国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/12/29

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成17年(2005年)12月29日(木曜日)
         通巻第1341号  
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小泉首相、急遽サマワ訪問の観測しきり
 イスラエル訪問前後とは別個に年末年始の政治空白を活用か
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 昨日(28日)、御用納め。
 じつは自民党は1月10日までという異例の長期休暇に入った。
 昨日午前中に10日までの休みが言い渡されたのは総裁(小泉首相)のつるの一声だった。

 以下、サマワ訪問の噂が突発的に拡がった。
 一月中旬、首相はイスラエル、パレスチナ自治政府、トルコを訪問する。トルコからイラクのサマワを急遽訪問する日程は前々から「可能性のひとつ」として永田町では常識的に語られてきた。
 
 ところが奇襲をこのむ首相ゆえに、正月休暇の政治空白を活用して、突如、サマワを訪問するのではないか、自民党が長期休暇に入ったのも、そのためではないか、とする観測が行き交った。
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(読者の声1)小生の過去の体験談を書かせていただきます。
今から4年前(2001年)の5月に、当時、親しくしていた中国人留学生の友人(当時のルームメイト)と中国に行った事があります。
  当時、小生は、ただの歴史を専攻している留学生であり、対中政策に関しては、どちらかといえば、現在の朝日新聞などの左翼マスコミが主張している立場に近かったと思います。
  ただ、前述の中国人のルームメイトとは、よく歴史問題や日中関係、台湾問題などで、言い合いをしており、負けることも勝つこともありました。
  そのルームメイト(以下J)は、経済専攻だったので、歴史の知識などはあまり無かったのですが、突っ込んだ話などになると、巧みに論点をぼかしたり、話を別のことに切り替えるなど、なかなか議論べたな小生にとっては、手ごわい相手でした。さて、そんな中、彼が中国に帰ることになった時、以前から中国に興味のあった小生は、一緒に連れて行ってくれないか? と頼み込んで、彼と一緒に中国に行くことになりました。 
 多少のトラブルなどはあったものの、無事に台湾、香港特区などを、経由して、中国国内に入り、彼の学んでいる大学(広東省の某大学)に到着し、その日のうちに、何人かの中国人学生と知り合いになり、たしか翌日だったと思いますが、朝食を採りに学校内にある食堂に着きました。
  そこからが地獄の始まりでした、いきなりJ,そしてその友人(皆、歴史問題などをはなれると、気の良い奴らばかりでした)に囲まれて、「なんで、日本の首相は、靖国神社に、行くんだ!!」などと、非難された。
いかにこの問題で中国人が怒っているかを、静かに主張してきました。別に、机を叩いたり怒鳴りつけるようなことはなかったのですが、静かに、目を怒らせて淡々と説くのと、周りの学生が、自分を取り巻いているのに、気後れした小生は、謝罪(今から考えれば、なぜ事前にもっと勉強して反論、また日本の立場を主張するように、準備しておかなかったのかと悔いるばかりです)し、それと共に日本人がいかに中国との友好を重視しているかを強調しました。 
 そこで彼らは納得した様子で、態度が急に軟化して友好的な態度になりましたが、謝罪している小生の姿を見ているJの態度と表情は、「どうだ、俺達が怒っているってよく判っただろう」とでも、言いたげなものであり、あの勝ち誇ったかのような態度と表情は、一生消えることが無いくらい鮮明に覚えております。(今から、考えれば、自分達の歴史観に同調しない小生に思い知らせてやれということで、事前に打ち合わせしていたのだと思います。) 
 その後、彼らは友好的になり接待役の美女こそ、出なかったものの小生の歴史好きを勘案したかのように歴史名所めぐりに連れて行ってくれ(しかも食事代、旅代は、向こう持ち!!)たり、町のあちこちを案内してくれるなど、至れり尽くせりでした。
  莫迦な小生は、本当に、なんて良い連中だろうと恩にきて、良い気分で、日々を過ごしておりました。(中国に行った政治家連中も、この手でおそらく丸め込まれた人が多いのではないでしょうか?)
  すっかり良い気分で、舞い上がっていた莫迦な小生は旅行最終日に、現実を思い知らされることになったのです。 深夜のことでした。
  小生の部屋に、Jといろいろ面倒を見てくれた連中がやってきました。
  何時になく、真剣な顔つきで、相談を持ちかけてきました。 
 J:「自分達は、中国共産党員だ。確か日本にも共産党があったはずだ。お前に日本の共産党に入党してもらいたい。そして日中友好のために、共に、働かないか?」 
 当然、小生は、断りました。 
 その途端、彼らは、それまでの友好的な態度が変わり、特にJは小生に仲間の前で、面子を潰されたと考えたのか、その後、終始不機嫌でした。
  結局、彼らとはその時点で、縁も交流も切れてしまい、現在まで、何度かメールを送ったものの、その後、何の音沙汰もありません。(Jからは、1度だけ、返信が来ましたが、「まさか、お前から、メールが来るとは思わなかった。」と書いてありました。)
  今回、中国での在上海日本総領事館の男性職員自殺事件を知り、この小生の体験談を書かせていただこうと、急遽、パソコンのキーを、叩かせていただきました。 
    (TS生、在米)
 

