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 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:7/16



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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 7月16日(月曜日) 
通巻第1866号  
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

 中国の工業幹線で、また橋が落下、貨物船の衝突により。
    王子製紙が進出する南通市郊外。幸い死者なし
***************************************

 7月13日、江蘇省南通市如東県の「如泰運河」にかかる蔡渡大橋に貨物船が衝突した。貨物船は十四隻のコンボイで、そのうち一隻が橋に激突した。この衝撃で蔡渡大橋が倒壊し、陸上輸送のトラックも渡れなくなった。
 
 蔡渡大橋は80年代に建設された運河渡河用の小型橋だが、運搬の動脈であり、過去にも船が衝突する事故が頻発していた。

 南通は上海から三時間半、長江を挟んだ江蘇省南端に開けた大都市である。
 長江をわたるフェリーの他、幾本も貨物船が出入りするため、多くの橋がかかっている。南通には、すでに数百の日本企業が進出しているが、市内を走ると「日本料理」の看板が目立っても経営者は韓国人。
南通市内は雑然としていて、どことなく野卑である。

 この地に王子製紙は2300億円を投じて洋紙一環工場をつくる。
 江蘇省政府がイの一番で許可し、しかし、依然として中央政府は「産業調整」を理由に工場建設の許可を出していない。
つまりプロジェクトは、三年をすぎても宙に浮いているのだ。

 橋梁が手抜き工事などで落下し始め、ダムの決壊はつづき、いずれ高速道路の崩落、高層ビルの壊滅瓦解が予測されている。
高度成長のツケが、かの国では急激に表面化するだろう。

    ○◎み◎○や◎○ざ○◎き◎○ま◎○さ◎◎ひ○◎ろ◎○◎
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    ♪
<< 今月の拙論 >>

(1)「馬英九単独会見記」(『週刊朝日』、7月27日号。17日発売)
(2)「知的財産権なんて、知らないよ」(『WILL』8月号、発売中)
(3)「チャイナダラーの脅威」(『月刊日本』、8月号、22日発売)
(4)「台湾新幹線試乗記」(『エルネオス』、8月号、下旬発売)
(5)「モン族の悲劇ふたたび」(『自由』九月号、8月10日発売)
     ◎ ◎ ◎ ◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    ((((((((( 宮崎正弘の新刊 ))))))))
 『世界新資源戦争』(1680円。阪急コミュニケーションズ刊)。
――世界の新しい資源地図を精密な地図を附録に、資源戦争の実態を網羅。
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(読者の声1)貴誌1865号の「パキスタンの中国コネクション」を読みました。
 まさに利あるところにシナ人と紛争ありですね。貴誌の解説を拝読してパキスタンでのモスク立て籠もり惨劇事件の実相が看てとれました。
ある高名なブログ氏は、立て籠もった神学徒を延暦寺の僧兵になぞらえて、そんな輩ならやられても仕方ないと、浅薄なことを書き込んでいました。延暦寺の僧たちにだって一分の理くらいあった筈で、このブログ氏はエコノミストの分を守っておればよろしいでしょう。
宮崎さんの謎解きを読んで、騒動の発端になった売春宿をパキスタンに持ち込んだシナ人に、汚ないゴミを漁る猥いゴキブリを想起しました。我が家の台所に出没するゴキブリをこれからは“シナ人”と呼ぶことにしました。
   (HN生、神奈川)
      


(宮崎正弘のコメント) ゴキブリって生命力がありますからね。すごい形容ですね。しかし。
 パキスタンではバルチスタン地方で、三年前に中国人が三人殺されています。それでもガイダール港へいたる道路、橋梁などの突貫工事は中国からの現場労働者、エンジニアがきてやっています。その逞しさ!
 バルチスタンはパキスタンの主流とは違う部族で、分離独立運動の盛んなところです。



    ♪
(読者の声2)  日中記者協定について。
 日本国民にとって知っていれば利益となる情報や、知らなければ不利益となる情報を他国の利益のために報道しないことを、他国と約束することは、日本国民に対する裏切り行為である。こうした日本国民に対する背信行為を、NHKをはじめとする放送各社、朝日新聞をはじめとする新聞各社は、ただちにやめるべきであり、日中記者協定をただちに破棄すべきである。 
     (TK生、目黒)



    ♪
(読者の声3)貴誌1865号の「パキスタン全土に拡がっているのはムシャラフ非難ばかりではなく、反中国感情である。『ことの起こりは中国人売春宿からである。だが、こうした売春コネクションを報道する中国のメディアはない』と上海からNYタイムズのハワードフレンチが報道している(13日付け、ヘラルドトリビューン、二面)」
 とあります。
 すぐに同紙を広げました。斯うありました。
 「Mosque Siege Rebeals the Chinesse Connection」とちゃんと書いてあります。うっかり見逃しておりました。
よく隅々を貴誌はフォローされていると感心するコトしきりです。
     (GY生、神戸)
        ▽
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 << 今週の書棚 >>

   ♪
ときたひろし『お父さんへの千羽鶴』(展転社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 
 特攻隊を父に持った娘は、父を通して日本のこころを見つめ直した。
 千羽鶴に家族の思いを託して、二度と帰らなかった父へ。
 大空を飛んだ父は、
 「千羽の鶴たちよ、聞いてくれ。
 もう日本には武器も鐵も燃料もないんだ。
 積んでいく爆弾も、これが最後だ。
 ちょっと重たいけれども、
一番でかい敵艦のどてっぱらに辿り着くまで、
 力を貸してくれよ」
 普通の日本人なら、この童話を泪なくして読み終えるのは難しいだろう。
 本書を広め特攻隊の顕彰を目的として「お父さんへの千羽鶴普及会」が設立されている。代表は水島総氏(桜チャンネル社長)、発起人に板垣正、大原康男、小田村四郎、中條高徳の各氏ら。
 


    ♪
濤川栄太『理想の日本人』(中経出版)
@@@@@@@@@@@@@@@@@

 内村鑑三の『代表的日本人』が上梓されてから、一世紀が経った。
 いま、新しい日本人を問う! と銘打った書がでた。本書は後醍醐天皇がでてきたかと思えば、いきなり話はチャーチルやマッカーサーへ。二宮尊徳がでてきたかと思えばミルトン・フリードマンやら、なぜかディードリッヒ、マリリン・モンローへと多彩多岐に話題が拡がる。
 基本にある姿勢は、日本人は、伝統的にせっかく持つ体質的に優れた特性を生かし切らなければ、歴史の進歩から取り残されるとして、これから百年の日本の理想像を古今東西多くに人の残した言葉や事跡からまとめて、追求しているところにある。

              ◎○◎○◎        
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<< 宮崎正弘のロングセラーズ >>
 『2008 世界大動乱の予兆』 (並木書房、1680円)
『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
 『拉致』(徳間文庫)
          ◇ ◇ ◇   
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<< 宮崎正弘の新刊 >>
 『世界新資源戦争』
 世界の新しい資源地図を精密な地図を附録に、資源戦争の実態を網羅。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4484072181/ref=pe_pe_2102_5114352_pe_snp_181
(アマゾンの発注は上記サイトへ ↑ 全国主要書店、一斉発売中)
定価1680円(阪急コミュニケーションズ刊)。
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宮崎正弘の新ホームページ http://miyazaki.xii.jp/
 ♪ ( 新ウェブサイトに移転しております ↑)
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
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  1. This information is off the hzoiol!

    tfuVrALWmImGvwe 2013/4/2

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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

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