国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2007/08/01



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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 8月2日(木曜日) 参
通巻第1875号  臨時増刊号
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 ついに悪夢が現実となった! 親中派が老舗マスコミの買収に成功
  天下の名門保守紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」はマードックに買収された

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世界マスコミの帝王=ルパート・マードック。
 嘗て英国の名門紙『タイムズ』を買収したマードックは、米国保守派の牙城『ウォールストリート・ジャーナル』を発行するダウ・ジョーンズ社の買収に合意した(8月1日、NYタイムズ)。

 マードックの父親のケイスは1930年代に中国戦線へ派遣された新聞記者あがりだ。豪州にもどってからローカルな新聞を経営する。基調は当時から親中派だったと言われている。

数年前からマードックは、傘下のイギリスのテレビ局に対して、「89年天安門事件で戦車が学生を虐殺している場面を出すな」と言いわたした。
(日本の某大手マスコミやテレビとまったく同じ遣り方ではないか)

 また「腐敗の象徴」と言われ、中国人の多くが嫌う、トウ小平の息子、僕方の外遊には自分のジェット飛行機を提供した。
 李鵬の息子達ともマードックは連絡を密にして、中国最初のケーブルテレビを広東で開局した。

 なぜか。
 「マードックが中国の独裁政権におもねって大陸への大々的進出を狙うのも、かれの三番目の女房が中国大陸出身のチャイニーズだから」(ヘラルド・トリビューン、6月27日付け)。

欧米では軍幹部が、配偶者が外国人の場合、情報に接するポストをはずされる。日本の自衛官には夫人が外国籍、とくに中国人がうようよいるが。
 民間のマスコミ人に、この規則が適応されはしないけれども。マスコミ人の倫理観が問われるだろう。


 ▼ マードックの三番目の妻は日本流儀で言えば「くのいち」?

 マードックの三番目の妻のウェンディ・ティンは米国エール大学でMBA、香港のマードックの子会社「スターテレビ」の幹部職にあった。
97年香港返還報道に前後してマードックの上海訪問の際に通訳として同行、そして三番目の妻の座を得た。
 (これって、年の差をものともせず、おそらくコミンテルンの命令で、意図してでも孫文の後妻におさまった宋慶齢ににてますね?)

 ウェンディ夫人は中国の太子党に深い人脈があり、共青団(中国共産主義青年団)人脈を通じてマードックは中国に深入りしてきた。それも泥沼のように、果てしなき親中派の泥沼!

 「それもこれもウェンディ夫人が戦略的意志決定レベルに関与している。朱容基前首相は『マードック氏はどうやら中国人になりたいのではないのかね』と冗句を飛ばしたという」(同ヘラルド紙)。

 マスコミ王と言われるマードックが「親中派」に陥落して、彼のもつメディアの多くが反日反米親中を明確な路線として掲げ始めるとどうなるか。

 マードックは嘗て、乗っ取りをつづけて乗り込んだ英国で保守党政権時代に野党「労働党」を支援した。
いまアメリカでは「親中派」のチャンピオン、ヒラリーを支援するリベラル思想の持ち主だ。そんな札付きの人物が、アメリカの良心ともいえる、保守の牙城メディアを買収したのである。

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(読者の声1) 貴著『世界新資源戦争』(阪急コミュニケーションズ)を、(株)文藝春秋からでている『諸君!』の9月号の書評紹介で知り、早速、買い求めました。
 まさに日本にはほとんど知らされていない事実を鋭く指摘されていて、この本こそは警世の論文と深く感銘を受けました。
当該『諸君!』の巻頭論文で東大の山内昌之教授が、イラク戦争の開始段階と、いまでは世界の情勢が革命的に変化していると新しい分析視点で世界観を書かれている。
 貴著は、まさしく、その革命的変化のなかの資源戦争を、いち早く、簡潔に纏められていて、非常に有益なのです。
     (TS生、杉並区。大学教授)


(宮崎正弘のコメント) 霞ヶ関と大手町方面では、よく売れている本ですが、一般書店や大学近辺の書店ではあまり動きがないと聞いておりましたので、励みになります。有り難う御座いました。



    ♪
(読者の声2) 参院選挙投票直前の先日、山口二郎、歳川隆雄、二木啓孝の三人が登壇して選挙の行く途を占う会見がありました。
歳川氏の選挙結果予測は、その正確さで定評があり、今回も自民党の獲得議席数を36〜39の間と予想して的中させていました。たぶん期日前投票の出口調査データをTV局トップか与党幹部から耳打ちされていたんでしょう。
それなしには無理です。
山口二郎氏は在学中からその秀才ぶりで有名でした。
学生時代、渓内謙教授(数年前逝去)のソ連政治史の講義を同氏が毎回教室の最前列中央に着座してじっと聴き入っていたのを思い出しました。
社会党シンパの同氏は村山富市政権時はよく電波や活字媒体に登場していました。
久しぶりに見る同氏は「妖怪ベム」似の面相で、のほほんと暮らしている自分と同い年とは思えない老けようでした。民主党左派と通じている同氏は同党の大勝を確信していて眠そうに欠伸をしていましたが、上機嫌でうれしそうでした。
二木氏は民主党の若手衆議院議員から自分の携帯に入ったメールを読み上げて、「ヘリで国中を駆け巡って応援運動しているが、民主が勝っても小沢党首の手柄になるんじゃむなしい」といコメントが入っていると発言していました。 
こういうパフーマンスはあまり感心しません。
歳川氏が東京地方区について、民主・自民が二議席づつ獲ることは決まったが最後の五議席目が決まらない。投票日が一週間延びて川田陣営は軍資金が尽きもうだめだ。丸川氏が滑り込むか微妙だと予測していましたが、今から思うと危うい保阪氏を助けるための発言だったんだと思い至りました。
情報源にはゴマを擂らないといけません。
いろいろ勉強になった選挙前の一夜でした。
    (HN生、品川)



(宮崎正弘のコメント) 三名とも知らない名前ではありませんが、名前と顔がまったく一致しませんね。それにしても、よくマスコミを監察されていますねぇ。
 各氏の後日の分析でまるででてこない事実があります。東条さんが六万票も出している事実を。

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<< 宮崎正弘のロングセラーズ >>
 『世界新資源戦争』(阪急コミュニケーションズ刊)。
 『2008 世界大動乱の予兆』 (並木書房、1680円)
『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
 『拉致』(徳間文庫)
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