国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/11/25

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成17年(2005年)11月25日(金)貳
     通巻第1313号   
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女系容認、長子優先の皇室典範改悪は国家の伝統の基盤をつきくずす暴挙
 別の王朝をひらき、歴史と伝統と文化の象徴・皇統を分断する革命思想
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昨日(24日)、傲慢な無知と無謀をさらす暴挙がなされた。
 「有識者会議」なるグループが小泉首相に女帝容認を柱とする答申を出したのだ。すぐに保守陣営は反対行動にうつる決意をしめした。
皇室典範問題研究会は下記の声明を発表した。
  ☆

緊急声明
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小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」が首相に提出した報告書の「女系容認.長子優先」の内容は、「皇位の安定的な継承を維持するために」との理由づけのもとに男系継承といふ有史以来の皇室伝統を破壊するものである。わづか一年足らざる論議で、かかる無謀な結論を出した同会議の拙速かつ不敬なる姿勢には強い怒りを禁じ得ない。

政府はこの答申を受けて来年の通常国会に皇室典範改正案を上程する方針だが、同会議の拙速を繰り返すことがあってはならない。
我々は、政府及び国会の今後の対応の仕方に関して、取敢えず以下の三点に留意すべきことを要請する。

第一.皇位継承制度の伝統を破壊してまでも,いま皇室典範改正を急ぐ理由は無い。

第二.有識者会議の答申通りに皇室典範を改正することは、皇位継承の安定化につ    ながるどころか、むしろ逆に国体の根幹揺るがすものである。

第三.有識者会議の議論で積み残された重要な問題が沢山ある。皇族方の御意向と
国民の多様な意見に耳を傾け、十分な時間を費やして検討すべきである。

 平成十七年十一月二十五日
             皇室典範問題研究会代表 小堀 桂一郎 
        ◎ ○ ◎ ○
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(お知らせ)小誌は明日11月26日から12月3日まで海外取材のため休刊です。
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(読者の声1)通巻第1308号に「戊辰戦争の後味の悪さは『官軍』が東軍の弔いをしなかったことにある」とありますが、官軍に協力した民間人で幕軍の死者を自主的にかつ官軍からの処罰の危険を冒して行った人がいました。清水の次郎長です。
山岡鉄舟が感激して、一生涯親交を結んだそうです。下記をご覧ください。誤字等は訂正済みです。
原文は表題に「清水の次郎長 (本名・山本長五郎) 一八二0〜 一八九三」とあり、最後に「次郎長生家 424 清水市みのわ町四−十六云々」とあるパンフレットです。
おそらく次郎長生家で配布しているもののようです。
下記はその真ん中部分です。
      記
 「明治元年(西暦1868年)の混乱期には、無頼の者が全国に跋扈し「毒をもって毒を制す」で、やくざが治安の維持に利用される例が多かった。しかし、この時49歳(数え年、満48歳)を迎えていた次郎長はもう「毒」ではなかった。次郎長に渡世人稼業から足をあらわせた総督府判事伏谷如水は次郎長に帯刀を許し、清水江尻周辺の街道警固を命じたのである。その年の九月十八日、幕府の軍艦「咸臨丸」が清水港内で官軍の攻撃を受け、乗組員は斬殺され死体は海上に投棄された事件が起きた。その二日後、次郎長は子分を集め、厳しい官軍の眼をぬすみながら月明かりを頼りに湾内に浮遊する徳川方の屍を拾い集め、巴川東岸向島にある実父高木三右衛門の土地に手厚く埋葬する一方、咸臨丸から上陸して難を免れた数十人には金子を与えて榎本武揚の下へ逃してやったのであった。このことで次郎長は駿府藩から出頭を命じられ詰問されたのであった。その時、次郎長は「死ねば仏だ。仏に官軍も徳川もない。仏を埋葬することが悪いと言うなら、次郎長はどんな罰でも喜んでお受けします。」と答えたのだった。
 抗争で人を殺し、自分も生死のはざまに生きた一人の博徒が初老にしてたどりついた境地であった。次郎長のこの返答を後で聞いた山岡鉄舟は、ただの博徒に過ぎない次郎長が一段高いところからものを見ている事を知っていたく感服し、以来山岡鉄舟が明治二十一年に亡くなるまで親交が続き、次郎長は自分より十七歳年下の鉄舟に心酔し数多くの事を学び大きな感化を受けたのである」。
            以上。
(ST生、神奈川)

 
(宮崎正弘のコメント)過日、西伊豆からフェリーで清水港へ渡りました。目的は三島由紀夫『天人五衰』の世界が描く燈台と美保の松原の再訪ですが、港からのびる大通りがエスパルス通り(サッカーにちなんでの命名でしょう)。その先が「次郎長商店街」です。この商店街の寂れようといったら無惨なくらいですが、通りの中程に清水次郎長生家跡があり、いまも地元の人々の尊敬を集めていることが分かりました。
          ◎  ○
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● 本日夕刻午後六時より「憂国忌」。九段会館大ホールです。◎
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 明日 26日!
【東大駒場祭】に黄文雄、石平、呉善花の三氏が登場!

日本学シンポジウム「本音で語る反日・親日」

日 時:平成17(2005)年11月26日(土) 13:30〜15:30
場 所:東大駒場キャンパス13号館3階1331教室
  交通 京王井の頭線駒場東大前駅から徒歩3分
  http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_12_j.html
演 題: 「本音で語る反日・親日」
ゲスト: 黄文雄氏、呉善花氏、石平氏、久保田信之氏
主 催: 日本学プロジェクト(責任者:北山貴弘)
参加無料 (当日運営資金の募金を行う予定です)
 
日本学プロジェクトとは、日本学の発信を通して真の国際協力のあり方を探る試みです。東京大学の学園祭である駒場祭でのシンポジウム開催のために立ち上げ、日・韓・中・台の4人の論客をお招きしてシンポジウムを開催いたします。
       ●
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