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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:7/12


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 7月12日(木曜日) 貳
通巻第1861号  
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 世界華商神戸大会(9月15日)に粛萬長(台湾国民党副総統候補)が欠席を表明
   華人をかたり事実上は北京政府が操作する世界大会だから?
****************************************

 「世界華商大会」という大がかりな世界大会が、ことしは神戸で開催される。
「すわっ、華僑の結束か?」 と一部関係者の間では強い関心が高まっている。
 これは1991年にシンガポールで第一回大会が行われ、以後、二年ごとに開催地を替えながら、メインゲストも時の人を選んで、派手派手しく行われてきた。

 93年の二回大会は返還直前の香港(当時パッテン総督が記念講演)、爾後、バンコク、バングーバー、メルボルン、南京、クアラランプール、ソウル。
そして07年の第九回世界大会は神戸となった。
 メインゲストは中国から薄キ来・商務大臣や、駐日大使の王毅ら。「呼びかけ人」の日本側リストには「河野洋平」(江の傭兵ともいう)、「平山郁夫」(媚中派の領袖)、「宮本雄二」(現中国大使)にくわえて御手洗富士夫(経団連会長)の“令名”がある。

 その趣意書にはこうある。
「世界各地で活躍する華商(中国系の企業経営者)が一堂に会して、グローバルな経済ネットワークの樹立と華僑華人経済の活性化を目指すとともに、開催国の経済発展に寄与することを目的とした会議です。1991 年に、シンガポール共和国リー・クァンユー首相(当時)が提唱し、シンガポール、香港、タイの3 中華総商会が幹事役となり、以後2 年ごとに世界各地の開催」してきた。

 それで、今回のテーマは「和」だそうな。
こういう説明がされている。
「和は日本や華人の国において、共通して大切にされている言葉です。 中国において、内政面では「和諧発展」(調和の取れた発展)、対外的には「和平発展」(他国との平和的協調、発展)というスローガンが掲げられ、また古くから伝わる「和為貴」(和は貴いものである)という言葉があり、経済の分野では「和生財」(和は財を生む)とも言われます。 日本はそもそも「和」と表現されます。また、聖徳太子が17 条憲法の中で謳った「和を以って貴しと為す」は中国と共通のものです。日本と全世界の華人の調和を図る本大会や関連のイベントのキーワードは「和」です。 

 だれが入れ智慧をしたのか。今次大会の顧問団には元通産次官の福川伸次、在日学者の朱建栄らが並んでいる。でも「和を持って尊しとなす」が日中共通とは知らなかった。

 そして、この大会の「名誉主席」にシンガポールのリークアンユー、日本の小林陽太郎など「親中派」たちに並んで、台湾から過去APEC台湾代表に出席経験がある粛萬長(元首相)の名前がある。粛の肩書きは両岸共同市場基金会理事長」となっている。
 当然、出席が予測されていた。

 先月すえの国民党大会で、粛は次期台湾総統選挙に副総統で出馬が決まり、華商大会への出席は不可能となった(台湾の有力紙『自由時報』、7月9日付け)。

 台湾で拡がっている議論には、「この華商大会なるものは背後で北京政府が操作した会であることは明白である以上、台湾代表は適当なビジネスマンで十分だ」とする声が多い。

  ○◎み◎○や◎○ざ○◎き◎○ま◎○さ◎◎ひ○◎ろ◎○◎
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(読者の声1) タジクへは無償のODAで道路整備をしたり、ウズベクでは日本の商社がウラン開発をやっているようです。 
或るエンジニア企業幹部の話によれば、浅い海で開発した天然ガス採掘法と地下深く4000メ−トルの高圧下で掘る技術は別物で、石油から分離したガスを再び地中に埋め戻して石油を掘り出す方法を開発している由。 
これが完成すると採掘可能となる石油が増えるそうです。 来月ビシュケクでのSCO(上海シックス)会議へはこのシンポでも注目しているとの発言が複数のパネリストからありました。 
絶好のタイミングでの貴台の中央アジア行ですね。 少々早いのですが、一路平安 ! BON
VOYAGE! 
   (HN生、品川)


(宮崎正弘のコメント) キルギスの首都ビシュケクで開催される「上海シックス」は八月上旬とされ、はやくも北京から警備チームなどが乗り込んで来ているようです。



    ♪
(読者の声2) いつもメルマガで勉強させていただいております。
 さて、1857号にて、B787の日本企業の政策担当につき「あのボーイング最新鋭787でも主翼の35%は日本でつくられているように」。
 とあります。
が、これは主翼部分を含めて全体の35%を日本企業が担当している、というのが真実と思います。どうぞご確認くださいますようお願い致します。
     (WM生)


(宮崎正弘のコメント)そうです。そのつもりで書いたのですが、舌足らずだったかも。
 要するに米国の航空産業は日本のハイテクがないと成り立たないのです。

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(休刊のお知らせ) 小誌は7月19日から30日まで海外取材のため休刊となります。
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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

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