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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:8/15


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年)  8月15日(水曜日)  
通巻第1894号 
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橋梁崩落、高層ビル火災、猛毒につづいて中国産不良品回収
  同じ時に上海株式市場は史上空前の高値を記録したのだった
***************************************

 米国最大の玩具メーカー「マテル」社は880万個の中国製玩具を回収すると発表した。自主回収は二回目のアナウンスである。
 中国製に乳幼児が飲み込むと死傷する恐れのある磁石が使われており、また基準値を超える鉛塗料が含まれていたため。
 先に同社は中国製キャラクター人形150万個の回収に乗り出したばかり。
 対象となる商品は女児向け「ポリー・ポケット」、男児向け「バットマン」などのキャラクター人形など。
 
 八月十三日は中国現代史にとっていまわしい日となって記憶されるだろう。
 湖南省鳳凰県で建設中の橋(全長約268メートル、幅約13メートル)が突然崩落し多くの死傷、行方不明を出した。広東省の九江大橋の落下につづき、手抜き工事の杜撰さが指摘されていたが、今後も、この種の事故は頻発するだろう。

 鳳凰県の事故現場はミャオ族の観光地へ繋がる交通の要衝だが、奇妙なことに橋は完成して足場の撤去が行われていたときに事故が起きた。
 橋は数秒間で崩れ落ち、橋脚部分の断面には石とコンクリートが露出したが、鉄筋が見えない。

 翌日には上海の象徴的ビルが火災に遭った。
 森ビルが建設中の101階建て超高層ビル「上海環球金融中心」(高さ492メートル)で火災が発生し、高層部から白煙が上がった。
 この事故で、2008年オリンピック前の完成はほぼ絶望的とみられる。

 上海・深セン両株式市場は八月十三日、過去最高の4800ポイントを突破した。
 なんという皮肉だろうか。

     ◎み◎や○ざ◎き○◎ま◎さ△ひ◎ろ◎
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   ♪  
(読者の声1)貴誌1893号にでた、芳地隆之氏の『ハルビン学院と満洲国』のことですが、あとがきを読んでも、『自由』に連載されていたとは書かれていません。
執筆の動機は、ロシア東欧経済研究所の小川和男所長が1994年に芳地氏を中国東北部から東シベリアにかけての経済調査ミッションに同行させてくれたお蔭と書かれています。
それにハルビン学院の卒業生が参加していたそうで、卒業生の恵雅堂出版社長の麻田平蔵氏からは写真資料を得たそうです。
    (有楽生)


(宮崎正弘のコメント) 『自由』連載の筆者は別の人でした。ハルビン学院は同窓会が、いよいよOBの生き残りがすくなくなったため、五年ほど前に解散し、あとは個人個人で集うということになりました。
その前後に回想本が何冊か出そろったので、勘違いしました。



  ♪
(読者の声2) 貴誌を通じ 「サブプライム」 という金融用語がようやく人口に膾炙したこと、ご同慶の至りです。
米のモーゲージ・ローン大手が焦げ付きを起こし倒産し、この種のローンを組み込んだファンドが連鎖的に破綻しつつあることがマスコミよって報じられています。
FRB(米連邦準備理事会、 米中央銀行)は、今回の信用破綻を実に深刻に捉えています。
あるブログ子はその証左としてFRBのHPから次のセンテンスを引用しています。

In current circumstances, depository institutions may experience unusual funding needs because of dislocations in money and credit markets. (現在の状況下、ファンド運用機関は資金と金融市場の混乱ために、通常にないほどの資金需要を必要とするかもしれない)

流動性を担保している動脈血管が一気に縮んで、信用という血流が急に滞ってしまい、壊疽を起こし始めている。場合によっては動脈瘤破裂で、即死しかねいと警鐘を乱打していると理解すべきです。
壊疽(破綻)が体(どこそこファンド)のどこまで及んでいるのか、専門家でも判らないくらい、罹患部位(リスク)が拡散(ヘッジ)されています。
更に国際金融秩序に従わない白クマ(ロシア)や黒目パンダ(シナ)が損切り(解約)に出るととんでもないことになります。 しかしFRB、ECB(ヨーロッパ中央銀行)が心臓にポンプを入れて血流(資金)の途切れないよう血管(信用)を広げていますから、いちおう体調(秩序)の平穏は保たれています。 しかし損を出したり支払い不能に陥るファンドは続出し、投資家は今解約してもどれだけ損するのか直ぐには判らないのです。
被害を蒙る数多の個人投資家・投資家集団は、盆休み中心安からずというところでしょう。 
ご愁傷さまです。
   (HN生、品川)


