国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2007/07/07


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 7月8日(日曜日) 
通巻第1855号  (7月7日発行)
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鉄材など産廃ゴミを日本から買い、その残滓ゴミを日本に『輸出』する中国
    北九州、東北地方沿岸部に漂着する中国製のゴミにも毒素が含まれているゾ
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 北九州および東北地方日本海沿岸にはゴミが大量に漂着している。
ポリ容器、ペットボトル、缶、注射器。大量のゴミの多くが中国語、ハングル語の文字が書かれており、どこの国が「輸出」しているか明かである。日本近海まで廃棄物処理船などで運び海洋投棄している懼れが強い。

 06年に国土校通用と農林水産省が合同で調査した結果、日本の海岸に漂着したゴミは二万六千噸に達していた事が分かった。
 ゴミ処理費用は地方自治体が捻出しているが、ゴミ償却設備の貧弱な五島列島などでは、処理能力を超えているうえ、ダイオキシン対策など頭の痛い問題が浮上している。

 とくに対馬、壱岐、後藤列島は余りの「外国製ゴミ」の処理に悲鳴を挙げて、国に対策を求めた。
 ついに安倍政権のもとで「漂着ゴミ対策に関する関係省庁会議とりまとめ」を公表する仕儀となった。
四月に来日した温家宝首相にも、やんわりと「日中間の環境保全協力」を名目に改善を求め、共同声明には「海洋漂着ゴミの越境汚染を共同で防止する」という文言が挿入されているのだ。

 温家宝訪日直前に中国で放送された「岩松看日本」という番組では日本の環境問題への真剣な取り組みなども特集されたが、取材班が最も驚いたのは千葉県我孫子市の住民総出の、徹底したゴミ処理で、十七種類にもゴミを分類し、住民が自主的に牛乳パックやプラスチック容器を分別回収している現場を目撃して驚きを禁じ得なかったという。
CCTV(中国中央テレビ)は、「日本に学ぼう」を呼びかけた程だったという。

  中国は文明国から廃品(ゴミ)を大量に買っている。
言ってみれば「世界のゴミ消費市場」であり、同時にゴミの輸出国でもある。


 ▼ 日本からマンホールの蓋を盗み出して。。。

 日本でマンホールの蓋が盗まれ、気が付けば「鐵廃材」として中国へ輸出されていた。
 鋼材価格の上昇は産業廃棄物から金属やプラスチックを抽出するためで、或る統計では日本の産廃の九割が中国に流入しているという。

 中国の業者は17トンのプラスチック廃棄物を10万円で買い入れる。輸送費、および通関諸費用に12万円。合計22万円の産廃「商品」は、中国で70万円で売りさばくことが可能だとういう。

 06年統計では中国に輸出されたプラスチック廃棄物が110万トン。これは2000年と比較して四倍強。
鉄クズの輸出量も2.3倍増の278万トン、銅は3.7倍の39.2万トンに増加した。
 中国は米国、韓国、イギリスなどからも家電、金属、プラスチックなど産業廃棄物を輸入し、再加工し、市場に出す。

 日本国内ではリサイクル循環に「品物不足」情況が現出した。
 05年推計で廃棄家電は2287万台。この半分しかリサイクルされておらず、回収から漏れた770万台強が中古商品として“かの国”へ輸出された。

  ○◎み◎○や◎○ざ○◎き◎○ま◎○さ◎◎ひ○◎ろ◎○◎
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((((  宮崎正弘の講演要旨のサイト )))))))
http://www5c.biglobe.ne.jp/~n-aichi/gyoji/h19ritokisoukai_2bu.html
宮崎正弘「覇権国家中国にいかに立ち向かうか」 ↑
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<< 今週の書棚 >>
  
