国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2007/06/14


●小誌総発行部数800万部突破(8045667部、6月13日)!

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 6月14日(木曜日)  
通巻第1835号  
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「中国の抗日記念館から不当な写真の撤去を求める国会議員の会」が発足


「百人斬り訴訟を支援する会」は全国各地で「中国南京大虐殺記念館の向井・野田両少尉の写真撤去に関する請願」署名活動を展開してきた。
「南京大虐殺記念館に展示されている向井・野田両少尉の写真を速やかに撤去させること」「中国各地にある抗日記念館の展示内容を精査し、事実誤認を速やかに訂正させること」を主旨にした署名は七万名。
さて「中国の抗日記念館から不当な写真の撤去を求める国会議員の会」が発足した。
6月13日(水)午前11時から衆議院第1議員会館(第4会議室)において設立総会が開催され、「署名」が積み上げられた。自民党・国民新党・無所属の超党派による議員連盟である。
百人斬り訴訟主任弁護人の稲田朋美弁護士が、衆議院議員としての立場で事務局の責任者に就任した。
司会を稲田衆議院議員がつとめ、発起人を代表して平沼赳夫衆議院議員が挨拶、会則承認と役員選出が続いた。
国民運動に関しては「百人斬り訴訟を支援する会」の阿羅健一会長が説明し、補足説明を清水明彦理事。外務省の審議官が、我が国と中国(中華人民共和国)との関係について説明した。
総会終了の後に記者会見。平沼会長と稲田事務局長が会場に残り、懇切丁寧に対応した。
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「中国の抗日記念館から不当な写真の撤去を求める国会議員の会」役員
会長 平沼赳夫
顧問  町村信孝、中川昭一、亀井静香、島村宜伸、玉澤徳一郎、泉  信也
副会長   古屋圭司、今津 寛、西村真悟、中川義雄、 亀井郁夫
 幹事長   萩生田光一
会計監査  西川京子、 戸井田とおる
事務局長  稲田朋美

   ◎み◎や○宮◎崎○ざ◎き◎○ま◎さ◎正◎弘◎ひ◎ろ○
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宮崎正弘のHPが全面更新されています。
http://miyazaki.xii.jp/
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(読者の声1) 産経新聞に李登輝さんの「芭蕉の足跡」をたどった紀行文を随行記者(長谷川周人産経台北支局長)が書いていますが、6月13日付けで、「李登輝前総統は瑞巌寺(宮城県松島町)を訪れた後、日本三景として知られる松島の海景色を一望して、感慨深げにぽつり漏らした。『やっぱり西湖より美しいなぁ』。西湖とは中国浙江省杭州市にある景勝の地で、三百数十年前に、磯伝いに舟で松島にたどり着いた芭蕉もやはり、西湖と松島を比較している。「抑(そもそも)ことふりにたれど、松島は扶桑第一の好風にして、凡(およそ)洞庭、西湖を恥じず」
 と芭蕉も書き残しています。
この「洞庭湖や西湖にもひけをとらない」と比喩し、李登輝さんは「西湖より美しい」と賞賛したけれど、李総統も芭蕉も「杭州を訪れた記録」はない、としています。
訪れたことがなくても比喩するのは当然と思いますが、宮崎さんは、両方見られました。感想は如何に?
     (JD生、仙台)


(宮崎正弘のコメント) この場合の西湖は杭州のそれでしょうし、洞庭湖は湖北から湖南の巨大な湖を指しています。
 楚の政治家で「楚辞」で有名な屈原が飛び込んだ洞庭湖の泪羅(べきら)は、当時、湖面が澄明で水が綺麗で、滔々と流れていた。二千数百年まえのことです。
 いまや洞庭湖って、アラル海のごとく汚染され、湖水は干しあがった部分がおよそ三分の一。
 長沙からバスで二時間、泪羅へ行ってみて驚きました。茶褐色の川は水量少なく、また屈原の詩林など、観光客のすくないこと! 
清廉な政治家は見向きもされていないのでしょうか。
西湖も現在は公害汚染で見る影もない汚い湖。
蒋介石の西湖の別荘は、その後、毛沢東が取り上げ、いまはリゾートホテルになっていますが、観光客が専ら関心があるのは湖畔の印鑑屋くらいでしょ。
 詩を詠む風情はまったくありません。無錫から蘇州にかけての風光明媚も、塵芥、黄砂、湖面は毒と蒼藻に冒され、異臭を放っています。
 浪漫の産まれる余地は皆無に近いのでは?
 で、そうそう芭蕉の時代から中国の名勝の名前と評判は日本にも伝わっていたのでしょう。それを比喩し、李登輝さんは「奥の細道」に二重に引っかけての比喩です。

