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 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:2/13


 ○ 小誌通巻1700号突破記念 増大号第四弾!
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 2月13日(火曜日)   
通巻第1703号  
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 「選挙」とは名ばかりで、大統領代行が当選
   ガスの宝庫トルクメニスタンは、どこまで変身できるか?
****************************************

 ニヤゾフ後継をめぐるトルクメニスタン大統領選挙は2月11日に行われ、予定通りにベルドイムハマドフ大統領代行(前副首相)が勝利した。
 国会議長ら政敵を逮捕拘留し、海外に逃れた野党政治家を国境で足止め、さらに数人の外人ジャーナリストに選挙観戦を許可したものの、OSCEからの選球観察団は視察をしなかった。

 候補者は六人いたが、政党は一つだけしか存在しておらず、ほかの五人はナンのために立候補したのか、よくわからない選挙だった。

「中央選管」の集計で投票率は驚異の“98.65%”と発表された。
同国の国会にあたる「国民評議会」は早々とベルドイムハマドフ代行の当選を“織り込み”、14日に新大統領が宣誓、就任する儀式が行われるそうな。

 2003年にニヤゾフ前大統領は、ロシアの「ガスプロム」との間で25年間の長期契約を結んでいるが、「他方、黒海を越えてアゼルバイジャンからトルコのジェイハンへ至るパイプラインに前向きだった。
くわえて「アフガニスタン経由インドへの供給にも意欲的であり、さらに06年には中国との暫定取り決めに署名、2009年から中国へのガス供給を開始する手筈だった」(クリスチャンズ・サイエンス・モニター、07年2月9日付け)。
   ○◆○ ◇▼△ □◆□
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    ♪
(読者の声1)1702号で「国家と言語」の問題に触れられていますね。
中国のような多民族国家だと普通話(北京語)ひとつ教えるだけでもたいへんなのに各民族語はどのように教えているのでしょう。
雲南省で見かけた求人広告にはたいてい要普通話とありましたが若い世代はだいたい話せるのでしょうね。
夜遅くウルムチで空港からタクシーに乗った際、中国南部出身の女性運転手が「どこから来た」、「日本」と答えると普通話が下手だね、とまるで日本人も中国語を話すと思っているかの様子。ホテルに着いても翌日の手配やら売り込みがすごく中国人のバイタリティに感心しました。中国の国語の教科書の巻末には簡体字と繁体字の対照表が載っていますが、複数の繁体字を一つの簡体字にしたものも多く、高級を気取った店の繁体字の看板の文字が間違っていることも多いですね。
雲南省のタイ族の街、景洪では日本人(奥様がタイ人)と食事をしたのですが、チェンマイ語となら5割、バンコク語なら2割くらいしか通じないとのことでした。
文字もミャンマー語のような、○がつながった文字で看板は漢字と併記。タイ料理の店ではタイのVCDが流れ、料理も見た目はタイ風、しかしスパイスの種類が少ないのか味が単純、量は中国の標準でタイと比べると2倍くらい。
街を歩く女性は巻きスカート風の衣装に日傘、とても優雅な雰囲気です。
街路樹の下では籐の椅子で昼寝をする人も多く、中国とは思えないのんびりさ。
宝石店の並ぶミャンマー人街ではロンジーを穿き、顔にはタナカと本国同様のスタイル、インド系が多いのは商業をインド系・中国系に抑えられた本国と同様でしょうか。近郊の町では黄衣にリュックを背負った少年僧、タイ人いわくリュックはタイではありえないとか。
台湾では台南近郊のサトウキビ列車の廃線跡を歩いていたら近くの民家から演歌(台湾歌謡)の大音量。テレビでは昔のプロレスの試合が放送され、昭和で時代が止まったかのようです。
喫茶店もブルマン・キリマン・モカ・コロンビア・マンデリンと昭和のまま。
サイフォンで淹れたコーヒーに手作りのクッキー。タイムスリップしたみたいですが中国大陸の喫茶店も多くは台湾式ですからメニューはそっくりですね。
ウルムチの喫茶店のランチのお弁当、見た目は日本と同じでしたが、茶碗蒸しは銀杏のかわりにニンニクで油たっぷり、カレーは香菜(パクチー)多すぎとしっかり現地化していました。スターバックスやKFCのようにアメリカ系もあれば日本から台湾経由で入るものも多いようです。マクドナルドはキティちゃんの人形を景品に使ったりしていましたから日本・台湾式なのでしょうかね。
   (PB生)


