国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2007/08/08



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年)  8月9日(木曜日)  
通巻第1886号  (8月8日発行)
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

   (((((((  今週の書棚  ))))

  ♪
東中野修道『再現 南京戦』(草思社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 南京大虐殺の「証拠写真」なるものを東中野教授が率いる特捜チームは緻密に念入りに歳月かけて検証した。過去の写真集や新聞の報道、マイクロフィルムにも当たった。
政治キャンペーンを洗脳工作のために写真をでっち上げているのではないか?
これは本来なら日本政府がやるべきこと、外務省が機密予算を投じてでもやるべき作業を民間人が浄財を投じて、ボランティアで行ったのである。
世界が中国のおそるべき偽証、偽写真、嘘放送に唖然となった。
三年以上に亘った緻密な調査結果は、「証拠となるべき写真は一枚もなかった」(ロングセラーになった東中野ほか『南京事件「証拠写真」を検証する』(草思社)。
つまり国民党が仕組んだ謀略であり、その嘘の固まりを欧米は東京裁判で証拠採用した。米国が、この世紀の謀略に加担したのだ。
だからいまも米国は後ろめたさを取り繕うために、「慰安婦」「セックス奴隷」などと言いがかりを日本につけて、自らの原爆投下、東京大空襲などの戦争犯罪をすりかえているわけだ。マイク・ホンダ議員はさしずめ、その謀略に踊るピエロ。

さて東中野修道教授は、孤立を恐れず、「南京学会」を組織され、その会長を兼務される一方で、果敢に現代史のタブーに挑む。
 新刊は当時の第一次資料から明かとなった南京戦の実際と虚構とをじっくりと比較し、じっさいは中国軍司令官が“逃亡”していたこと。ゲリラ掃討作戦の一方で南京市民の安全は、確保されていた。日本軍の軍律は厳しく、人道にもとる行為は一切無かったことなどを諄々と明らかにしてゆく。
 戦時中の陣中日記、戦闘詳報が残されていた。多くの90歳代の証言者が、まだ日本には生き残っていた! 
東中野氏らは、全国に、その生き証人の証言の聞き取りに廻ったのだ。

 ついでながら、読者の皆さんへ貴重なお知らせをひとつ。
来る師走の12月6日 夕刻からぜひ時間を空けてください。
 「南京の真実を検証する国民集会」を開催します(九段会館。午後六時)。
 中国のいう「南京大虐殺70周年」、偽の映画が北京の資金により12本も作られます。
日本の保守陣営は、ついに立ちあがりました。
南京入城70周年記念日に合わせて、日本側でも「南京の真実」という映画が、水島総氏らの手で作られています。遅くとも、この日までに完成する筈です。
 これに合わせて、日本の無実、事件の真実を世界に訴える集会を開催します。



    ♪
藤井厳喜『米中代理戦争の時代』(PHPペーパーバックス)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 中国の二人の軍人幹部が書いた『超限戦』は、「悪魔の書」である、と藤井教授はのっけから激甚な批判を展開されている。
 つまり孫子の兵法がいうように、「あらゆる手段を動員して、戦争に勝利する」のが中国伝来の発想で、そこには「戦争にルールを作り、残虐性に一定の歯止めをかけ、戦争自体を文明化しようとした欧米人の発想とはまったく違う」。
 乃木大将は敵の将軍ステッセルとの会見で帯刀を許した。日本の武士はおそらく世界で一番モラルの高い軍隊の見本だっただろう。

 しかし戦後このかた、拉致にせよ、南京の嘘放送にせよ日本は「長い間、無視してきた」。
その「もっとも罪が重いのは日本のマスコミだ」。
日本の国益に基づいての真実の探求をながらくサボタージュして、偽知識人をはびこらせたからである。
 こういう激越な発言を繰り返す藤井さん、会うと無類の酒好きで、酔うと粋な「都々逸」がでてきたり、洒脱な俳句をものにされたり多芸の人でもある。
 さて本書は題名に「米中代理戦争」とあるように、国際情勢をこのポイントから次々と名探偵コナンのように解きほぐしている。 
 本書で中国の分析が小生のそれと似ているので、「ん?」と思いつつ巻末を読むと、そうでした、三月の寒い一夕、小岩で飲んだときの話を基にされていたので、妙に納得でした。

