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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:1/18


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 1月19日(金曜日) 
通巻第1683号  (1月18日発行)  
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ロシアがイランに対空高性能ミサイル輸出した事実を認めた
 イラン核施設の防衛充実に手を貸した“プーチン武器製造輸出株式会社”
***************************************

 冷戦崩壊後のどさくさに紛れてソ連はT72型戦車を二千両、くわえてBMP2型装甲車も2000両、イランに輸出した。1991年だった。
イラン陸軍は格段の装備近代化をみた。

 ついで、イラン核施設への技術提供が疑われてきたが、2007年1月16日になってイワノフ国防相は、イランへ「Tor―M1」と呼ばれる対空ミサイルを輸出したと発表した。

 この防御型ミサイルは、低空で侵入する敵攻撃機を撃墜する能力に優れ、イランは29基の発射台(各8基のミサイルと二基のレーダーを付帯)を「およそ10億ドルから14億ドルで輸入した」(イタルタス、07年1月16日付け)。

 しかも、このミサイルのメーカーはプーチン派直系で、旧レニングラード軍需産業代表(いまのサンクトペテルブルグは軍需産業の町でもある)だ。
「イワノフ国防相は、プーチンが学生時代にKGBに勧誘した人物であろう、と西側軍事筋は見ている」(『ノバヤ・ガゼッタ』、05年12月12日付け。ISNニュース、07年1月17日付けより重引)。

 「Tor―M1」対空ミサイルはタリーズなどにあるイランの核施設防衛に配備され、これでイスラエルからの攻撃を防御する構えと一段と強めた。
ただし同ミサイル・システムは米軍戦略爆撃機を迎撃できる性能はない。
    ◎ ◎ ◎ ◎
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    ●
  お待たせしました。 増刷出来!

  宮崎正弘著『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
   北京愛国、上海出国、広東売国の実態は? 
本邦初の中国人国記

  (長い間、品切れでご迷惑をお掛けしました)
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   ♪
(読者の声1)貴誌1682号への投稿の続きです。
 佐々木理臣氏の『魔都上海』に輸入外国車について、小見出しは ”官庁お墨つきで車九百万円が六百万円に”の文章に次の件りがあります。

(引用開始)「業務で使う車両の輸入に、免税輸入枠を持っている関係官庁に話をつけて、「一度に二台輸入するのがミソだ」という。
具体的な方法は、二台の車の代金六百万円を、まず輸入希望者が官庁に支払う。その場合、車を輸入する際の名義人は官庁にしておく。このとき、うち一台は輸入後、輸入を頼んだ会社を友好団体に認定し、官庁から寄贈してもうらうことを条件にしておく。
名目上は官庁が輸入するから、車に税金はかからず、二台で六百万円。一台は官庁に渡すが、もう一台はこちらのもの。これで本来税こみで一台九百万円の乗用車が六百万円で入手でき、三百万円のトクだ。
ややこしい所有者の名義変更も、官庁が友好団体と認めたお墨つきがあるから簡単にパスするという。
本来、国家に入るべき税金は一銭も入らないことになる。役所の権限を悪用した合法的脱税と言える」。
 (引用止め)

中国は、国内産業保護と奢侈品との観点から輸入外車に法外の高率関税をかけていました。
十年前の輸入関税は110%。 三百万円の日本車を輸入しようとすると、ナンバープレート代(都市により異なり上海はこれが法外)・増値税・消費税・道路使用税で、上海市内の道路を走り出したときには約三倍の一千万円。
WTO加盟後の輸入関税は、当時と比べるとだいぶ低くなり完成車に対して現在は25%。  
しかし上海のような超渋滞都市では、当局がナンバー代を高くして、走行車数をコントロールしています。
アモイに市政府とアモイ軍管部が十数年前に設立した大農場兼食品加工会社があります。 
しばしば訪問しましたが、二年前アモイ空港に出迎えに差し回された車は、日本なら1,500万円のベンツの新車。 軍出身の中国人社長は自分の功績が評価されて、アモイ軍からそのベンツを贈与されたことを自慢したくて私に差し回したのです。   
因みに同年ここには日本の巨大食品企業が出資しました。
日本に留学してきた中国人社長の息子の保証人に、その日本企業の現会長がなりました。 この程度のことはままあるでしょうが、 それ以外にどんな絡み合いをしていることか・・・ 。

『魔都上海』には、中国のカラオケについて次の件りがあります。
(引用開始)
「カラオケ自体は決して違法ではない。だが、ホステスが客の横にはべる「陪坐」、一緒にダンスする「陪舞」、酒を飲む「陪酒」は「三陪」と呼ばれ、中国ではなぜか、ご法度だ。 ・・・ 上海で遊ぶ日本人は日本の常識で考えるから、わざわざ高い料金を払って「三陪」もない高級クラブへ行く人は少ない。 上海のクラブ経営者には、日本からの就学帰りも多い。 日本の常識で、どこでも「三陪」をやっている。
(引用止め)