(宮崎正弘のコメント)思いついたことを思い出すままに。
 中国の奥地の運転手は「日本」が独立国って知らない人が多い。「東京からきた」というと、南京、北京、西京(西安)とセットのつもりですから遼寧省にあった東京(日露戦争の激戦地、東京城付近)のことだと連想する人もおります。
 で、違う国だと分かると「へぇ。日本人は大方、それくらいの普通語は喋るのかね」と来ます(呵々大笑)。
 普通語の教育は若いひとほど真剣です。
理由? 運転免許も、大学入試も公務員試験も、すべて北京語の世界ですから。小学三年生から、現地語を学校でつかうのは禁止。つまり少数民族ほど北京語に慣れるのが早く、広東のような独立経済圏ほど、じつは北京語が下手、というのも現実です。
 全土平均で55%の中国人が、いまや流暢な北京語を喋るという瞠目すべき統計があります。
(いつも間にそれほど普及したか)という感じです。
 しかも皮肉ですよね。北京語は清王朝のコトバ、つまり満州族の発音をあてているわけですから。漢族本来の呉音とは発音学的には関係がないわけで、上海語、福建語とは天地の隔たりがあるでしょ?
 さて中国の豪華珈琲チェーンの「上島」「新島」「大島」などは、日本のイメージを持たせて、じつは全部、台湾人の経営です。上島珈琲は台湾にもあります。日本の上島珈琲と資本関係はないようです。
 雲南の奥地はシーサンパンナあたり、本当にのんびりしていますね。タイ族、ミャオ(苗)族、ナンシー(納西)族。。。。
 シーサンパンナのロッジ風のホテルに宿泊したおり、カラオケを冷やかすと日本の演歌がありましたよ。




(読者の声2)いつも楽しみに拝見しております。
特に最近、中国のみならず、旧ソ連圏の話題が多いこともあって、目が離せない思いで読んでおります。
ところで、ウクライナの言語問題の件、実はなかなか仰るように複雑でして、その上、根底には、ウクライナ人の覆しがたいロシアという大国への劣等感もあり、ますますことをややこしくしているようです。
私がどちらかというと、ロシアに長く留学していたのでロシア贔屓の見方になるかもしれませんが、とにかく、旧ソ連圏でも、一番ロシア人に嫌われており、かつ相手も嫌っている、いわゆる犬猿の仲の相手はというと、まず、ウクライナ人だと言って間違いないでしょう。
実際、歴史的にはウクライナの方が古い部分もあるのですが、ソ連時代のこともあり、文化の中心は悉くモスクワに持っていかれ、優秀な人材も、そもそも、帝政ロシア時代から、小説家ゴーゴリのように(戯曲「検察官」、短編「外套」、「鼻」などで有名)母国語のウクライナ語ではなく、ロシア語で作品を発表するなどして、あまり祖国を省みなかったり、いろいろそういう経緯もあるのかもしれません。
 実際にウクライナ人と付き合ってみると、ロシア人より随分猜疑心が強く、劣等感の塊みたいなところがあり、かつ自分勝手な人が多いようで、たしかに、ロシア人とは似ていて異なる人種だと思います。
いわゆる、日本と韓国みたいな関係で、彼らは常に似ているけど、いがみ合う。
まあ、言葉は2−3割くらい黙っていても、ロシア語のできる人間なら、分かりますが、たしかにポーランド語の方が近いようです。
 当然、ウクライナで特に西側のポーランド寄りの地方では、ソ連時代からロシア人を露骨に嫌がり、ロシア語も喋りたがらないくらいだったそうです。
 ところが、現在は一応ウクライナとして独立したため、表面上は一国家になっておりますが、政治的にも西と東で支持政党などもばらけており、統一性に欠く。
 しかも言語は西がウクライナ語、東がロシア語、首都圏はあくまでロシア語にこだわるインテリ階層も多く、いまだ一部の地方でロシア語を禁止したりしながらも首都での放送は、ロシア語も入り混じり、どちらかというとウクライナ語の方が下手な人が多いくらいでした。
演劇などでも、いまだにロシア語で上演する劇場も健在ですし、ウクライナ人の多くが出稼ぎに行く先もモスクワで売春婦や底辺の仕事をせざるをえないことからモスクビッチ(モスクワ市民)には軽蔑の対象にされている場合すらあります。
 隣国のポーランドでは比較的経済面でも豊かになりつつあるのに、ウクライナではいまだに炭鉱事故も毎年恒例のごとく頻発し、例のオレンジ革命でもてはやされたティマシェンコなども、実は資源絡みの大成金で貧しい人のことなど構ってもないようです。
現在のユーシェンコ大統領も、ドラ息子が放蕩の限りを尽くし、市民もそろそろ呆れ返って、結局ロシア回帰して前の大統領がほとぼりさめて、政治に復帰したり。なかなか一筋縄でいかないようです。
しかし不思議なことに同じような国でも付き合ってみると、ロシア人の方が明るくて、ウクライナ人の方が、南に位置するのに全体的に性格が暗いのはどういうことなのか、いまだに私も不思議です。
   (モスクワっ子)