 本書の重要な三つのポイント。
 第一。「タイの軍事クーデター」は華僑のタクシン前首相に対する軍部の叛乱であった、という。アセアン諸国が、日本を棚に上げて中国になびくのは、じつは「中共よりの華僑の仕業」ではないか、と藤井氏は意外な方向から問題を提議される。
タクシン前首相はその失脚までタイをして、「華僑に都合のいい国家運営を続けた」。
タクシンの周辺を囲んだのは「華僑や元共産党員である。タクシンは過去の反共的だった歴代政権と一線を画し」たばかりか、「北京を戦略的パートナーと位置づけた。その一方で軍や警察幹部には親族を配置して米国の影響力排除を狙い、敵対的なマスコミも排除した」。
 だから軍事クーデターは「アメリカが後ろ盾になっていた」と藤井氏は言う。

 第二。インドネシアは中国に依存しすぎて経済が行き詰まった。「メガワティ前大統領は極端な親中政策を採った」。
そのうえで「汚職や側近政治をさらに悪化させ、国民の期待は裏切られて」、選挙でメガワティを退陣させるのだが、この間に、「インドネシアに進出していた日本企業は、被害を被った。華僑系の政財界人が、日本企業に圧力をかけて工場を閉鎖させたり、労働争議を」煽動したのだ。典型は味の素。ブタを材料に入れている、と華僑らは悪質な嘘放送を繰り返し、日貨排斥のシンボルにした。
 現在のユドヨノ政権は日米への再接近を試みる一方で、「五年間で日本からの投資を二倍にしたいとはりきっている」。
しかし一旦、撤退した日本企業の再上陸はちょっと難しい情勢だろう。

 第三。国際的孤立を深め、米国の愚かなる誤断で制裁を実施されているミャンマーは「シナの独壇場になった」。
 (イラクの泥沼などの)「すきに乗じて、人権意識のひとかけらもない中共はこの国に入りこんでしまった。軍事政権がいつまでも強硬な姿勢をとることが出来る背景にはシナやロシアの支援があるからだ」
 日本のマスコミからは漏れてこない情勢分析である。

 ◎○◎○●◎○◎○
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  (((((((((  最近の書き込みからダイジェスト ))))))))))))

[ 名無し ] 2007/8/8
「安倍首相は靖国神社へ参拝しない方針を固めた。」本当ですか。信じられない。目先のことだけに慌てふためいて、年金問題なんぞには、見苦しさが露見されたが。参拝するともしないとも表明しないと言うならもうしばらく、黙っていればいいものを。支那の人事争いの終盤に、打撃を与えてやろうとの意思もないのか。やれやれ。本当だったら、媚中派と同じだもんね。これで支持する理由がなくなった。
 
[ hanna ] 2007/8/8
http://falcons.blog95.fc2.com/ 失礼しました。上記のアドレスです。 2007/08/07 (Tue) 「日本人有志 VS ホンダ・ラントス」 8 国家・国民の名誉毀損・訴訟準備 8・7・07(日本・火・夜9時) (訴訟の趣旨) 1)ホンダ・ラントスが主導した米国議会下院が、裏付け証拠なく、ひとりの売春婦の証言を以って「日本軍が、何千人もの、または、何万人ものアジアの女性を強制して売春させた」と、過去8年にわたり、大声でふれ回り、「強制売春は事実だ」と宣言し、日本政府に謝罪を要求したことに対して、日本国家・日本国民の名誉を毀損するものと、カリホル二ア州最高裁判所または該当する裁判所に訴え出るものです。 2)われわれ原告の要求は「7・30・07の下院議決の白紙撤回、及び、ホンダ・ラントスによる新聞紙面での謝罪広告」という単純明快なものです。
 
 [ 山田一久 54歳 長期血液透析者 ] 2007/8/7
どなたでも良いのですが、教えていただきたいのです。中国での公安警察はどのようにして採用されるのでしょうか?中国本をいくら読んでも、なかなか知ることが出来ません。よろしく御願い致します。
 
