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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:8/16


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年)  8月16日(木曜日)  
通巻第1895号 
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台湾民進党、次期副総統候補に蘇貞昌氏
  一方、野党本命の馬英九「不正経理」問題で台北地裁は無罪判決
****************************************

 民進党から総統選挙に出馬する謝長廷・元行政院長(元党主席)は、党内で揉めてきた次期副総統候補に蘇貞昌・前行政院長を起用すると発表した。
 蘇氏は弁護士出身。台北大学ラグビーで鍛えた庶民派で人気があるが、党内の所属派閥の背景もあって、無党派層にどの程度受けるかが、未知数。
 女性政治家で国民に圧倒的人気の葉菊蘭・元行政院副院長の抜擢も真剣に検討してきたが、集票力実績が高い蘇氏に白羽の矢が立った。
所詮、選挙は集票力だ。

 国民党総統候補の馬英九・前主席のほうは副チケットに経済政策通の蕭万長・元行政院長を選定しており、手堅く財界への食い込みを見せた。
 
ところで台北地裁は台北市長時代の曖昧な経費報告で「横領罪」に問われていた馬英九に無罪判決を下した。
 検察当局は二月に交際費などに使う「特別費」のうち約四千万円分が曖昧として起訴していた。
 検察は控訴するが、高裁判決は来年三月の総統選挙以後になるだろう。


     ◎み◎や○ざ◎き○◎ま◎さ△ひ◎ろ◎
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   ♪  
(読者の声1)民主党代表の小沢一郎は、駐日米大使のシーファーにわざわざ党本部まで足を運ばせて会談をしました。
シーファーの目的は、10月に期限の切れるテロ対策特措法を延長する法改正への協力を小沢に要請することでした。小沢は一時間に及ぶ会談の模様の一部始終を報道陣に公開したため、 党本部に到着したシーファーが5分以上立ったまま小沢が現れるまで待たされるシーンが、カメラを通して公衆の前に晒されました。
これを見て数年前の似た光景を思い出しました。
2002年9月17日に、前首相の小泉が平壌の金正日を訪問した時、会談の行われる建物内のロビーで小泉は立ったまま数分間、お供を連れた金正日が現れるまで、じっと待たされました。 そのシーンもカメラの前に晒されました。
それとそっくりです。
国家の賓客が来着したら、飛行場か、会談場所や宿泊先の前で、自ら出迎えるのがカウンター・パートとしての礼に則った振る舞いです。
会談が厳しいものになるぞという心理的な威嚇を小泉に加えて、優位に立とうとする金正日の作戦で、会談の主導権を握ろうとする巧妙な策略でした。 
会談は金正日が加えた威嚇のプレリュードの通り、険しいものとなり、小泉は日本から持ち込んだ昼飯の幕の内弁当に手をつけることができないほど憔悴し、午後の会談に向けて緊張しました。
小沢は七年前から韓国人女性を秘書に使い、週一回同女から東アジア情勢のブリーフィングを受けていると云われます。金正日についてのレクチャーも受けているのでしょう。 その成果が、先日の小沢によるシーファー立待ちの図となりました。
限られた取り巻きしか近づけず、 単独行動を常として、隠密行動をとりたがり、入院や手術など健康状態を超極秘にし、独裁者のようにふるまう。 小沢は金正日を研究し、その遣り方を模倣しているのでしょう。
しかしこういう半島鮮人的振る舞いは日本人に馴染みません。
「敬いの対象の前で個我を小さくする慎ましやか」で、「内外の和を尊び、公私にわたって誠を貫き、はにかみを忘れず、生きとし生けるものにあわれみを抱き、自然にひそむ人間より大きな目にみえぬ意志に謙虚ならんとする」日本人にふさわしい指導者の要件を欠
いています。(「 」の文言は西尾幹二氏の ”憲法前文私案” より引用)。

カクエイの秘蔵っ子と云われながら、カクエイが最も長けていた人心収攬術を欠いた小沢は、金正日的な強圧の箍で配下と民主党という集団を締め上げ、旧田中派・経世会グループの再興に執念を燃やして突き進み、それに政治家としての命を賭けています。
小泉は、それこそを木っ端微塵にしようとしたのですから、このまま黙って引っ込み、オペラ三昧などで過ごせる訳はありません。
小泉は、参院選で息を吹き返した田中派七奉行の筆頭格だった小沢を叩くことに全力を挙げ、旧経世会残党の芽を摘み、その増長を阻止する動きに出るはずです。
安倍がそのミッションを果たすことはとうてい無理で、自分しか出来ないことは承知しています。 そこに政治家人生を賭けたのが小泉純一郎その人です。 
今後の政局は、自民党内も政局全体も小泉(反・非経世会)対小沢(旧田中派・経世会)の対立と抗争の構図で捉えることが肝要でしょう。
     


(宮崎正弘のコメント) オザワ氏の過剰評価は日本で不思議に流行っていますね。嘗てカナマル氏も、「現代の北条早雲」なんて、過大評価が続き、挙げ句の果ては?
 そのうち、馬脚が現れるでしょう。でもカンとか、ハトヤマとか、オカダとかより、オザワはましではありませんか?
     ◎
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<< 宮崎正弘のロングセラーズ >>
『世界“新”資源戦争』(阪急コミュニケーションズ刊)。
http://item.rakuten.co.jp/book/4412326/

『2008 世界大動乱の予兆』(並木書房刊)
 (九月に全面改訂版がでます)

『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
 『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
 『拉致』(徳間文庫)
 『三島由紀夫の現場』(並木書房刊)
     ◇ 
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宮崎正弘の新ホームページ http://miyazaki.xii.jp/
◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

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