(宮崎正弘のコメント)いやはや、じつに愉しくもあり悲しくもなる裏話をたくさん伺えて有り難く存じました。
 小生のすくない体験でもモスクワ市民が明るい、というのは分かります。もうひとつ、名誉を重んずるのもロシア人ではないですかね?



   ♪
(読者の声3)『中央公論』三月号に宮崎正弘さんの『出身地でわかる中国人』(PHP新書)に関して簡潔な書評があります。
 以下にご紹介します。
「(引用開始)漢民族も、じつは一枚岩ではなく、多種多様な集団の集まりである。宮崎正弘『出身地でわかる中国人』は、中国全土を踏破した著者が、それぞれの『お国柄』を自分の体験を交え、エッセイ的に語る。『愛国虚言』を弄する北京人、海外志向が強い上海人、『儲かりまっか』と挨拶する広東人、軍隊を支配する山東人、中国のユダヤとも称される温州人、凶暴なヤクザ者と言えば福建人、などなど、面白い話題が満載である。ただ、中国各地のお国柄というのは、日本の『県民性』と同じで、学問的なものではない。それだけにかえって、感覚的にはうなづける点もある。もしあなたに中国人の知人がいたら、相手の出身地を聞いたうえで、この本をネタにすれば、話題が盛り上がること請けあいである。(引用終わり)」。
 ご参考までに。
        (YT生、茨城)


(宮崎正弘のコメント)見落としておりました。有り難う御座います。この本はロングセラーとなって、じわじわと売れているようです。改訂増販となりました。



   ♪
(読者の声4)昨年末の石平氏の日本工業倶楽部での講演録(日本有数の歴史あるエスタブリィシュ組織が主宰する、なんと1271回を数える長寿講演会)を読み返して、つくづく思うのは、DNA由来の外交に長けたシナ(英語でチャイナ、仏語でシィン、伊語でチーナ)人の組織する中共勢力に小泉時代の日本外交が勝利したことです。

石さんは、講演の中でつぎのように述べています。
(引用開始)「小泉さんの靖国参拝を道義的に解釈しますと、正当かどうかの評価は分かれるだろうと思います。しかし少なくとも私から見れば、靖国問題を政治問題化し、しかも外交問題として持ち出した北京の方が悪かったんじゃないか。と言うのは、ある意味で靖国問題は日本人の心の問題であるにもかかわらず、そこまで踏み込んだことが中国政府の失敗であったと思います。
靖国問題という日本の国内問題を、その問題が解決できなければ日中関係は改善できないというような形で完全にリンクさせたところに問題があったわけです。
靖国に行くかどうかは結局小泉さんが決めることです。従ってこのことを日中関係を改善できるかの大前提にしてしまったために、結果的には主導権は小泉さんに持たれてしまいました。(引用止め)」。