[ 影丸 ] 2007/8/7
何故すぐに反米になるのか?中国はアメリカ下院で非難されたら矛先を日本に向けた強かさを見せた。日本はまんまとアメリカに非難されたからとアメリカに噛み付いて矛先をさらに自分に向けようとする。 NYTの記事も全部日米激突のためのプロパガンダ。なんでその尻馬に自分から乗ろうとするのか。中国に学び、日本を糾弾するアメリカの動きが見えたら、またアメリカの矛先を中国に向くように工作するのが強かな日本がすべき反撃ではないのか?小林のようなのは戦前の対米決戦論者と同じようしか見えん。潔癖症すぎる。これではいつまでたっても日本人は翻弄されてしまう。もっと強かでタフで狡猾に動けるようになるのはいつの日なんだろうか。
 
 [ 伊勢の小太郎 ] 2007/8/6
初めてのコメントで失礼します。(先ほど焦ってクリックしてしまいました。コメントなしで出てしまいましたはずかしい。失礼。)この参院選や米下院の慰安婦決議などでネット上の言論もずいぶんと乱暴になってきたように感じます。“安倍は終わってるんじゃない?”“小泉は良かった”“小沢って何?”“反日中国がどうした!”“・・・このままでは日本は終わるんじゃないの?”それぞれそのとおりだと思いますが、根本は、もう既に“日本じゃない”国になっているということでは。ここ数年やっと“○○は中共のハニーとラップに云々”と言われますが、日本国中色ボケしていてハニートラップ状態。言葉遣いも由緒正しい日本語を操ることあたわず(私もそうですが)。やはり三島先生の危惧は、既に現実のものに。「・・・そこには無表情で、計算高い極東の無表情な島国が・・・。」(私的な言い回しで恐縮ですが)ノーメンキャツラ(てめえのことしか考えない官僚&テレビ大好き国民&俺たちはちょっと違うんだよマスコミ人)によって、japan(中共琉球自治区&中共倭国)が実現してしまっているのでは?これから私たちの子供たちは地下にもぐって行くしかないのか。ただ、ウイグル・チベット・モンゴルの若者を見るとなんと・・・言葉を失う。われわれは・・・??!!。
 
 [ 名無し ] 2007/8/6
**【次は米兵捕虜補償 中国系反日組織 ホンダ議員と会談】**ホンダ議員と中国系反日団体は、新たな反日決議安を準備しているようです。第二次世界大戦中の米兵捕虜に対する補償問題を新たな対日活動の目標として取り上げるほか、カナダ国会での慰安婦決議案採択も急ぐ構え。産経の山本秀也氏が8/5付けで書いています。 http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070805/usa070805000.htm
 
[ 名無し ] 2007/8/5
大変な取材だと思います。日本の資源外交はどうなって居るのでしょうか。西隣の国は形振り構わず資源獲得に暗躍してます。日本永田町の人々よ、領土からガスを取られても、知らんぷりかね、二の句が出ないよ。
 
