国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2007/01/13


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 1月13日(土曜日) 参  
通巻第1673号  
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中国に“1940年代の悪夢”、ふたたび
 梅毒が猛威、感染率は米国をぬいて工業国家群で最悪
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 梅毒が中国で再び猛威を振るい始めた。
 1999年に人口10万人に対する患者数は6・5人。
 2005年統計で同比率は5・7人に下がったが、同期の米国のそれは2・7だった。

 しかし2004年の或る統計では、新生児がすでに梅毒に感染しているケースが、10万人に対して、なんと、19・68人という実例があった(ロイター、1月12日)。

 ノース・カロライナ州立大学ワシントン分校薬学部のマイロン・コーエン伝染病研究センター所長は「猛威の復活に対して本腰をいれて取り組まなければ、さらに深刻な事態を招く」と警告している(「ヘラルド・トリビューン」、1月13日付け)。

 増加原因は第一に農村部から都会への出稼ぎ労働者が単身の男性が圧倒的であること。不衛生な売春によるものと見られる。
 日本人観光客はまず分からないだろうが、中国各地の裏町には曖昧宿、安売春婦、夜鷹、不衛生な売春宿が乱立している(「小休息」とか、あやしげな「按摩」はまず、そうと考えて良いだろう)。
第二は若者達の知識不足によるセックス。以前のような、儒教的感覚の婚前交渉禁止という観念は、いまの中国にはない。

 中華人民共和国成立直後、この国は医療方面の遅れから梅毒の蔓延に悩まされてきた。
 政府の強力なキャンペーンの結果、1960年代には梅毒の話は聞かれなくなった。
 それがフリー・セックスと工業化の荒波に、復讐される結果となったのだ。

 中国政府はAIDS患者が64万人だと発表している。
国連保健機構(WHO)ですら、「中国のAIDS患者は2010年には一千万人をこえるだろう」と予測しているのに、なんという公式統計の少なさよ!
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<宮崎正弘の中国・台湾、北朝鮮関係著作>

 『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
 『出身地でわかる中国人』(PHP新書、1月中旬増刷出来)
 『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)
 『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)
 『拉致』(徳間文庫)。
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創刊日:2001-08-18  
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