実のところ、シナ政府はこの間違いに臍を噛んでいますが、戦後初の赫々とした外交の勝利をあげた日本にはそれに気付く者がほとんどいないのです。
外交とは仲良くすることにあるのではなく、喰うか喰われるかの熾烈な国際間をしのぐことなのです。 
外交交渉の場は戦場で、ネクタイを締め背広を着てする戦闘です。
日本の“害交官”はへたればかりですが、シナの政治家・外交官は自らが戦士であるとの気構えを持って交渉の場に臨んできます。
だって、落ち度があれば更迭・左遷どころか何かの罪をおっかぶされて、本人は刑務所に送られ、家族・郎党は甘い利権を奪われ栄耀栄華からつき落されるのですから。     
 石平氏は、先月も学生たちの組織する「ポーツマス・ネットワーク」の講演会で、以下の趣旨を語っていました。
 「中国政府が怒っているときはぜんぜん怖くないんです。どうにも遣りようがなくて仕方がない、そんなときに怒るのです。そんな中国は放っておけばいい。
ほんとうに怖いのは、にっこり微笑んでいる、下心いっぱいのときです。
中国政府が何かを企んでいて、それを静かに進めている時にとる態度が、安部政権になってからの微笑外交です。これは本当に怖いから注意しなければいけない」と。
石平氏の打ち鳴らす警鐘に日本人は気を引き締めるべきでしょう。
    (HN生、神奈川)


(宮崎正弘のコメント)いつぞやも書きました。おなじコメントを繰り返します。
「石平さんの登場で、莫邦冨も葉千栄も朱建栄も急速に色褪せた」



    ♪
(読者の声5)英語世界では97年のアイリス・チャン本出版以降、かなりの続報本ともいえるものが出ています。
これらに混じって日本語本も田中正明 ”What Really Happened in Nanking” などのほか、在米の日本人学者YOSHIDA TAKASHI、MASAHIRO YAMAMOTOなどの本があります。
いずれも南京事件を扱っています。北村稔氏の文春新書も英語本になっています。東中野氏のものもありました。
しかし米国で1930年代の話を蒸し返すとどうしても米国内での雰囲気は第二次大戦は東西のファシストを撃退した<正しい(美しい)戦争>だったという認識が底辺を流れているような気がします。
昨今のチャイナは国民党時代のチャイナと一脈通じるものがありますから、よけいに境界線は低くなっていることもあろうかと。
米中は同盟でしたから、まして中国はあの日本の犠牲者だった・・・こんな図式が簡単に出来上がってしまう。南京映画が70年も経てこんなに(一部)米国人の心を捉える要素があるとしたら、やはりこの歴史構図があるような感じですね。

ジョン・ポンフレットが自著”CHINESE LESSON”の即販をかねた講演会をカリフォルニアでやりました。
学院長のオービル・シェルとの対話形式でした。ジョンは日本滞在経験あり、女房はチャイニーズで日中双方を比較できる立場で、日中は決定的に違うことがわかっていながら、完全な親中派です。
あの感覚は、どうやって説明すればわかってもらえますでしょうか。アメリカンが一般的に中国にシンパシーを感じている原因はもっと深く追究する必要ありそうです。
   (RH生、カリフォルニア)


(宮崎正弘のコメント)小生の狭い経験でも83年にカリフォルニア州クレアモントの大学寮で一ヶ月、毎日が討論会というレーガン政権のプログラムに選ばれて滞在したときのこと。
 多くの講師が「ババリアン・ジャパニーズ・ミリタリー」という前置詞をつけ、原爆投下は終戦を早めるために仕方がなかったと総括し、さらにルーズベルトの陰謀、日本の八紘一宇の戦略、南京大虐殺や東京裁判の嘘を指摘すると、「レビジョナリスト! (修正主義者)」と批判されましたね(呵々大笑)。
 自分たちがレビジョナリストなのに!
      △ △ △
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    ♪
<< 正論を聞く会 >>

「中国バブル崩壊の兆し」と題して、講師に黄文雄先生(評論家)をお迎えします。
どなたでも予約なしに参加できます。
     記
とき   二月二十三日(金) 午後六時
ところ  会場・東京大手町「サンケイプラザ」
参加費  一般1500円 学生1000円              
主 催  「正論の会」(電)03-3505-6585  
  ○○○
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(228事件60周年 記念デモ行進)

在日台湾同郷会や台湾独立建国聯盟日本本部も参加します。台湾人も祖国防衛のために共に立ち上がりましょう!

