トップ > ニュース&情報 > 国際情勢 > 宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

RSS


メルマガの登録・解除

登録した方には、メルマ!からオフィシャルメルマガ(無料)をお届けします。



宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:2/4


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 2月4日(日曜日)
通巻第1693号
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

 マカオの“金正男の隠れ家”?  カジノは中国からの博徒で連日連夜満杯
   ラスベガスよりインフラは劣っていても、あの人混みには叶わない
****************************************

 昨晩、帰国しました。
 今度は香港からいきなりマカオへ入り、年間二千二百万人が押し寄せるマカオの二十数カ所の博打場の繁栄を見学、それから珠海を経由して、中山市へ。

 マカオの某カジノの地下室には金正男専用の賭場があり、カメラを持って行きましたが、入れませんでした(苦笑)。
 それから三日後でした。
「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」が、「過去三年間、金はマカオを拠点に北京、モスクワへたびたびでかけていた。夫人はマカオの某処のコティジに滞在中」
とすっぱ抜いたのは!

 さて中山市郊外には孫文の生家跡があります。
二十数年前に訪れた際は、ちゃちな家が見学者用にあっただけで、付近の道路はぬかるみ、駐車場もない有様でしたが、なんと観光用バスの駐車場はあるわ、土産や、写真館。
歴史記念館までが新造されていて、なるほど歴史改竄の現場です。
 道路沿いには、武功祠のような白壁に「為公天下」と大書。孫文の文字入り。そこで観光客が写真を撮っていました。
 展示品? 貳箇所だけ孫文が日本に滞在した、という表記がありました。それだけです。

 中山から江門と開平へ。
 この二つの街(といってもいずれも百万近い大都市ですが)は、いずれも米国へ渡った華僑の故郷、ヨーロッパ風の豪邸群が立ち並ぶ所として知られます。

連伯してから北上し、仏山へでました。
ここで祖廟の聖域などを見てから、止まらずそのまま省都の広州市へ入り、その景気の良さ、摩天楼、繁栄と、なんと黒人アラブ人の出稼ぎの夥しさにおどろきました。

広州から東莞を経由して恵州へ。
恵州の西湖は、文豪・蘇東波が景色のあまりの美しさに感嘆して名作をたくさん詠んだ場所としても知られます。
この地でたまたま入った日本料亭で、新聞を読んで(衛星版の読売でしたが)、はじめてマカオでの金正男のトピックがでていた。
「ん? 遅いな。日本の情報は」と思ったりして。

 深センは地下鉄に試乗(三年前に来たときはまだ工事中だったので)、金融街を取材してから香港へ。
ここでも金融街のあと、大急ぎで香港ディズニーランドを撮影に。
 そのあと飛行場へ駆けつけ全日本空輸機に飛び乗りました。

またまた慌ただしきこと、このうえなきほどに七泊八日の日程でしたが、訪れた箇所は九都市。いずれ写真入り紀行を『エルネオス』などに、華僑の淵源を現場にみるルポを『力の意思』と『共同ウィークリー』などに旅日記を『自由』ほかに発表します。
        ◎ ◎  ◎ ◎ ◎ ◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
(読者の声1) 立て続けの海外取材大変お疲れ様でした。
 海外に居られてもお耳に達していることは存じますが、「柳沢厚生大臣の発言は問題だ」、として国会審議を拒否する民主党の程度の低さにはホトホト呆れかえります。
 国会の本義を忘れて、程度の低い政権争いばかりに熱を揚げている様を見せ付けられると、これが我が国の国会議員か、と嘆かわしくなります。
 団結してしかるべき自民党保守までが、蓮・福島に同調して、「小泉さんだったら即罷免していただろう」等の軽薄な言で、誕生したばかりの安部政権に揺さ振るとは何たる無様。「獅子身中の虫」がなんと多いことかな事か。嘆かわしい事です。自民党も時には「虫下」しを呑んだほうががよさそうですね。
 こんなくだらない事を問題にするよりもよりも、天皇の召集によって開かれる筈の開会初日、天皇陛下が何故御臨席になられなかったのか、を国家としての重大不祥事として問題にすべきであって、柳沢発言など取るに足らない微々たる事。
「台湾国」の無分別な政権争いに気を揉んでいたら、足元は火事だった、と云った感で「バット」で頭を殴られた様な気がします。
    (TK生、佐賀)