日本企業と一緒に、このアモイの農園工場を訪問すると中国人社長は都度、我々を夜の食事に誘い、そのあとカラオケに案内しました。
あるとき、陪舞しているお女中の手が不意にズボンの中に伸びてきました。
中国人社長が勧めても我々がお女中を宿泊先のホテルに連れ出そうとしないので、その社長が打った策略と判断して、その手を引っ込めさせました。 
凄まじき中国人の接待攻勢。 こういう風にして日本人は中国人に誑かされ、蕩かされていくのです。
  (HN生、品川)


(宮崎正弘のコメント)実態はさらに様変わりですよ。
きょうび、反対に上海に流れ込む不逞日本人がいます。それもやくざ、高級売春婦、得体の知れない日本人
 流れ込む日本人はいったい何が目的か? 中国人の日本への密航ばかりに目がいくが、ひどい日本人もあります。領事館登録は7,8万人。ここにビジネス出張(F1ビザ)と15日以内ヴィザ不要の訃報滞在組。
 カラオケもヤクザが中国人と組んで経営している暴力バアが目立つようになりました。
 もっとも安全な方法とは「専守防衛」につきます。君子危うきに近寄らず(爆笑)。



   ♪
(読者の声2)貴誌(1月18日付け)のコメントに日本人残留孤児村の、いま、日本人との結婚ブーム。
私の家の近くに最近越してきた夫婦が全く宮崎さんのコメントのとおりで、ブ男ではないですが。。。。
それでも会社社長とかで、中国人の若い奥さん。一人息子の赤ちゃんはふんぞり返って、今まで見たこともないような恥ずかしいなんて、爪の垢ほども持ち合わせていない赤ちゃんにはこちらが、恐れをなしちゃいます。
たどたどしい日本語でご近所の人もあまりかかわりたくないという態度でしたので何かと心にかけていたのですか「嘘」を平気で使うのでビックリ。宮崎先生の中国本を読んでいたので中国に「嘘」という字のないことは知っていたつもりなのに。
こうして日本のあちらこちらで中国人の厚顔さに、地域社会の「和」を侵食されて「我かんせず」の日本人が増えてしまうことのほうが寂しいですね。
「中国人だけは気をつけなさいよ」と外国の友人にもアドバイスをしなくては。。。
    (FF生、小平)


(宮崎正弘のコメント)赤ちゃんの時代からふんぞり返る。これがじつは中国人の生き様です。


    ♪
(読者の声3)中国でのパトカー先導のお話しがありましたが、私も経験があります。
私はフリーランスの撮影者ですが、遼寧省のある町を訪れた折り、手違いで移動用の車の手配が出来ませんでした。しかし中国人コーディネーターが、どこでどう手配したのか法院と検察のパトカー2台を用意し、中国人スタッフと私はこれに乗り込んで仕事に出かけました。
金を払えばなんでもありですね。
サイレンを鳴らしているので移動は早く仕事はスムーズに済みました。
ある意味では便利な国です。苦笑せざるを得ませんが・・。
(kyo)


(宮崎正弘のコメント)法院といえば、日本で言えば検察庁でしょ? ま、裁判が幹部の愛人が陪審員だったりして、まともな裁判が期待できない国でもありますからね。
    ◎ ◎ ◎
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   ♪
(サイト情報)
(1)ネグロポンテ米国家情報長官は上院情報特別委員会公聴会で「世界のテロ組織や国家による脅威の現状」について報告し、イラン、北朝鮮、中国を、大量破壊兵器を開発しうる最も懸念すべき国家と指摘。国際テロ組織「アルカイダ」を米国の利害に対する最大の脅威、そしてイスラム教シーア派組織ヒズボラの脅威も増大していると証言した。
 ネグロポンテ長官による年次脅威調査報告の全文
 http://intelligence.senate.gov/070111/negroponte.pdf
(2)ネグロポンテ国家情報長官、CIAのヘイドン長官、FBIのモラー長官らの証言内容:Current and Projected National Security Threats、U.S. Select Committee on Intelligence, January 11, 2007
http://intelligence.senate.gov/hearings.cfm?hearingId=2467
   ◇
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(休刊予告)地方講演旅行のため1月21−22日、海外取材のため1月27日から2月4日までをそれぞれ休刊します。◆
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<<今月の拙論>>

(1)「海亀派と貧富の格差」(『月刊日本』2月号、1月22日発売)
(2)「広州GDP一万ドル倶楽部入りに思う」(『北国新聞』、1月22日付け)
(3)「中国投資はブラックホールにカネを投げ入れるようなものだ」(『WILL』、1月26日発売)
(4)「中国ビジネスは危険がいっぱい」(『正論』、3月号、2月1日発売)
(5)「上海にはびこる拝金と偽中華文化」(『自由』、3月号、2月10日発売)
☆ ☆ ☆
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<宮崎正弘の中国・台湾、北朝鮮関係著作>

 『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
 『出身地でわかる中国人』(PHP新書、増刷出来)
 『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)
 『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)
 『拉致』(徳間文庫)。
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◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

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