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(((((((((((( 葉菊蘭 前高雄市市長が来日 ))))))))))

講演会のお知らせ

 台湾民主建国に決定的な影響を及ばしたもっとも壮絶な事件は、1989年鄭南榕氏の身を包んだ炎であった。
その炎が照らした独立建国の道に邁進すべき民進党は徐々に元来の理想を失いように見え、目先の政治闘争に明け暮れている。ただ一人の女性政治家がこの魑魅魍魎の世界に清らかに佇んでいる。
台湾建国運動の凄絶な悲劇と不屈な闘争の両面を持っている象徴的な人物、独裁政権に抗議した焔で夫君の鄭南榕氏を失った葉菊蘭さんである。
 彼女は民進党に身を置きながらも夫君の遺志を継いで台湾独立の灯火を守ってくれると皆の期待と尊敬を一身に集めている。
2008年の副総統候補にも名が上げられている葉菊蘭さんが今後台湾の針路に大きな役割を果たしてゆくことは想像するまでもない。
 清楚で柔らかな口調の彼女からは政治理念、日台関係に対する見解、台湾の国家像、などにとどまらず、理想的な台湾女性像のしなやかさと強靭さを伺うこともできると思われる。

【とき】  7月8日(日) 午後3時半(3時より受付)
             午後6時半より懇親会
【ところ】 ホテルオークラ東京 平安の間
      (港区虎ノ門2-10-4)TEL:03−3224−6700
    銀座線「虎ノ門駅」、日比谷線「神谷町駅」、南北線・銀座線「溜池山王駅」)
【演題】「現代台湾人的歴史使命」(日本語通訳 林建良) 
 
【葉菊蘭女史の略歴】苗栗県銅鑼郷出身。輔仁大学法律学部卒。元交通部長、元行政院副院長、元高雄市代理市長。
1989年、独立運動家であり夫の鄭南榕氏が、国民党政府の言論の自由に対する弾圧への抗議から焼身自殺した。その後立法委員選挙に立候補し当選。90〜00年立法委員。90〜00年 立法院内政、外交、司法委員会召集委員。95年民進党立法院党団召集人。96年民進党総統候補彭明敏選挙対策本部総幹事。交通部長や行政院客家委員会主任委員、行政院副院長(副首相)などを歴任した。
2005年9月、女性としては初めてとなる直轄市の代理市長となった。 
【会費】 講演会 1000円(学生無料)
     懇親会 10000円(懇親会参加者は講演会会費を免除)
【主催】日本台湾医師連合
【共催】日本台医人協会、日本李登輝友の会、在日台湾同郷会、在日台湾婦女会、台湾研究フォーラム
申し込み先(7月4日まで)蕭悧悧(しょう りり)常務理事まで
 FAX  0297-45-6750   メール tcy628@hotamail.com
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(サイト情報)米国国務省「人身売買監視対策室」の「2007年人身売買報告書 (Trafficking in Persons Report)」報告書。
これは人身売買撲滅に対する世界各国の取り組みをまとめたもので世界164カ国を人身売買の摘発や防止の度合いにより4段階に格付けしており、日本は上から2番目の「第2階層」と位置づけられています。
日本政府の取り組みについては、「人身売買撲滅のための最低基準を十分には満たしていないが、緩やかな改善がみられる」と的はずれの報告もある。
(1)2007年人身売買報告書全文 (英文)
Victims of Trafficking and Violence Protection Act of 2000: Trafficking in Persons Report 2007、Department of State、June 12, 2007
http://www.state.gov/g/tip/rls/tiprpt/2007/
(2)ライス国務長官の声明
 http://www.state.gov/secretary/rm/2007/06/86323.htm
(3)レイゴン大使のインタビュー
 http://www.state.gov/g/tip/rls/rm/07/86306.htm
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(休刊のお知らせ) 小誌は17日から19日を休刊します。地方講演旅行のため。
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<< 宮崎正弘の近刊予告 >>
 『世界新資源戦争――中国、ロシアが狙う新・覇権』
 世界の新しい資源地図を精密な地図を附録に、資源戦争の実態を網羅。
(30日に全国主要書店、一斉発売、定価1680円。阪急コミュニケーションズ刊)。

<< 宮崎正弘のロングセラーズ >>
 『2008 世界大動乱の予兆』 (並木書房、1680円)
 http://www.namiki-shobo.co.jp/

『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
http://www.tokuma.jp/ta_search_results?ta=author&word=%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E6%AD%A3%E5%BC%98&searchButton.x=37&searchButton.y=9

 『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
 『中国よ、反日ありがとう』(清流出版)
 『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)
 『拉致』(徳間文庫)
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宮崎正弘の新ホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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