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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:5/24



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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 5月24日(木曜日)   
通巻第1806号  
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

米国議会は「反日決議」より中国のダルフール虐殺支援批判決議が優先
 マイク・ホンダらの思惑に狂い。
****************************************
 
 「中国の代理人」と言われている、マイク・ホンダ議員が持ち歩いていた陰謀、日本への「慰安婦問題に関する対日非難決議案」は、6月以降に採決が先送りされる見通しとなった。

決議案を率先していたホンダ議員(民主党)は早急な採決を目指していたが、ラントス委員長(民主党)は安倍首相訪米により、「日本との関係に配慮した」(議会関係者)という。
また下院議長のペロシ女史は人権問題に敏感で、過去のことより、現在進行形の人権抑圧を問題視している。

米国連邦下院議会は同時に、虐殺のつづくダルフール紛争に関して、スーダン独裁政権に肩入れする中国に「虐殺防止のためのスーダンへの影響力行使を求める決議案」を提出している。こちらのほうが優先される。
蛇足ながら、先の安倍首相の訪米、ワシントンの新聞記事にならなかった。
 驚くなかれ、ニューヨークタイムズにも訪米の記事がない。

  ◎○◎みや○◎○ざき◎◎○まさ◎○◎ひろ◎◎○
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(読者の声1) 『週刊新潮』(5月24日号)の高山正之氏のコラムによりますと、「南京虐殺記念館はただいま「改修のため休館」でしばらく休館を続けて、70周年を形だけの行事をおこない、それで済ます」と書いてあります。バージョンアップのための改修ではなく、休館の口実ための改修であるようなニュアンスです。もう中国は反日をやめたいらしいんですが、ほんとうなんでしょうか?
(NY生、品川)


(宮崎正弘のコメント)これは高山さんの感性と言語上の比喩でしょう。中国においては政治ゲームのコマとしても、「反日」は止まないでしょうし、記念館の規模は三倍になります。
問題は反日激昂絶頂時の三倍予算化と反日暴動が納まった頃のタイムラグがあり、そのために「休館」しており、政治戦術としての休館は、これからも屡々起きうる、ということでしょうね。



   ♪
(読者の声2)「ノンフィクションにフィクションを書いてはいけないと思っているんですが読者に楽しんでいただこうと思うと、つい書いてしまうんですよ」
 これは或る保守系言論誌6月号の中で、インタビューに応えての鳥居民氏のコメントです。
私は5月14日付け貴誌第1796号(読者の声4)の中で『近衛文麿「黙」して死す』をとり上げて次のように書きました。

「・・はずである」、「・・は間違いない」、「おそらく・・のであろう」が随所にみられ、それらを前提に論がすすめられ「・・である」、「だった」の結論に至ります。スリリングな展開はサスペンス的です。サスペンス調歴史談といったところでしょうか。

書綴の埃が立ち上がる中から書き起こされた同書や『昭和二十年』には、限界を感じます。資料からだけ得た情報の限界です。偏頗なものに傾きがちです。事件の現場を踏み、関係者を巡り、他の研究者・専門家と論議をし、それらを積み重ねて片翼とすることも必要なのではないでしょうか。
自身の揣摩臆測を洞察力と勘違いし、事柄を繋いで、更に「フィクション」まで混ぜ込んでしまうのであれば、それは紛ことなき、「歴史談義」です。
鳥居氏は資料の渉猟、読み込みを一所懸命しています。
高松宮日記・岩佐凱実の回想録・寺崎太郎を繋げて、田中清玄が語っていた貞明皇后と玄峰和尚の遣り取りの裏取りが出来た歓びをインタビューの中で語っています。 が、しかし推測だけでなく「フィクション」まで入れ込むのは、如何なものでしょう。同氏の書き物を愛読している私は、事実として書き込まれている部分や引用文だけ頭に入れるようにしています。
全体をそのまま受け容れるか、ある部分に止めるかは、それぞれの読者に委ねられています。
     (有楽生)


(宮崎正弘のコメント) お話に出た田中清玄氏のこと。かれも東大新人会で、マルクス・ボーイで、火炎瓶を投げていた。小生も生前、三回ほど会っておりますが、本人が回想する体験談はともかく、ご先祖をかたる際の、氏の伝記には伝聞箇所が多く、歴史的事実としての誤認が二十数カ所におよびます。


      ○◎みや○◎○ざき◎◎○○まさ◎○ひろ◎○
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(休刊のお知らせ)小誌は5月28日付けが休刊の予定です。
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     ♪
<< 宮崎正弘の近刊予告 >>
 『世界資源戦争地図――資源覇権を狙う中国,ロシア』(6月下旬頃。予価1600円。阪急コミュニケーションズ刊)。

     ♪ ♪
<< 宮崎正弘のロングセラーズ >>
 『2008 世界大動乱の予兆』 (並木書房、1680円)
『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
 『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
http://shinshomap.info/book/4569646204_image.html
 『中国よ、反日ありがとう』(清流出版)
 『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)
 『拉致』(徳間文庫)
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
  ◎○◎みや○◎○ざき◎◎○◎○◎○まさ◎◎○◎○ひろ◎○◎
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◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

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