(宮崎正弘のコメント)今回の上海領事館の情報官の自殺事件は色々な意味で、日本人への警告です。
思想ではなく、カネと女が積極工作における主要な武器になることは古今東西、共通の要素であり、じつは小生20年ほど前でしたが、当時、日本を震撼させたKGBのレフチェンコ証言を翻訳出版しました。レフチェンコは在日KGB工作要員で大佐でした。
米国へ亡命し議会証言の結果、日本における十数人のエージェントがあぶり出されました。
 その後、山手書房から『ソ連スパイの手口』、つづけて国防総省の『ソ連の軍事力』も翻訳しました。
 スターリンの戦略の核心にあるのがスパイ工作です。
 そして中国の情報戦略は、毛沢東以後、まったくスターリン方式を踏襲しており、これまた台湾の蒋介石時代の積極工作も同じでした。
 平和のぬるま湯に浸りきった戦後日本が久しく忘れていた国際政治の裏面にうごめく現実です。いずれ、中国人亡命者の議会証言が日本でも翻訳出版されるでしょうが。。


   ♪
(読者の声2)22日の「三浦重周さんとお別れの夕べ」に出席し、帰りに頂いた生花を部屋に活けています。
花花が芳わしく香りを散じています。 花の名前に無調法で判らず恥ずかしいのですが白い多弁の花ひらを蓄えたものが一番元気です。 花弁をピンクに染め距離をおいて眺むれば桜花に見粉ごう風情の白い花です。
葉や上部の茎は鍋に入れたら食べられそうな草です。お江戸に居ても三十数年前の信州の田舎の子供の頃を思い出す寒さです。 
   (HN生、横浜)


(宮崎正弘のコメント)チャンネル櫻が「三浦烈士」、一時間の特番を作ります。
放映は未定、多分一月六日以降ですが、決まり次第、この欄でも告示します。


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(読者の声3)三浦重周氏の自決以来、心落ち着かない日々が続いております。直接、三浦氏の謦咳に接したこともない私ですらこうですから、先生のご心中は計り知れません。
 「読者の声」で皆様からの追悼の記を読むと、改めて自分の青年時代はまったく不勉強のうえノンポリで過ごしていたのだと思い知らされます。そんな私でも、昨年から今年にかけては日本が曲がり角に立っている危機感を強く感じ、三浦氏の自決の意味をもう一度考え直す心算です。
   (HS生、愛知県)


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(読者の声4)三浦重周さんとお別れの会の冊子を熟読しました。
冊子に掲載された論文のなかで三浦さんはキリスト教や西欧近代思想の日本化の課題を提起してをられますが、然り、徒らな国粋排外主義、ミニ中華主義は國を誤るものです。日本こそがキリスト教を完成させ、近代西欧文明を超克する思想を創出しうると考へます。そのために三浦さんに頑張つて欲しかつたと痛感します。三浦論文集の刊行に協力させて頂きたう存じます。
    (TK生、旭川市)


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(読者の声5)新潟の寒い空の下での三浦先生の突然の自決には驚きました。しかし私は三浦重周先生を今まで知っていたわけではありません。おなくなりなってから先生の実績や言行をネットで調べて知って真の愛国者と知り、尚且つ私と同じ新潟出身と知り、思いも寄らない事でした。
 それにしても何故、今、死を選ばれたのか?日本の現状に対して悲観の余りの行動なのか? 真の愛国者にして憂国者の三浦先生の死は日本の将来に対して余りにも多大な損失です。今はご冥福を祈るばかりです。合掌
    (ND生、上越市)


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(読者の声6)三浦先生には、私に素晴らしい道標を与えて頂きました。
三浦先生の御膝元、また山本五十六記念館があります長岡を訪れたこと。新潟の人々の優しさに触れさせて頂いた事、新潟のような素晴らしい土地柄で定年を迎えたら、夫婦で住みたいねと話しておりますなど。
三浦先生に御送信させて頂きました時の御優しい御返信。
夏でしたので、新潟の澄みきった青々とした、三浦先生の御人柄のような日本海を思いだして仕方がありませんでした。
     (NK生、さいたま市)


(編集部から)このほか、山のように故人へのメッセージが全国、いや世界各地からも届きました。有り難う御座いました。
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<<三島研究会からのお知らせ>>
◎HPが復旧しております。
http://www.nippon-nn.net/mishima/miura/index.html
(↑「三浦重周さんとお別れの夕べ」のサイトです)。
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 事務処理が停滞しました。下記受付を再開します。
◎「憂国忌」(三島由紀夫没後35周年)の記念冊子を御希望の方は下記へ。申し込まれながらも未着の方もその旨お知らせ下さい。〒、ご住所、お名前を改めてお知らせ下さい。
yukokuki@hotmail.com
(到着後、切手300円お送り下さい)。
◎三島研究会入会された方で書類が届いてない方は、至急下記へお知らせ下さい。
Sna76980@yahoo.co.jp
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(休刊のお知らせ)小誌は年末年始休刊です。   ☆ ☆ ☆
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 <<宮崎正弘の新刊予告>>
『出身地でわかる中国人』(PHP新書、1月13日発売、予価810円)
『中国瓦解』(阪急コミュニケーションズ、1月28日発売、予価1600円)

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<<宮崎正弘のロングセラーズ>>
『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4890631925/ref=ase_ritoukijapan-22/250-0520816-2194622

『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版刊、1400円+税)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860291239/africa07-22/ref%3Dnosim/250-0800565-9441848
『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税) 
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円プラス税)
『拉致』(徳間文庫、590円+税)
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  • EY生2005/12/30

    宮崎様



    いつもお疲れさまです。

    日本の在中外交員が自殺された理由が判り大変な憤激を感じます。とんでもない専制国家です。早く先制対処しないと有事に発展してもおかしくない国家犯罪です。中国報道官の反論も全く横暴至極で謝罪すらなく

    外交断絶が良いと思います。事実で有れば、我が国の議員が過去に取り込まれた事よく理解できます。

    本当に恐ろしい国です。