(宮崎正弘のコメント) 中国の国家投資機関がまっさきに出資(30億ドル)したのがヘッジファンドの雄「ブラックストーン」でした。
ごたぶんに漏れずサブプライムでブラックストーン社も、損をだしたようで、中国の最初の投資が大々的に蹉跌しております。
時価評価で二億ドル近い損出と聴いております。
 


   ♪
(読者の声3) 猛暑が続く毎日ですので、くれぐれもご自愛ください。西郷隆盛先生が明治10年9月24日に自刃されてから、今年は130年です。
 西南の役・大西郷百三十年祭の記念として、8月18日〜9月1日の予定で、可愛岳踏破一百里行軍が行われます。
僕も年齢と体重を考えず、大東塾・不二歌道會の青年同志と共に参加します。山の中などを徒歩で行軍する為、日程通りに行かない可能性もあり、帰京の日は未定です。
何処まで出来るか分かりませんが、力の限り頑張って参ります。
          (KM生)


(宮崎正弘のコメント) 西郷が自決した洞窟を一度だけ見学したことがあります。圧倒的だったのは西郷さんのお墓。配置がまさに戦陣の再現ですから。
 ご健闘を祈ります。

     ◎
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(お知らせ) 17日(金曜日)2400ラジオ日本「ミッキー安川の朝まで勝負」に宮崎が生出演します。正確には18日(日曜)午前0時から同一時ごろまで。
 ◎
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   ♪
<< 今月の拙論 >>

(1)「天山山脈を越えて」(『週刊朝日』、8月24日号、14日発売)
(2)「台湾新幹線試乗記」(『エルネオス』、8月号。発売中)
(3)「砂漠のオアシス国家の悲哀」(『北国新聞』、8月6日付けコラム「北風抄」)
(4)「中国が建物ごと崩壊する恐れ」(『WILL』、十月号、8月26日発売)
(5)「チャイナ・ダラーの脅威」(『月刊日本』、8月号、発売中)
(6)「モン族の悲劇ふたたび」(『自由』九月号、8月10日発売)
(7)「カザフ、キルギスの経済力比較」(『経営速報』、八月下旬号)
     ◎ ◎ ◎ ◎
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 九月の宮崎正弘、新刊予告
 『猛毒中国は自滅する』(仮題。徳間書店、九月下旬頃)
 『最新版 2008年 世界大動乱』(並木書房、九月中旬頃)
      ◎ ● ◎ ● ◎ ●
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<< 宮崎正弘のロングセラーズ >>
『世界“新”資源戦争』(阪急コミュニケーションズ刊)。
http://item.rakuten.co.jp/book/4412326/

『2008 世界大動乱の予兆』(並木書房刊)
 (九月に全面改訂版がでます)

『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
 『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
 『拉致』(徳間文庫)
 『三島由紀夫の現場』(並木書房刊)
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宮崎正弘の新ホームページ http://miyazaki.xii.jp/
◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
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  1. 大阪はなんば方面に本店を置くヒ○セ通商なるFX、外国為替証拠金取引会社がありますが、
    役員はじめ対応が二転三転します。
    ここが危険なのは極めて自己資本比率が低いこと。証拠金追加入金後の対応が遅く、
    タイムラグを利用した顧客の資産を流用している恐れがあります。
    少しずつ顧客口座への振り替えを遅くすれば利ざやが発生します。
    客の銀行からFX会社の銀行へ入金し、それを客の銀行の対応次第と言葉でごまかす。
    ネット対応では瞬時に振り込まれるためありえない話です。
    恫喝同然に大声で自分の意見を一方的に語り、相手に話をさせない。
    客の銀行からFX会社の銀行、そして客のFX口座という振り替え作業のごまかしを悪用するのは禁じられております。
    外国為替証拠金取引法違反、注意義務違反、出資法違反など、言い出したらきりがありません。
    自己資本比率が低いのに会社を立ち上げるということは、最初から計画倒産の疑いがあります。
    宮崎先生のご指摘の通り、粉飾、欺罔行為(あざむく動き)は、中国マフィアの影が見え隠れすると噂の会社です。
    役員の対応は中国人のそれと気味が悪いぐらい同じ会社です。
    「レバレッジが高い、取引単位が低い」など必要以上の誇大広告はまさに中華思想です。
    「自己資本比率が低い」ということは、「会社のお金と自分の財布がごっちゃになりやすい」ということです。
    どうひいき目に判断しても、身柄を確保されるのは時間の問題ではないでしょうかね。
    捕まる人間は面白いくらい言動が同じです。おそらく当局は泳がしているのでしょう。

    「FX会社商法」にご用心 2007/8/15

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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

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