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 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:5/11



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 5月11日(金曜日)   
通巻 第1795号  
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

(HPにミャンマー紀行をアップしました)
http://miyazaki.xii.jp/

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 日本の経済使節団が帰るや否や、プーチンがカザフスタン入り
    「核燃料銀行」を提唱し、こんどは「ウランのカルテル」を形成へ
***************************************

 抜け駆け、裏切り、意表をつく行動。
 今度はカザフスタンへプーチン・ロシア大統領が現れて、ウランのカルテルつくりを提唱した。

 ウラン生産でカザフスタンが世界第二位の位置にあることは最近知られるようになった。
 世界中で原発建設ラッシュが続いている。
原料のウラン払底、価格は十五倍に跳ねあがり、くわえてウラン最大の産出国であるオーストラリアの鉱山で水被害のため生産が半減、ますますウランが払底してきた。
 「数年以内にカザフスタンが世界最大のウラン生産国になるだろう」(専門筋)。

 日本は甘利経済大臣以下の大使節団が、様々な援助、プロジェクト商談の土産を抱えて、黄金週間を利用してカザフスタンへ詣でた。

入れ替わり、“プーチン資源株式会社”総帥のプーチンは9日からカザフスタンを訪問し、シベリアのアンガルスクに濃縮ウラン銀行を合弁で設立する覚え書きに調印した(ワシントンタイムズ、5月9日付け)。

これは米国エネルギー省が提唱している「世界核燃料パートナーシップ」(GNEP)への真っ向からの挑戦でもある。

 日本はあんぐりと口を開けて呆れるばかりだが、 2015年に原発15基体制をいそぐ中国が、この報道にもっとも慌てたかも知れない。
 
   ○◎◎宮○◎崎◎◎正◎○◎弘◎○◎
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(読者の声1) 「ボストン・グローブ」の社説を取り上げた先生のメルマガを「よし!やった」と大袈裟に言えば小躍りして読みました。
 同紙が書いたスーダン、ミャンマー、ウズベクなどにおける中国の仕業は、更に遡って中共建国以来の歴史を見ればチベット、ウイグル、モンゴルの略奪編入、そして台湾、沖縄に触手を伸ばす所業からも、単にエネルギー戦略などというより侵略拡張の体質そのものであり、中華思想がその根底にあります。
しかるに世界のマスメディアは、この中国の本質的な危険を真っ向から取り上げるのをためらってきたのです。
ボストン・グローブのような有力紙が正面から中国非難の論説を掲げたことによって、これが突破口となって各国メディアが中国批判の一斉砲火を放つことにつながるといいのですが。
我が日本メディアは依然足がすくんで動かないでしょうが。
 李登輝さん、第一回後藤新平賞の受賞。この発表までには入念な日台間の打ち合わせがあったでしょうが、中共はもとより日本外務省がまた妨害に出てこないか心配です。
     ( HS生、豊橋)


(宮崎正弘のコメント) 中国としては、欧米からの非難を回避するために、ますます日本批判をすり替えの道具に使ってくるでしょう。
 だが、文革のときのように大衆動員をして強制的に学習会に参加させて洗脳するというプロセスは、いまや無理。あの洗脳教育は利いていない。
その証拠が一昨年の反日デモに一万人前後しか集まらない事実からも推察できます。
 かわりにもっと洗練された映像による洗脳という選択肢を採用して南京、東京裁判などの映画つくりに余念がないというわけです。



  ♪
(読者の声2) 中国の記事情報を見ていつも不可思議でならないことがありますが、なぜなのか教えてください。 
中国の政治基盤は、共産党政権であり、社会主義国家であるはずですが、なんであんなに不平等な現実が存在し続くのでしょうか?  とくに貧富の差が著しく、また富者の常識はずれの贅沢を、よくも国民はじっと見つめとうしているのでしょうか? 
 これがわかりません。 
また、昨今の中国の環境破壊の公害を世界的に撒き散らしている現状は、黙ってみていていいのでしょうか? 
後世の子々孫々のために、いまこそ中国の為政者に目覚めてもらいたいのですが、いい方法がありませんか? 
(HK生)


(宮崎正弘のコメント) 中国は「国家」なるものが幻影でしかなく、実態としてあるのは王朝です。その王朝の支配の強弱であって、皇帝と傭兵と奴隷しかいない社会です。
 革命後の中国も又「共産党王朝」が存在しているだけで、社会主義なるスローガンは建前、国家としての行政組織は末端までなくても、共産党の細胞は末端まで行き届き人民を支配している。
 この基本構造がある限り、貧富の差が解消されるような政治はあり得ないでしょう。
 よい方法? 4500年、あの国によい政治はありません。
 魯迅は言いました。「革命 革革命 革革革命」