■台湾は日本の生命線だ!「二二八事件60周年記念」デモ行進

中国覇権主義は猛烈な勢いで軍備拡張を推進する目的は、台湾を攻略して東支那海、南支那海を支配し、太平洋に勢力を拡張することにあります。
もしそうなれば日本はシーレーンは制され、核兵器の恫喝の下で中国の属国とならざるを得なくなります。しかし政府は中国に配慮し、敢えてこの危機を語らず、台湾を自ら放棄しかねないと言う状況にあるのです。
そこで228事件(中国軍による台湾住民大虐殺)勃発60周年を機に、台湾防衛を訴える日台共闘のデモ行進を下記の通り実施します。
中国政府の注視の中、生命線台湾を守るため、日台関係を強化し、中国の野望に断固対抗すべきことを政府、そして世論に訴えます。奮ってご参加下さい!
                 記

日 時   2月25日(日) 14時 出陣式 14時半 デモ行進出発
集合場所  大久保公園(新宿区歌舞伎町二丁目43番)
      ※ハローワーク(職安)裏、都立大久保病院前(JR「新宿駅」東口から徒歩7分。歌舞伎町方面へ。西武新宿駅から徒歩3分。都営大江戸線東新宿駅から徒歩4分。

デモコース 大久保公園→職安通り→明治通り→甲州街道(新宿駅南口前)→新宿中央公園(所要時間:約1時間)
主 催  2・25デモ行進実行委員会
問合せ  090−4138−6397 永山
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<宮崎正弘の中国・台湾、北朝鮮関係著作>
 
『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊、最新刊)
 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
 『出身地でわかる中国人』(PHP新書、増刷出来)
 『中国よ、反日ありがとう』(清流出版)
 『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)
 『拉致』(徳間文庫、残部僅少)

<宮崎正弘の三島由紀夫論三部作>
『三島由紀夫“以後”』(並木書房、残部僅少)
『三島由紀夫はなぜ日本回帰したのか』(清流出版。絶版)
『三島由紀夫の現場』(並木書房、最新刊)
     ▼
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◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
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下記は附録です。
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『三島由紀夫の総合研究』 
(三島由紀夫研究会 メルマガ会報)
      平成19(2007)年2月11日(日曜日) 
            通巻 第125号 増刊号  
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(読者より )
 三島文学と行動の相関について、西尾氏の論文の抜粋を中心に書いて見ました。
 