 [ 名無し ] 2007/8/5
主人が宮崎先生の著書とメールマガジンを愛読しております。引っ越したばかりの下町で「患者様へご案内」というパンフレットをある整骨院で頂きました。なんとそこには永六輔の写真が。ここは社団法人東京都柔道接骨師会とか書いてあります。玄関には「国が認めた接骨院」とのマーク。ここのなまった「必要以上にえらそうな」おじさんの院長さんはその社団の役員らしいのです。(聞きもしないのに教えてくれます)そしてこの先生の机の上には桝添要一さんの講演案内が。やはりこの団体の主催のようです。少し変だなと思い、他の患者さんを見ているとどうやら在日の方ばかりのようです。パンフレットを主人に見せると、結論はやはり同じ意見。もう行きません。今すんでいる地域はPTAもちょっと違う方が多いようです。今はやりのモンスターペアレントというのでしょうか。給食費を払わなかったり、親が逮捕されて子供が学校に来なかったりと色々あるようです。お母さん仲間から聞いて、今度は日本人の先生の所を探します。ちなみにこの整骨院の前を通ると、最近玄関にピースボートのポスターが貼ってあります。しまった、こんなところに保険証を持っていってしまった。拉致など犯罪に巻き込まれても困るので、娘は間違っても行かせられません。今度行く時は反日カルトや反日政治活動を行っていない先生がいいですね。もしかしたら日本人の先生は(たぶん在日の)役員に妨害を受けるのではないでしょうか。と言うのも、この役員先生の電話中の会話は「タダではすまさない」とか「脅かしてやれ」とかあまり普段聞かない言葉ばかりでした。本当の話です。今は距離を置いておりますが、この整骨院を一生懸命宣伝しているお母さん方は創価学会か統一教会の信者です。勧誘されて二度びっくり。すごい地域に来てしまいました。先が思いやられます。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 [ 名無し ] 2007/8/4
【やはり黒幕は中国系反日団体だった】
マイク・ホンダ議員が慰安婦謝罪決議採択直後に、「感謝」の対象として真っ先に在米中国系団体「世界抗日戦争史実維護連合会」の名をあげた。・・・・・同幹部連はホンダ氏が連邦議会下院選に出る際に政治献金などで全面支援し、2001年から今回まで合計4回の慰安婦決議案提出でも背後の推進力となった・・・。産経の古森義久氏が8/3付けで書いています。 http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070803/usa070803000.htm
 
[ 読者X ] 2007/8/4
貴メルマガを購読している者ですが、7/31の通巻第1871号を最後に配信がストップしているようです。チェックしていただけないでしょうか?といっても、この場に当方のアドレスを書き込むわけにいかないので...。
 
[ 名無し ] 2007/8/1
中共、恐ろしいです。日本の膿天気な政治家、ますゴミ、嗚呼・・楽しみに読んでます。
 
 [ 名無し ] 2007/8/1
残念ながら彼らは自らの過ちを認める事は無いでしょうね既に独善で決めた評価と過去からの評価が今回の議決になったものと思います「所詮日本軍は野蛮な軍であった、米国は正義の戦いをした」「この評価は過去から続くものであり、慰安婦の証言はその評価に合致するものであった、よって証拠など必要ない、日本の反論は唯の言い訳であり、検証の必要性を認めない」でしょう彼ら議員に幾ら言っても馬の耳に念仏です政府は丁度、民主がテロ支援法反対を言ってきてるのですから、あえて積極的に反対に反対する必要はない自らの手を汚す必要もなく民主は反米と言うイメージを国民、米国に与えれば良いだけです政府の指導力、統率力は疑われるでしょうがw 
 
[ 名無し ] 2007/8/1
アメリカもこの手の左翼的中国シンパの運動を止めるのに苦労してるんでしょう。だからとりあえずそんな大勢に影響のないレベルだしとスルーというか、代わりに礼賛決議を出してフォローする所はアメリカの友好的な態度だと思うんですが。日本にも売国奴はいるし向こうも困ってるでしょう。我々が戦わなければならないのは後ろで手を引いている中国韓国系の強請り連中です。アメリカは機を見て利益になると飛びついてくるような所ですからそうさせないために中国韓国系に力を入れて対処しなければ何も解決しません。
       ◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宮崎正弘の新ホームページ http://miyazaki.xii.jp/
◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • 名無しさん2007/08/09

    華僑のくだりは実に興味深いです。私は中国商人の商売の上手さというのは最早中国本土を離れた華僑にしか残っていないと聞きました。しかし華僑がなぜ中共になびくのでしょうか。ただのノスタルジーでしょうか。それとも中共の実態など無視し商魂からきたものなのでしょうか。アメリカも中共の労働者の権利や命などノミの糞ほども考えないやり方が生産させる側として一番いい国だから付き合うといったようなニュアンスの話を聞きました。華僑もアメリカと同じことなのでしょうか。

  • 名無しさん2007/08/08

    良いのですが、やたら文字化けしてます。

    原因わかりません。

    なんかの謀略ヽ(`Д´)ノ ?