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 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:3/30



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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 3月30日(金曜日)   
通巻第1755号  
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  あの長江が干上がる? 水危機最悪の状態になった中国
   中国最大の湖「洞庭湖」は半分の湖水面積が消えている
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黄河の17倍の水量がある、とされてきた長江が干魃の危機に晒されている。三峡ダムの悪影響も遠因だが、天然災害というより人災の側面が強い。乱開発で湖面が干しあがったアラル海のごとし、という。
当局は「外来種の侵入、汚染、貯水、気候の温暖化等が河流の生態環境に脅威を与えている4大元凶である」と分析している。

湖北省沙市の水位は過去142年間で最低の記録と更新した。
昨年、重慶は半世紀ぶりに干魃に見舞われた。増水期にさえ、上流から水が流れてこず、昨年八月には宜昌、枝城、沙市、石首などで最低の水位が観測されたという。また江西省でも半世紀ぶりに最低水位を記録した。
中国最大の洞庭湖は、過去30年で最低の水位、すでに三分の一前後の湖面が失われ、湿地帯、汚染土壌に複合的汚染が拡がっている。

最大の淡水湖、鄱陽湖も史上最悪の低水位。水源確保どころではなく、夏に最悪の水不足に陥るだろう、と危機が予測されている。

北京の水瓶といわれる「密雲湖」を見に行ったことがあるが湖底が見えた。北京オリンピックを控えて、首都の人々は水確保が先決、マンション探しは次の話ではないのか。
       ○○○○○
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   ♪
(読者の声1) 中国政府は先の全人代で、2010年就航をメドに4万8千トン級・通常空母一隻を建造し、これに中国自主開発の新型戦闘爆撃機「殲−1」50機を載せ、東シナ海を遊弋させる旨、示唆しました。
また韓国紙ハンギョレ新聞によると、2020年就航をメドに9万5千トン級・原子力空母一隻(同機100機以上搭載可能)の造艦計画があるそうです。
これは日米の安全にとって、由々しき大問題です。宮崎先生の筆誅を望みます。
(Anonymous Person。無名氏)


(宮崎正弘のコメント) たしかに由々しき状況です。しかし、旧ソ連がつくった空母四隻、結局稼働せず、です。いま大連で艤装されている空母は、その旧ソ連の「バリヤーグ」を鉄の塊として買ってきたもの。動くのか、どうか。
 イギリスとフランスの空母は軽空母。結局、戦艦大和のような航空母艦をつくる技術は米国と日本にしかない、ということです。「殲―10」型ジェット戦闘機はイスラエルの技術ですが、部品がバラバラ、本国では生産中止ですから、大量生産には疑問が残ります。
 中国の軍事的脅威は張り子の虎の部分と実態、その本当の実力を見極める必要があります。



    ♪
(読者の声2) 故アイリス・チャン関連の記事があります。
 一つ目の記事はSARSがアウトブレークした2003年、中国からの留学生を「隔離」したUCバークレーを批判しつつ、911以降のアメリカをチャイナマン差別吹き荒れる19世紀と同一視した記事です。
この記事に対する投書を幾つか見ましたが、どれもアイリスに批判的でありました。
 2つ目は例のニコラス・クリストフ記者の記事。
内容に引っかかるところもありますが、南京大虐殺30万人はでっち上げだと断言しています。
3つ目の記事はクリストフ記事に対するアイリスの反論です。
アイリスは米国内で化けの皮が剥がれ始め、反日のアイドルはお役御免と影のプロデューサーが考えてもおかしくないのでは?
また以下の記事の後半にアイリスの遺書が一部載っています。
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?file=/c/a/2005/04/17/CMGCNBQRRP1.DTL
   (AI生、渋谷)