(宮崎正弘のコメント)中国で国際情勢のニュースを中国的視座から観察すると、こんな風になるのか、などと考えながら還ってきて、なんと日本の新聞は程度のひくい話題に没頭しているものですね。
情けなさとともに驚き桃の木山椒の木です。



   ♪
(読者の声2)西尾幹二氏の新刊『江戸のダイナミズム』(略して”江戸のダイナ”)は、読みやすく書かれています。
前提編はスイスイと読み進めます。私は『諸君!』に連載中の時から、この論文を展開編の部分から目を通していていました。
特に好きなのが第十章から十二章にかけての本居宣長を中心に荻生徂徠、ニーチェを取り上げている箇所、第十六章・十七章で契沖の『万葉代匠記』と西洋の文献学を論じている箇所、そして第十八章で古事記を論じ日本語の成り立ちに踏み込んでいる箇所です。
ここら辺りに来るといくら判りやすく書こうとしても簡単ではありません。
読む方にも辛抱と集中心が求められます。 
それが心地よいと感じられる好著です。日本列島の太古の森の中から聞こえてくるご先祖たちのかそけき神韻の声に耳を凝らし傾けて成った傑出の書が”江戸のダイナ”こと『江戸のダイナミズム』。言霊がさきくにぎわう国だと実感する書です。
  (しなの六文銭)


(宮崎正弘のコメント)この力作、結局七年を費やし、単行本も索引、注が広範囲に及んで、一年余。版元文藝春秋の担当の苦労も並大抵ではなかったと推察されます。
小生も二十代後半、出版社時代に学者の単行本を担当した際に、「索引」つくりで、大変苦労した記憶が蘇りました。
ところで、当該書籍、小生も華南の旅に持参して、毎日すこしずつホテルやバスのなかで読み進み、とうとう最後まで読みました。大変な力作で、また知的昂奮に溢れた書籍ですね。
書評はいずれ。



    ♪
(読者の声3)アマゾンにおける貴著『中国を黙らせる50の方法』の紹介欄で13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
それは
「 中国人の代弁者を黙らせる, 2006/9/11 レビュアー: Marco (在ドイツ) 」
(引用開始)「宮崎氏のいつもながらの情報収集力と行動力には舌を巻く。ここ数年、メルマガを日々発信し、講演会をこなし、取材旅行にでかけ、そして本を出版する。まさに獅子奮迅の働きである。 半年前の『中国瓦解』に続いて出版された本書は、「中国人を黙らせる」と銘うたれているが、実際は、わが国政財界、「文化人」、マスコミなどにおける中国人の代弁者を黙らせることに本題があるようにみえる。中国の改革開放という名の資本主義の導入は外国の資本と技術に頼っている。そのため常にポジティブなイメージを外国人に刷り込み、より多くの資本と技術を吐き出させるのが経済発展の欠けてはならぬ絶対条件である。
本書では、それらのプロパガンダにおける偽の中国イメージを50項に整理し、一つ一つ論破していく。その切れ味のよさには胸がすく思いだ。 
しかし、それにしても宮崎氏の言論活動のエネルギーは奈辺より沸き出でるのか?思うに三島由紀夫直伝の憂国の真情と「知行一致」の陽明学の思想によるものと小生はにらんでいるが、真実は如何」(引用止め)」。
ご参考までに。
    (FF生、東京都)


