り、指輪、絹、更紗、金装飾のコーラン、万巻の仏典、胡椒、香木銘木、姫、婢、オアシス、砂漠、砂塵、盗賊、駱駝のいな鳴き、小便、糞のにほい、諍いの声・・。
本文を読む前に夢想に駆り立てられてしまいました。
    (有楽生)


(宮崎正弘のコメント) ビシケクの土産屋さんでは、どこでも馬の鞍が名産品でした。欧米、とくにアメリカ人は、鞍を選んでいました。乗馬クラブが多いからでしょうね。
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(休刊のお知らせ)小誌は9月3日ごろまで海外取材のため休刊となります。
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  (マスコミで書評が次々と出始めました ↑)

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  • 中共伝説2007/09/03

    中共万歳

    中共最強

    共産国家大好き