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ロジャー・クレイア著、高澤市郎訳『イラク原子炉攻撃』
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 あれはいまから26年前、イスラエルを飛び立った八機のF16は、サウジ上空を低空で飛行し続けバグダッド郊外へ向かった。
 レーダーに発見されないために、特殊な訓練を重ねた結果である。
 サダム・セインがフランスの協力を得てオシラクに原子炉を建設していた。核兵器開発は時間の問題となっていた。
 イスラエルは生存をかけて、このオシラク原子炉を空爆、破壊した。
1981年6月。
この命知らずのイスラエル空軍のパイロット達は、それから20年間、世間にでることもなく、英雄として凱旋する事もなかった。隠れた存在だった。
 ロスアンジェルスタイムズの記者だった著者は、ようやく2001年になって、最初の関係者インタビューに成功した。
 NYテロ事件、サダムとの戦争。そしてサダム死刑と続き、イスラエルは、もはやこの
軍事機密を秘匿する必要がなくなった。
 かくして、イラク核開発を実力で阻止したイスラエル空軍の秘密作戦の全貌がいま、明かされた。
 (並木書房刊、1800円プラス税)



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田中正明『南京事件の総括』(小学館文庫)
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 南京攻略から70周年。嘘がいまも世界を闊歩している。
 国民党が外国人ジャーナリストを駆使して、嘘の宣伝を世界に流した。それが南京の虚報の原型だった。
 南京大虐殺はなかった、と主張し続けた田中氏は正義の人。パール判事の『日本無罪論』を最初に紹介した功績もある。
昨年天寿を全うされたが、なくなる前まで情熱的に歴史の真実を説かれ続けた。戦前、松井岩根大将の秘書をつとめ、蒋介石との会見にも立ち会った。
 そもそも当時の人口が20万人。日本軍が南京に入城するや「南京市民」は歓迎の旗を振って迎えた。国民党の虐政は、ほとほと愛想をつかされていた。
 30万人とは数学的にも根拠のないでっち上げ数字である。
 本書は何回か刊行された原書を編集し直して文庫にしたもので、解説を櫻井よし子氏が書いている。



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西岡力『よくわかる慰安婦問題』(草思社)
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 従軍慰安婦はなかった。「慰安婦」はいたが、軍とは無関係で、業者やインチキ女衒が娘を騙して連れてきた例はあったかも知れない。「強制連行」による売春の強要を日本軍がしたことはなかった。
 世界で一番礼儀正しく、秩序を重んじた日本軍は同時に誇りをむねとし、皇軍兵士としての自信を背にして邪悪な悪魔と立ち向かった。
 ところが強制連行があったと嘘をいう人々が現れ、外務省は「広義の強制」なるものを発明し、日本人弁護士が慰安婦問題を国連に持ち込み、ついにはマイクホンダの暗躍によって「姓奴隷」などの出鱈目なイメージがまたも復活した。
 この重大深刻な局面に対処しようともせず、その場逃れの謝罪で逃れようとして、「河野談話」「村山談話」が産まれた。
 元慰安婦を検証した結果、東京で家が五軒もかえるほどの貯金をしていたのが民間の「慰安婦」たちで、軍人の月給の五倍十倍はザラだった。
 かくして嘘の固まりをひとつひとつ証拠をあげて西岡氏は虚像、政治プロパガンダの嘘を撃破していく。
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<<<< 台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)のお知らせ >>>>>

【日 時】 7月13日(金)午後5時45分〜8時00分
【場 所】 文京シビック3F 第一会議室(TEL:03-5803-1100)
      (アクセス JR「水道橋駅」徒歩10分、都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分、東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分)。
【参加費】 会員500円 一般1000円
【懇親会】 閉会後、会場付近にて。(会費3000円、学生1000円)