(宮崎正弘のコメント) 洗脳され、踊らされた傀儡(くぐつ)ですね。彼女は。



     ♪
(読者の声3)『週刊新潮』で福田和也氏が、『FACTA』で田岡某氏が、『諸君!』で酒井亨氏が、台湾のインチキ誌の李登輝氏のインタビュー記事を真に受けた論評をしています。
李登輝氏が変節したとか、転向したとか騒いでいます。
『壱』誌上で、李登輝氏の発言が活字になっていますから、それを鵜呑みにして悪いとは云い辛いところがあります。理論的な反論が困難なのです。
真相は『サピオ』(2月28日号)の李登輝氏への井沢元彦氏のインタビュー記事にありま
す。
右と発言しても、左と載せてしまうインチキ紙のインタビューに応じた李登輝氏の真意は定かではありませんが、台湾で一番売れている雑誌でセンセーショナルな扱いをされることは織り込み済みだったと述べています。
超一流の政治家であり、いい意味で大策士の李登輝氏ですから、明言していない思惑もあるのでしょう。
陳水扁を非難し、民進党に喧嘩を売ったことは確かで、それに民進党のスタッフで喧嘩早い酒井亨が、民進党擁護・李登輝批判の論陣を張り、プロパガンダ文を書いたことは頷けます。  しかし肩書きを”ジャーナリスト”としたのは、卑怯です。 
中立の立場でない者が書いたのですから。 それが編集部の裁量なら、読者をたばかる
ズルイ行為です。
同誌5月号の巻末の読者投稿欄「読者諸君」でひっそりと李登輝擁護が掲載になるそうです。
週刊誌『壱』の李登輝発言を真とするか、『サピオ』の発言をとるかは、人それぞれということになります。
サピオ最新号の金美齢・櫻井よしこ両氏の対談の中で、金美齢女士が先月台湾に飛んで李登輝氏に直接発言の真意を確かめたら、いままでの自分の考えに何も軌道修正はない旨明言したそうです。
日本人は、もっと台湾に関心を持ち、独立派を応援し、国民党に政権が渡らないようにしなければいけません。 国民党に政権が渡ったら、日本の行く末に暗雲が垂れ込めるからです。 そのことが両氏の対談で述べられています。
日本人の台湾への関心を高めるために、故宮博物院展を日本で開く意味は大きいでしょう。 
しかし日本政府が中共政府との摩擦を怖れてその開催を阻んでいるのはたいへん残念です。
    (HN生、品川)



     ♪
(読者の声4) 支那、清朝、満州、中国、中共、中華民国、台湾の区別について。
1.十把ひとからげ呼称「中国」を排す。
欧米ではこれらは十把一からげにチャイナと表現しているようです。しかしマグロ、カツオ、ブリ、鯖、平鯵などをまとめてブルーフィッシュ(=青魚)と呼ぶのと同じで実体に合っていません。したがって固有の名称を使うべきでしょう。
2.日本人の支那=支那人の中国なお日本人が支那と呼ぶのは米国人のチャイナ呼称に当たるわけで、中共人は中国と解釈するものです。
日本人の中国は廣島地方を指す日本語の固有名詞です。支那人の中国とは同じ字を使っても意味が違います。
したがって日本人は日本語を使うべきです。支那語の「中国」の使用を強制されてはなりません。
3.故旧の宝物は人類の遺産 故旧博物館の宝物満州人の清朝が支那の歴代王朝の宝物を集めたものです。中共は文化大革命で本土にあった歴史的宝物を破壊しつくしました。
管理能力の点では政治闘争に利用するので台湾に劣ります。人類的な見地から見ると、むしろ米国の東洋博物館で保存するほうが安全でしょう。
         (マル生)


(宮崎正弘のコメント) (3)と(4)の投稿に関連しつつ、脱線して故宮博物院の宝物について。蒋介石は夥しい宝物を首都を移動させるたびに持ち運び、最後は重慶、そして台湾です。
 この間に寄港地、港の倉庫、一時保管場所そのほかで、実は夥しい贋作とすり替えられ、実物はアメリカへ流れました。
 ドレスデンにあった名画がごっそり消え、戦後半世紀、或る日突然、ロシアのサンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館で「発見された」ように、NYやどこかの美術館からも、ごっそりと故宮の本物のほうも、「新発見」されたりして?
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<< 宮崎正弘の近刊予告 >>
 『2008年世界大動乱の予兆 (中国発世界大暴落の足音)』 (並木書房、予価1600円 四月下旬刊行予定。近く、特典付き予約販売をネット上で行います)
    
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<< 宮崎正弘の近著 >>
『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
 『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
 『中国よ、反日ありがとう』(清流出版)
 『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)
 『拉致』(徳間文庫)
http://www.amazon.co.jp/s/ref=sr_st/503-5227451-0680731?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&page=1&rh=n%3A465610%2Cp_27%3A%90%B3%8DO%81_c+%8B%7B%8D%E8%2Cn%3A466282%2Cn%3A492048&sort=daterank&x=8&y=8
(上記以外、入手可能な拙著は下記を含めて、ほとんどが上のサイトから注文出来ます。↑)
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%8B%7B%8D%E8%90%B3%8DO/list.html
 (↑ 紀伊国屋書店における在庫状況)
    
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<< 宮崎正弘の「三島由紀夫論」三部作 >>
『三島由紀夫“以後”』(並木書房)
『三島由紀夫はなぜ日本回帰したのか』(清流出版)
『三島由紀夫の現場』(並木書房)
       ○
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宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
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  1. わが国に米国のニミッツ級空母が建造できるのですか?その根拠は?あの誇り高きフランスですら蒸気カタパルトを米国から導入したのですが。

    東雲牛 2007/4/1

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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

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