国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/11/24

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成17年(2005年)11月24日(木)
     通巻第1311号   
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言論の自由も人権抑圧改善も強調しなかったブッシュ訪中に意義ありや?
 ワシントンポストは「ブッシュ政権は中国に弱すぎる」と社説で批判している
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 ジャーナリストや民主活動家、宗教家など数十人が中国の当局に拘束されたまま。SARSを告発した医師は、ブッシュ大統領が北京滞在中、自宅からでることを許されなかった。

 「ワシントンの要求に軽く応ずるふりをしただけで人権問題、政治の自由化への努力について、なにごとも圧力をかかなかったブッシュ大統領は、いったい中国に弱味でもあるのか。インターネットの検閲一つをとっても大統領が前回訪問した2002年より、中国の状況は悪化しているのに」(ワシントンポストの社説、11月22日付け)。

 前回は中国の学生をまえに熱烈に自由についての講演を展開したがブッシュ大統領だったが、テレビで講演が中継された。
今回は米中首脳会談の共同記者会見さえなく、貳ヶ月前に釈放を要求した民主活動家、宗教家のリストに、たった一言の言及も北京側からなされなかった。
 「いや静かな圧力をかけている」とライス国務長官は言う。

 「これという成果はゼロの訪中だった」と総括したのはイギリスのフィナンシャル・タイムズ(21日付け)である。
同紙は続けた。
「教会へ行ってブッシュ大統領は神に祈った? その報道は中国では一切なされなかった。ボーイング70機、40億ドルの商談だけがまとまった」
 まさか、中国同様にカネに目がくらんだ?
        ◎ ○ ◎ ○
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明日! 「憂国忌」 
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  三島由紀夫氏没後35周年追悼「憂国忌」は明日、11月25日です。
         記
 とき   11月25日(金曜日) 午後6時(五時開場)
 場所   九段下 九段会館大ホール
 http://www.kudankaikan.or.jp/flash/index.html
      鎮魂祭(乃木神社宮司、神官による。祭主(小田村四郎)
スライド「薔薇刑」上映と解説(細江英公)。未公開の写真が多く含まれます。
シンポジウム 「あれから35年、現代日本はどうなってしまったのか」
井尻千男、入江隆則、サイデンステッカー、西尾幹二、村松英子
詳しくは http://www.nippon-nn.net/mishima/index.html
参加費  おひとり 2000円(会場分担金です)
特典   参加者全員に記念冊子(24ページ)を差し上げます。
その他  三島関連本などの販売があります(一部書籍は割引も)! 英語版『薔薇刑』、細江英公『ざっくばらんに話そう』『なんでもやってみよう』。拙著『三島由紀夫はいかにして日本回帰したのか』などもロビィで販売予定。  
   ◎「憂国忌」は国民行事、どなたでもご参加頂けます!
        ☆  ★  ☆  ★  ☆
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    << 宮崎正弘の三島論 >>
『三島由紀夫“以後”』(並木書房、1700円+税)
『三島由紀夫はいかにして日本回帰したのか』(清流出版、1800円+税)
上記貳冊は憂国忌会場でも割引サイン入り販売の予定。
          ●◎○●◎○
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(お知らせ)小誌は26日から12月3日まで海外取材のため休刊です。
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(読者の声1)22日に拓殖大学の新日本学講座で先生のお話を伺いましたが、最初から驚きの連続で、たとえば「大仏開眼」から現在までの日本文明史・日本思想史の長い文脈の中で「三島由紀夫」を位置づけて論じられた、その歴史的展望に基づく御高論に感服しました。
 帰宅してメルマガを拝読すると、まさに簡潔にまとまった三島論でした。
宮崎さんの「三島論」は、同時に「歴史論」・「日本文明論」・「日本改革論」でもあるかとおもいます。今、ちょうど、先生の「三島由紀夫はいかにして日本回帰したのか」を拝読しているところで、「意気投合した森田と三島」の辺りを読んでいます。明日の「憂国忌」に参加するためにも、事前に勉強しておきませんとね。
     (HS生,千葉)


   ♪
(読者の声2)貴誌1310号にある三島論で古今集は「文学は経国の大業である」とされた。漢詩の全盛時代に現れた、この"経国の大業"。
この言葉の出典は魏の曹否だったと思います。
ちなみに原典は「文章は経国の大業、国家の精華なり」とあり、非常に格調高い名文です。曹否は文才豊かな曹操の長子で魏の初代皇帝。また「豆を煮るに豆殻をもってす」の詩で有名な曹植は、曹否の弟です。日本人は文章をあまり読まないが、中国人は文章とその価値やメリットを非常に重視する。
官渡の戦いで遠紹が曹操の祖父が宦官だったと非難したとき、曹操は「何も爺さんの事まで持ち出して誹謗することはあるまい」と憤ったそうですが、でも後にこの文章を起草した男を召抱えた。中国人の夫婦喧嘩の際、屋外衆人環視のなか、それこそ聞くに堪えないほど徹底的に相手を罵倒し合う。
この風習に外国人は驚くが、中国人は何の痛痒も感じない。
まさに文化(風習)の違いですね! 靖国非難も、言わば喧嘩の際の枕言葉、中国人の常套手段で、それほどの意味は無い訳です。あればまさにこの時期に、日本から新幹線車両を買うことは絶対的といっていいほど有り得ない。
逆に日本は何時までも靖国を持ち出して誹謗する中国を徹底的に非難する必要がある。  (MI生)


(宮崎正弘のコメント)御卓見だと思います。お説にあるように「この風習に外国人は驚くが、中国人は何の痛痒も感じない」というのは、まさに本当のはなしですからね。
 中国人の本質についてもっと歴史的な考察が必要ですし、それを日本の政治家、企業家に啓蒙していく努力も必要です。
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<国難突破! 『皇室典範改悪阻止!「草莽崛起」緊急抗議国民デモ』>
 
世界最古の国である我が国に、歴史上かつてない国難が迫っています。小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東大学長)は、女性・女系天皇を容認したうえでの皇位継承順位について、直系優先のうえで出生順に定める「長子優先」とすることを全会一致で確認しました。
 二千年以上続いた日本の国体・国柄が、今、深刻な危機に陥っています。
 日本を日本たらしめてこられた皇室と皇統を消滅させようとする勢力が跋扈しています。祖国日本とその中心たる御皇室と皇統の危機を、私たち日本国民の手で、何としても守り抜きましょう。

 ■日時:平成17年11月26日(土)午後1時集合
 ■集合場所:三河台公園
  (住所:東京都港区六本木4-2-27)
 ■交通:
 ・東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅徒歩3分
 ・都バス都01渋谷駅〜新橋駅六本木4丁目)
 公園地図:
http://www2.wagamachi-guide.com/minatoku/map.asp?GPOS=139.737159133333%2C35.6613020689058&GSCL=4000&SSIZ=500%2C500&sid=5015&ID=197&F=FL1&GALAY=0000000000000000&Map.x=263&Map.y=230
主催:皇室典範の拙速な改悪に反対する全国地方議員の会
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<< 宮崎正弘の最新刊 >>
『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4890631925/ref=ase_ritoukijapan-22/250-0520816-2194622
      
<< 宮崎正弘のロングセラーズ >>
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版刊、1400円+税)
『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税) 
http://deserveit.jp/am/asin/4484052083.html
      
『中国のいま、三年後、五年後、十年後(改訂版)』(並木書房、1575円)
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円プラス税)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
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