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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:3/26



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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 3月26日(月曜日)  
通巻第1749号 
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 急浮上した習近平(浙江省書記)が、突如、上海直轄市党書記へ
   胡錦濤の人事は冴えているのか、それとも腐敗党幹部と黒い妥協か
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 中国共産党中央は上海市党委員会の新しい書記に浙江省の習近平・党委書記を任命した。(3月24日、新華社)。いきなりのライジング・スターだ。
昨年9月に社会保障基金600億円猫ばば流用事件で「解任」された陳良宇の後任で、今秋の第十七回党大会での政治局入りも急に展望が拓けたといわれる。

習近平は故・習仲勲(元副首相)の長男。54歳の働き盛り。
太子党の象徴として知られ、曾慶紅(国家副主席)や薄煕来(商務部長)に近い。

習近平は陝西省富平出身。 1975年10月、胡錦濤の出身地である清華大学へ入学、1979年同校同学部卒業、国務院弁公庁・中央軍委員会弁公庁にはいった。
   1982年から、中国共産党河北省正定県県委員会副書記、同書記、厦門市委員会常務委員、厦門市常務委員会副市長などを歴任した。

1988年、中国共産党福建省寧徳地区委員会書記、寧徳軍分区党委員会第一書記。
1990年、中国共産党福州市委員会書記、95年に福建省委員会副書記。
1999年8月、福建省副省長、省長代理を経て、2000年1月、福建省省長。同時に中国共産党第15期中央委員候補になった。
   2002年11月、浙江省委員会書記。中国共産党第16期中央委員。

 習近平は文化大革命中、陝西省に下放されて農業従事の経験があるため、胡錦濤がその清廉イメージがある習を、汚職腐敗のダラ幹が支配する上海のトップにすげ替えた意味は、官僚の汚職に対する胡総書記の対決、退治姿勢を示したともいわれるが、はたしてどうか?
  「浙江財閥」の言葉があるように、繁栄に湧くに浙江省で、タイミング良くトップの座にあったが、距離的にも上海に近く、ビジネス上の結びつきも深く、したがって上海派ともどっぷりと近い。
 上海を刷新できるパワーがあるか、それとも太子党の限界のなかで、流れに呑み込まれるか、まだまだ未知数だろう。

さて「失脚」の噂が早くからあった、天津市党委書記にも新顔がでた。
腐敗の噂が絶えなかった張立昌に代わって張高麗・山東省党委書記が横滑り。張高麗は1946年産まれ、61歳。福建人でアモイ大学卒業の、いってみれば傍流からの抜擢だ。
胡錦濤執行部は天津をして、上海を凌駕させる経済圏“京津き経済圏”の中核として位置ずけ、300億ドルの巨費を投じてインフラ整備を急いでおり、張高麗は今年秋の第17回党大会で政治局入りする可能性がでた。

 同様に陝西省党委書記に趙楽際・青海省党委書記が横滑りした。
この人物は過去の履歴が不明だが、もっとも若い党委書記となったことで知られた。現職峡西省書記の李建国は、山東省書記へ横滑りの可能性が高い。李建国は山東人、山東大学出身の61歳。
 上海市党委書記に任命された習近平の後任(浙江省党委書記)には党中央組織部の趙洪祝・副部長が任命された。趙もまた異例の出世である。
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(読者の声1) 潘基文国連事務総長のイラク初訪問時のヒヤリ映像をお届けします。但し、ヒヤリは 潘基文国連事務総長のみで他のメンバーは平然としています。特にマリキ首相は眉一つ動かしていません。 
 国連事務総長殿、死と隣り合わせのイラクで屁っぴり腰はみっともないですぞ。 
 映像/爆発音の瞬間:潘基文国連事務総長ビクリ、マリキ首相微動だにせず 
http://datefile.iza.ne.jp/blog/entry/139029 
      (唸声)


(宮崎正弘のコメント)見ました。エリートの動揺、政治的修羅場を毎日くぐっている政治家、その対比が鮮やかでした。 

(編集部より) 石川県地震のお見舞いをたくさん頂きました。宮崎が石川県金沢出身のため、ご心配をいただいたようですが、御陰様で実家には被害はありませんでした。能登半島から富山県に被害が集中したようです。被災者の皆さんには心からお見舞いを申し上げます。
         ▲△ ▲ △▲
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<< 今月の拙論 >>

(1)「中国外交の黒幕は誰か」(『月刊日本』4月号)
(2)「安倍外交にのぞむ」(『ランティエ』4月号)
(3)「聞こえませんか? 中国発世界大暴落の足音」(『WILL』、本日発売)
(4)「世界大動乱の予兆 池東旭氏との緊急対談」(「『サピオ』、4月11日号、明日発売」
(5)「微笑む中国の真実」(『ボイス』五月号、4月10日発売)
(6)「流刑地・海南島はいま」(『共同ウィークリー』、三月下旬号)
(7)「新華僑の噴出」(『力の意思』、四月号、下旬)
(8)「土地を失った農民の悲劇(仮題)」(『自由』5月号、4月10日発売)
(9)「ロシア資源戦略とサハリン2」(『経営速報』、四月初旬号)
   ◎
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宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

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