(宮崎正弘のコメント)御教示有り難う御座いました。こういうコメントがあることを知りませんでした。励みになります。
△ ◎ △
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
(サイト情報)ブッシュ大統領は1月31日、ニューヨークで米国経済の現状について演説し、今年7月1日で期限が切れる大統領貿易促進権限(Trade Promotion Authority)の延長を議会に求めた。
(1)ブッシュ大統領の演説の全文
 http://www.whitehouse.gov/news/releases/2007/01/20070131-1.html
(2)米国経済の現状報告
 http://www.whitehouse.gov/infocus/economy/2007/
(3)米国務省国際情報プログラム局の解説記事
http://usinfo.state.gov/xarchives/display.html?p=washfile-english&y=2007&m=January&x=20070131160754FJreffahcS0.9970667
(4)大統領経済諮問委員会のラジアー委員長と市民のオンラインフォーラム「ホワイトハウスに聞く」;Ask the White House、Dr. Edward Lazear, Chairman of the Council of Economic Advisers, January 30, 2007
http://www.whitehouse.gov/ask/20070130.html
 ◎ ◎ ◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
<< 今月の拙論 >>
(1)「海亀派と貧富の格差」(『月刊日本』2月号。発売中)
(2)「転換点の一万ドル倶楽部入り」(『北国新聞』、コラム「北国抄」。1月22日)
(3)「中国投資はブラックホールにカネを投げ入れるようなものだ」(『WILL』三月号、発売中)
(4)「中国ビジネスは危険がいっぱい」(『正論』、3月号、発売中)
(5)「上海にはびこる拝金と偽中華文化」(『自由』、3月号、2月10日発売)
      ☆ ☆ ☆
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
《第23回紀元節奉祝式典》

2月11日(建国記念の日)午後1時30分(1時開場)
〔会場〕星陵会館(都立日比谷高校隣)
東京都千代田区永田町2の16の2(3581-5650)
東京メトロ「永田町」!)出口3分/「国会議事堂前」!)出口5分/「溜池山王」5分/「赤坂見附」6分
〔紀元節祭〕神武天皇即位建都の大詔奉読・浦安の舞奉納・紀元節の歌奉唱ほか
〔記念講演〕村松英子先生(女優・随筆家)「私たちの文化」
〔参加費〕 千円(学生無料)
〔主催〕 紀元節奉祝式典実行委員会
電話03-3918-9524
    ▼
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
大増刷出来!
  宮崎正弘著『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
    北京愛国、上海出国、広東売国の実態は? 
         本邦初の中国人国記
         ◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<宮崎正弘の中国・台湾、北朝鮮関係著作>
 『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
 『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
 『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)
 『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)
 『拉致』(徳間文庫)。
     ▼
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

最新の記事

ブックマークに登録する

TwitterでつぶやくLismeトピックスに追加するdel.icio.usに追加Buzzurlにブックマークニフティクリップに追加Yahoo!ブックマークに登録記事をEvernoteへクリップ
My Yahoo!に追加Add to Google

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

登録した方には、メルマ!からオフィシャルメルマガ(無料)をお届けします。


この記事へのコメント

コメントを書く


上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。
コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  1. コメントはありません。

このメルマガもおすすめ

  1. Japan on the Globe 国際派日本人養成講座

    最終発行日:
    2017/05/26
    読者数:
    13244人

    日本に元気と良識を。歴史・文化・政治・外交など、多方面の教養を毎週一話完結型でお届けします。3万8千部突破!

  2. 月刊アカシックレコード

    最終発行日:
    2017/05/07
    読者数:
    17030人

    02年W杯サッカー韓国戦の「誤審」を世界で唯一「前日」に誌上予測し、誤審報道を「常識化」した推理作家が、政官財界の分析にも進出し、宣伝費ゼロで読者19,000人を獲得。2009年9月から月刊化。

  3. 頂門の一針

    最終発行日:
    2017/05/28
    読者数:
    5702人

    急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

  4. 甦れ美しい日本

    最終発行日:
    2017/05/26
    読者数:
    7049人

    日本再生のための政治・経済・文化などの発展・再構築を目的とし、メールマガジンの配信を行う

  5. 斎藤吉久の「誤解だらけの天皇・皇室」

    最終発行日:
    2017/05/28
    読者数:
    2870人

    君主制の国は少なくありませんが、神話の世界につながるほど古く、1つの王朝が連綿と続くのは日本の天皇だけです。天皇は何をなさっている方なのでしょう。知っているようで意外に知られていない天皇・皇室の世界を、日本人の精神史の語り部が事実に基づいてお話します

発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

過去の発行記事