 講師   梶山憲一氏(「まどか出版」編集長・『な〜るほど・ザ・台湾』前編集長)
演題   「日本人と台湾――台湾おたくの系譜」
日本人は、なぜ台湾を好きになるのか? 日本統治時代から現代まで、台湾を愛した日本人たちを訊ねながら、また自らの「台湾おたく」ぶりを振り返りつつ、日本と台湾との関わりを考えていく。
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(かじやま・けんいち)早稲田大学卒業。書籍・雑誌編集者。編集に携わった書籍
に『故宮博物院』全15巻(NHK出版)など。現在、まどか出版編集長。1991年、石田
浩・関西大学教授(故人)を会長として台湾文化研究会を立ち上げ、92年、仲間とと
もに季刊台湾専門誌『ふぉるもさ』を創刊。書籍編集に従事する傍ら、台湾に関する
記事を書籍や雑誌に発表する。2003年4月〜06年9月まで、月刊『な〜るほど・ザ・
台湾』編集長。現在、同誌顧問。執筆した書籍に『ワールド・カルチャーガイド10
台湾』(トラベルジャーナル社)など。また、『目で見る世界の国々64 台湾』メア
リー・M・ロジャース著(国土社)など、英語や中国語からの翻訳書もある。台湾研究
フォーラム運営委員、新日台交流の会世話人、日本李登輝友の会理事。
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【問合せ】 090−4138−6397
【申込み】taiwan_kenkyu_forum@yahoo.co.jp
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<< 宮崎正弘の新刊 >>
 『世界新資源戦争』
 世界の新しい資源地図を精密な地図を附録に、資源戦争の実態を網羅。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4484072181/ref=pe_pe_2102_5114352_pe_snp_181
(アマゾンの発注は上記サイトへ ↑ 全国主要書店、一斉発売中)
定価1680円(阪急コミュニケーションズ刊)。

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<< 宮崎正弘のロングセラーズ >>
 『2008 世界大動乱の予兆』 (並木書房、1680円)
『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
 『拉致』(徳間文庫)
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宮崎正弘の新ホームページ http://miyazaki.xii.jp/
 ♪ ( 新ウェブサイトに移転しております ↑)
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http://www.melma.com/backnumber_45206/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
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  • 私の上司は大丈夫かな?2007/07/09

    国益優先と思って徹夜で仕事をして、上司に書類を渡したら敵国に売られていた。今回の緒方元公安調査庁長官や土屋弁護士の悪行は悪い冗談です。まさにごくろうさん。官民問わず、一度管理職以上の在日や部落出身者を暴いて公にさらしたほうがよいと思います。ここは日本で日本人のための公務員、会社経営なのに、なんでできないのでしょうね。

  • 私の上司は大丈夫かな?2007/07/09

    国益優先と思って徹夜で仕事をして、上司に書類を渡したら敵国に売られていた。今回の緒方元公安調査庁長官や土屋弁護士の悪行は悪い冗談です。まさにごくろうさん。官民問わず、一度管理職以上の在日や部落出身者を暴いて公にさらしたほうがよいと思います。ここは日本で日本人のための公務員、会社経営なのに、なんでできないのでしょうね。

  • 名無し2007/07/08

    迷惑メール防止サービスを頼んだら宮崎先生のメルマガがブロックされました。他の愛国的なメルマガもブロックされています。これでは言論弾圧です。プロバイダーに抗議しましょう。

  • 金融不動産官僚メディアだけでなく、農業漁業もまずいですぞ2007/07/07

    アイ○イとかイ○ングループなど大手スーパーでは相変わらず中国産のウナギや野菜が。

    食糧自給率を上げないと本当にまずいですね。



    農家以外が農業をできない、やりずらい今の法律は、

    農薬をわざわざ輸入しているJAや農林水産省も敵国のスパイだらけなのでしょうか。

    農地改革も小作人解放とは名ばかりで、在日、部落による戦後第二の占領です。



    漁業も北海道の根室などここは日本かと思うぐらいロシア人やヤクザだらけです。

    そしてロシア語の看板だらけ。



    日本人はなんとかして国賊の国籍と行動を把握しなくてはいけません。

    宮崎先生のように、我々いち日本人も、まず毎日の積み重ねで事実を伝えていくことですね。



    しかし一連の不祥事や国政の不安定さは、

    「草」として戦後代々潜伏していたスパイが日本の中枢に要職としてついている証拠ですね。



    不法占拠後、「名前だけ日本人の地主」が今や政治家の後援会、

    銀行や大学、大手企業の役員です。



    これからも宮崎先生の活躍が必要です。

    若者の多くに保守本流が目覚めてきている、この流れを邪魔させてはいけませんね。

    陰ながら応援致します。

  • 名無しさん2007/07/07

    日本政府は何故支那のゴミの海洋投棄に厳重な抗議をしないのでしょうか。被害が甚大になってからでは、対応に苦慮するのは、過去の公害問題で学習している筈なのですが。支那には結局自分にも回ってくるのだということは理解できないでしょうから、ODAを初めとする援助金等を一切削除すればいいのにと思います。