国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/12/26

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成17年(2005年)12月26日(月曜日)貳
         通巻第1340号  臨時増刊
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(本号はニュース解説がありません)
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(お知らせ)「さようなら三浦重周さん、お別れのゆうべ」(12月22日 グランドヒル市ヶ谷)の模様は下記サイトにあります
http://www.nippon-nn.net/mishima/miura/index.html
      ◎
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(読者の声1)『WiLL』2月号の堤尭氏の三島論の中に新発見ですか? どのような箇所かお教えいただきたいものです。
愉快に読める箇所として恆存氏が、文学座杉村春子の“喜びの琴”上演拒否事件に触れて「サラ・ベルナールの昔から、女座長というものはだね、下半身で座付き作者を縛るものなんだよ。加藤道夫、森本薫、いずれも精気を抜かれて肺病になっちまった。いまのご亭主も肺病だよ。
かくいう僕も迫れられて、ほうほうの体で逃げ出したんだ。肺病になりたくないからねェ。三島君も早く逃げ出して良かった。慶賀の至りだ」
これには腹を抱えて大笑しました。 
遠藤周作氏が、事件の一年後浅利慶太が同作を演出上演したことを「文学座はススキを幽霊と勘違いした」と評した件りも笑いました
 こういう余裕を持って物事を見て捉えることがなかなか難しい。 
貴台の中国警戒論のご講演は、恆存氏や周作氏に通じる余裕とシニシズムとユーモアがあります。小林秀雄に倣って磨かれた話術に裏打ちし支えられていて天下一品です。
さて堤氏が論中で二・二六事件の機微に言及された箇所があります。
「歴史の真実は、語られなかった部分、書かれなかった部分にこそあるという箴言がある」にはウ〜ンと唸らざるを得ません。 一二五代続いた皇統が日本の秘められた何がしかの゛真実゛を受け継いでいるならば何としても衛らなければなりません。
三島が「うーん、それは知らなかったなあ」と呟いた二・二六事件の機微、決起将校と背後関係者の企図した「もっと先」とは何なのでしょう。
小生は、同論中の次の件りに関心が向きました。
それは三島が「人間はね、目に見えるもののためには死なないよ。目に見えないもののために死ぬんだ」と云い、これに堤氏が三島がドイツの港で入港する日本船の日の丸に目頭が熱くなったと書いていたと反論した箇所です。たまたま今目を通しているネイスンの三島評伝にこのことが出ています。
昭和40年10月に三島がネイスンにバンコクから書き送った中に率直に記されています。公けにはどこかの雑誌か新聞に書いたのでしょうが、こう手紙でネイスンに語っています。
「いろいろ廻ったなかで、ハムブルクは北の国にはちがひないが、やはりすばらしい詩情があると思ひました。一人で遊覧船に乗って、港をまはり、入ってくる大きな日本船に感激して、一生けんめいハンカチを振ったが、こつちは黒眼鏡をかけてゐるので応答なし。」
手紙の日付からすると、その年のノーベル賞がショーロフに決まった二日後で、それには触れずに欧州の旅の楽しい想い出に浸り、現実の悲痛の思いから逃避している姿が浮かびます。 人は目に見えないもののために死ぬことはあるでしょうが、それにしてもまず目に見える対象があり、それが表徴する事柄に自分の命を託し死を以って誠(まこと)を顕らかにしようとするのだと思います。 
   (HN生、丸の内)
 

(宮崎正弘のコメント)まさしくご指摘の箇所が新発見と思いますが、或いはこの発言は過去におおやけにされていますかね?
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『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税) 
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円プラス税)
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