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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:5/15



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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 5月15日(火曜日)  
通巻第1797号  
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 ナイジェリアの油田へゲリラ攻撃が激化
    石油価格、まもなく再暴騰の気配がただよってきた
****************************************

 シェブロンはナイジェリアから逃げの構え、原油サイトは半年にわたって操業を停止している。シェブロンの現場は一日57000バーレル。

 誘拐が激しくエンジニアの宿舎を武装しているイタリアのENIのサイトでは一日98000バーレル。
 いずれも操業中断に追い込まれている。

 ナイジェリア全体の原油生産は一日百万バーレルだった。もっか、半分の一日50万バーレルが輸出されている。

 オバサンジョ大統領は石油権益を出身部族で独占し、権力はもちろん腐敗し、石油収入の多くを福祉に回さないで10億ドルの武器を米国やイスラエルから買った。

 武装勢力は「ナイジェリア・デルタ解放運動」(MEND)。
 デルタは七万平方キロに拡がる河川、密林、細流、沼地。まったく、この厄介な泥濘河口周辺にナイジェリアの原油サイトが密集しているのだ。

 ゲリラが目標としてのは外国企業の石油基地およびパイプライン。 破壊し、エンジニアを誘拐し、さっと沼地の茂みから細流へ逃げ込む。
 米国は沿岸警備艇などをナイジェリアに供与したが、一向に埒があかない。そればかりか、過去一年で外国人エンジニアの誘拐が96件、大統領選挙(4月21日)直後から、この三週間だけで29人。巨大な身代金を支払って開放されて人質が16人。

 MENDは、「次期大統領が誰になろうと戦闘行為はやめない」と宣言している。


 大統領就任式(5月29日)はテロに襲われる可能性が高いとされ、しかし現政権は有効な手だてがない。

周辺諸国の赤道ギニア、ガボン、アンゴラ、カメルーン、コンゴなども同様に外国企業の原油生産基地が襲撃される懼れがきわめて高くなった。

 この危険地域から欧米メジャーは撤退するか、米軍がアフリカ司令部を置くまで操業停止にするか。 しかしながら、この危険地帯へ勇躍進出をつづけるのが中国である。

 原油代金、また暴騰の季節?

 ○◎◎宮○◎崎◎◎正◎○◎弘◎○◎
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(読者の声1) 過日の宮崎さんも御出演のチャンネル桜の「報道ワイド日本」、拝見いたしました。
それにしてもいつもながら先生の細部に渡る大陸取材には大変感心します。印象深かったのは支那の取材先の繁華街の女性達に、「あなたの人生の目的は?」と先生が問われて「支那を出ること」と彼女達が答えたというくだりです。
何処かで聞いたようなセリフ…。あ、そうだ!韓国人もアンケ−トで同じこと答えていたな、と。
自分の国を好きになれず、国外へ出るのが目的なんて…異常です。
日本と日本人って特定国とは違うっていう感情が良く分かり、他方で支那と韓国のいびつな国家主導の反日国家主義を嫌っている国民感情は意外でした。こういうところを外交で攻めれば、かの国は攻略しやすいのでは…と思いました。
ところで先生ご出演の前に水島社長が先生ご指摘の米広告代理店の話に及び、それについてか書かれた本(著者、題名失念)も示しながら、湾岸戦争、ユ−ゴ紛争もこの広告代理店が黒幕であったと喝破されていました。
私にとっては青天の霹靂で、まさかあのセルビアのミロシャビッチが広告代理店によって大悪人に仕立て上げられていたとは…と驚きました。
当然、水曜日配信のメルマガ1793号にある通り、「その広告代理店と中国の政府機関の代理人が契約」、「反日キャンペーン」をはらせている疑惑が浮かんだ。」
など、とんでもないことです。
そしてそれは支那中共なら十分あり売ることです。
まさに国難であり、先祖、創祖に対するシナと米広告屋による大変な冒涜に他なりませんね。それにしてもこの、米の広告代理店もユダヤ系でしょうか?
   (FD生、新潟)


(宮崎正弘のコメント) 御懸念は当たります。ルーダー・フィン社のCEOはユダヤ系です。
 これに関しては次号の『WILL』に詳細を書きます。 いまやっと原稿を書き終えました。

 さて中国の女性たちの人生観は、想像を絶するほどの国際性を持っていますよ。香港の離婚率、ご存じないでしょうが50%。上海の離婚率、まもなく33%になります。
 中国の若者の人生観に革命に近いことが起きております。 この世代が「反日」?  あれは娯楽に過ぎません。



  ♪
(読者の声2) 先週、西安のも寄られて西安事件現場を御覧になった旨、旅行紀行で拝読しましたが、さて蒋介石が泊まっていたというと「五間庁」ですか。
その時の弾痕がそのままのガラス窓があるそうですね。事件の当事者は何もしゃべらず、書き残さず墓に潜ったり、剥製の晒し者になってしまいました。
残るは、毛沢東に蒋介石を殺さずに国共合作を指示したソ連の機密文書だけ。歴史の大転換点で起こった事実は何だったんでしょう。
   (HN生、品川)


(宮崎正弘のコメント) 西安事件の現場は、いまや観光名所となった、かの「華清池」のなかにあります。日本人観光客は楊貴妃の白亜の像にうっとりとして、彼女のつかったという風呂場を見学し、ほぼそのあたりで、興味を失うようです。
 台湾からの観光客は、それから「五軒庁」へ行き、蒋介石の寝室跡なんぞを熱心に見ております。
 事件の弾痕は「ガラムケース」に納まっていますが、それより、事件がおきてから三時間、蒋介石は絶壁をかけのぼって洞窟に隠れていた。そこまで登攀するのも急な崖です。
 蒋介石を殺そうとして息せき切った毛沢東、周恩来でしたが、スターリンが「生かせ」と命令を出して、蒋介石は、宋美齢がはこんできた身代金とともに救われます。そういう歴史的事件が嘘のように、華清池で毎晩行われているのは歌謡ショー。
 嘘みたい話でしょう?

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(お知らせ1)5月19日(土曜日)のスカイバーフェクト「桜チャンネル」の特別番組「討論闘論倒論」(三時間スペシャル)に、宮崎正弘が出演します。ネット上のビデオでも再放送を予定。 
(お知らせ2)地方講演のため5月17日、小誌は休刊します。
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 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
 『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
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 『中国よ、反日ありがとう』(清流出版)
 『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)
 『拉致』(徳間文庫)
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

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