    ♪
(読者の声3) 一週間ほど前から、不本意ながら、貴国際ニュースが上述にはまり込み読めないのです。
それから抜ける方法を教えてください。
(一読者)


(宮崎正弘のコメント) どなたか、技術に強い読者の方、御教示ください。

      ◎
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◎ 李登輝前総統、5月30日来日が内定!
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(お知らせ)
日本李登輝友の会青年部主催 講演会
  「より深く台湾を楽しむために 現地在住ライターの取材秘話」
       片倉佳史さんが語る・・・
★台湾を知るためのファーストクラス!
★著書販売・サイン会あり!
【日 時】 5月19日(土)午後6時30分〜8時30分(開場6時15分)
【場 所】 文京シビックセンター5F 区民会議室(TEL:03-5803-1100)
       JR「水道橋駅」徒歩10分
       都営三田線・大江戸線「春日駅」直結
      東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」直結
【参加費】 日本李登輝友の会会員500円(当日入会可) 一般1000円
【申込み】 5月17日まで(定員60名・先着順、定員到達時点で締切らせていただきます)。
       E-mail:  ritouki−japan@jeans.ocn.ne.jp
       FAX : 03−5211−8810
【問合せ】 日本李登輝友の会 事務局 03-5211-8838
  ♪
片倉佳史(かたくらよしふみ) 1969年12月神奈川県生まれ。早稲田大学教育学部教育学科卒業。1997年より台湾と関わる。台湾に残る日本統治時代の遺構を訪ね歩き、日台の歴史的関わりについて取材と調査を続ける。現在、地理、歴史、グルメ、温泉、鉄道などのジャンルで執筆活動を展開。著書に『旅の指さし会話帳・台湾』(情報センター出版局)、『観光コースでない台湾』(高文研)、『台湾日本統治時代の歴史遺産を歩く』(戎光祥出版)のほか、『まっぷるマガジン台湾』や『新個人旅行・台湾』(昭文社)など、これまでに手がけてきたガイドブックは20冊を数える。今年4月には『台湾新幹線で行く台南・高雄の旅』(まどか出版)を刊行。
ウェブサイト台湾特捜百貨店 (http://katakura.net/)を主宰。
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       ◎○◎○◎○◎
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(サイト情報)<<A>>チェイニー副大統領は、5月9日にイラクのバグダッドを電撃訪問した。宗派間の対立解消やイラク国内の治安回復についてマリキ首相をはじめとするイラク政府首脳と会談。チェイニー副大統領はこの後、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト、ヨルダンを訪問。
(1)チェイニー副大統領の会見内容
 http://www.whitehouse.gov/news/releases/2007/05/20070509-5.html
(2)Vice President Cheney Travels to Iraq, Meets with Iraqi Prime Minister Nouri Al-Maliki 、Baghdad, Iraq 、Office of the Vice President, May 9, 2007
http://www.whitehouse.gov/news/releases/2007/05/20070509.html
(3)国務省国際情報プログラム局による解説記事
http://usinfo.state.gov/xarchives/display.html?p=washfile-english&y=2007&m=May&x=20070509144706dmslahrellek1.575869e-02

<<B>> ヨーロッパ復興計画、マーシャルプランが提案されて6月で60周年を迎える。米国務省国際情報プログラム局はマーシャルプランの概要や歴史をまとめた出版物とウェブページを公開した。
(1)マーシャル国務長官が1947年6月5日にハーバード大学で行った演説の骨子、専門家の解説記事、文献リストなどを含むオンライン出版物の全文
 http://usinfo.state.gov/products/pubs/marshallplan/index.html
(2)マーシャルプラン60周年を記念する特別ページ
 http://usinfo.state.gov/eur/europe_eurasia/marshall_plan_60th.html
(3)マーシャルプランの歴史や後世に与えた影響などを紹介する展示
 http://www.state.gov/r/pa/dc/exhib/mp/
     ◎ ▽  ◎ ▽  ◎ ▽ ◎
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     ♪
<< 宮崎正弘の近刊 >>
 『2008 世界大動乱の予兆』 (並木書房、1680円)
http://www.namiki-shobo.co.jp/

     ♪ ♪
 << 宮崎正弘のロングセラーズ >>
『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
 『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
http://shinshomap.info/book/4569646204_image.html
♪ ♪ ♪
 『中国よ、反日ありがとう』(清流出版)
 『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)
 『拉致』(徳間文庫)
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

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