(三島氏についての雑記ーその3) 芸術と実生活の相克〜三島氏と西尾幹二氏
 
 晩年、三島氏は述懐した。「行為は言葉、言葉は行為であるという循環論法の世界にときどき耐えられなくなる」(中村光夫・三島由紀夫「対談・人間と文学」昭和43年4月刊)。
かつてトーマス・マンが提起した文学の論点、「言葉」を文学・芸術と措定し、他方で「行為」を行動・実生活と区分する「芸術と実生活」の枠組みを前提とすると、三島氏は明らかに、言葉の使命としての認識者の立場、つまり「豊饒の海」の本多のような、悲恋や壮挙に立会いながら、自らは傍観者でしかありえない立場に苛立ちを示していた。「絶対言語に戻ってこられないような行動というものがないのかしらという夢がぼくの危険なところです」(前掲書)
この対談が刊行される前月、三島氏は学生を引率しての陸上自衛隊富士学校への第一回体験入隊を敢行し、10月に楯の会を結成した。三島氏の「夢」すなわち「絶対言語に戻ってこられないような行動」に着手していった、というべきであろうか。
三島氏は、ここに「運命」を添加する。「生活とは独創的でありえない何者かだ。・・・しかし運命のみが独創的でありうる。キリストが独創的だったのは、彼の生活のためではなく、磔刑という運命のためだ」(昭和25年「オスカア・ワイルド論」)
「芸術と実生活」という二元論は、芸術家・三島氏にとって喫緊の課題であった。三島氏の、このテーマをめぐる孤独な闘いに、当時、理解者は僅少だったのかもしれない。もしも、その例外者が存在したとすると、そのひとりは西尾幹二氏であろう。
三島氏は言う「『新潮』の2月号に西尾幹二さんがとてもいい評論を書いている。芸術と生活の二元論というものを、私がどういうふうに扱ったか、だれがどういうふうに扱ったかについて書いている。日本でいちばん理解しにくい考えは、それなんですよね」(昭和45年5月「国文学・臨時増刊」、三好行雄氏との対談「三島文学の背景」)。
三島氏が絶賛した「文学の宿命」と題する西尾氏の評論は、100枚の力作であり、高度かつ複雑なレトリックと逆説に満ちており、かかる大作を正当に要約することは、残念ながら、筆者の能力をもっては不可能である。そこで、三島氏に関する部分だけを一部抜粋する。
「もしも政治に絶対を求めるのなら、行動に勝るものはなく、文学の出るべき幕はもはやない。三島由紀夫氏の「文化防衛論」・・・が文学であるのは、それが決して文学ではないからなのである。(中略)・・・しかしながら文学が、現実との接点を、たとえ瞬間的にであれ、かち得なければ、衰弱の一路を辿るほかないと考えるほどの危機意識の健康さを所有している者には、行動そのものが文学なのである。」
「政治的な次元で言えば、『全共闘』の運動も、三島氏の率いる『楯の会』もともに有効性をもたないが、政治を倫理の次元で考える立場で言えば、どんな行動も今の日本の現実の内部では政治的な有効性を発揮することはないという自覚を確認したという点で逆説的な意味があるのである。つまり個人倫理の立場で政治的に何を企てても、それが真剣であればあるほど遊戯性を帯びざるを得ないような生ぬるい(中略)・・・現実の内部に私たちが閉じ込められて生きているという事実を、誰の目にもわかるように、実験的行動で明確化したところに意味がある。」
「氏にとってまじめと遊戯とは紙一重の差であり、そもそも文学は遊戯だという文学本来の立場に立てば、模擬軍隊の制服パレードこそもっともまじめな、厳粛な行動となるのであり、まさしく氏の実生活なのである。」
「少なくとも氏は正気なのである。そして、世間的には狂気の沙汰でしかないかのような行動の数々が、一方で氏の作品の様式美に歪んだ傷を与えていないことが、文学的にはもっとも肝腎な要点をなしている。ここには、生活と文学、実行と芸術の二元論が自覚されているからである。『春の雪』以来わずかの期間に『わが友ヒットラー』『らい王のテラス』『椿説弓張月』など(中略)・・・どの作品も政治参加という行動によって荒廃を蒙っていないことだけは確実である。実行の情熱に文学の情熱が救いを求めているような痕跡はない。(中略)・・・それにしても、氏と正反対の政治的立場を主張するひとびとと比較するなら、これは大きな相違点である。」
三島氏の義挙と三島文学の「宿命的な連関」、これこそが、今尚、日本人の心を揺さぶり、世界の有識者により「ミシマ・ルネッサンス」なる精神が提起され続ける所以ではないだろうか。
(井浦芳之)
     ○ ○ ○
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   ◇
今年の「憂国忌」は日時と場所が決まっております。
と き 11月25日(日曜日) 午後二時から五時まで
ところ 池袋「豊島公会堂」大ホール(1020名収容)
詳しいプログラムは追って発表します。
また秋頃の『正論』、『WILL』、『月刊日本』、『諸君!』などに広告が入る予定です。
     ◇ ◆ ◇
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  ♪
(編集部から)小誌は「三島由紀夫研究会」(昭和四十六年創設)の会員だけに限定せずに、三島研究の論文、エッセイをつねに募集しております。比較文学論(たとえば「吉本隆明と三島」とか)、作品論(たとえば『仮面の告白』に新解釈)、読後感、政治論、芸術論。まるで分野を問いません。三島さん自身、古典から前衛まで、映画からシャンソンまで万能の人でしたから。
 「憂国忌」への御感想、御希望でも構いません。
皆さんからの御投稿を広くお待ちします。原則として実名。簡単な肩書きをつけて下さい。ただし三島文学批判も構いませんが誹謗中傷のたぐいの投稿は採用しません。ゲスト寄稿者コーナーも常設しております。
一部の原稿は年二回発行のメルマガ合本に掲載することがあります。
       ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
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三島由紀夫研究会 HP http://www.nippon-nn.net/mishima/contents/
      メール  yukokuki@hotmail.com
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(C)三島由紀夫研究会 2006 ◎転送自由
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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

過去の発行記事