国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/11/23

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成17年(2005年)11月24日(木)
     通巻第1310号   
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IMFの中国経済報告は警告書だった
  すでに五月に警告されていた中国への投資の偏在と産業拡大の不均衡
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  バートンIMF・アジア太平洋局長は、すでにことし九月の時点で、人民元について、「切り上げを歓迎するが、その後の相場変動は極めて限定的だ」と不満を表明した。
 中国は7月21日にわずか2・1%だけ人民元を切り上げ、欧米の当面の圧力を回避した。

 「為替相場の柔軟性を増す努力をすることが中国自身の利益になる。人民元為替変動幅をさらに拡大するよう要請したい」とIMFは立場を明確にした。

 十月にIMF、中国経済の審査報告書を発表した。

それによれば中国の05年実質経済成長率を9・0%と予測し、幾分の上方修正した。このIMF報告書は「大幅な資本流入が銀行部門の過剰流動性を膨らませる恐れがある」とする懸念を表明しており、引き締め政策が避けられないとの見通しを示した。

 経常黒字がGDPの6%に匹敵する異常さ。投資の集中がアジア全域の均衡を破壊するばかりか、米国、EU、日本の経済とのバランスを不均衡に導き、さらには中国への貿易、通商上の保護主義が台頭している危険性を警告した。
 中国はこのIMF報告をまずいと判断したのか、先週まで公表しなかった。
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まもなくです! 
 憂国忌 ! 
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  三島由紀夫氏没後35周年追悼「憂国忌」は明日、11月25日です。
         記
 とき   11月25日(金曜日) 午後6時(五時開場)
 場所   九段下 九段会館大ホール
 http://www.kudankaikan.or.jp/flash/index.html
      鎮魂祭(乃木神社宮司、神官による。祭主(小田村四郎)
スライド「薔薇刑」上映と解説(細江英公)。未公開の写真が多く含まれます。
シンポジウム 「あれから35年、現代日本はどうなってしまったのか」
井尻千男、入江隆則、サイデンステッカー、西尾幹二、村松英子
詳しくは http://www.nippon-nn.net/mishima/index.html
参加費  おひとり 2000円(会場分担金です)
特典   参加者全員に記念冊子(24ページ)を差し上げます。
その他  三島関連本などの販売があります(一部書籍は割引も)! また季刊『三島由紀夫研究』の創刊号も憂国忌に間に合う予定。英語版『薔薇刑』、細江英公『ざっくばらんに話そう』『なんでもやってみよう』。拙著『三島由紀夫はいかにして日本回帰したのか』などもロビィで販売。  
   ◎「憂国忌」は国民行事、どなたでもご参加頂けます!
        ☆  ★  ☆  ★  ☆
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(読者の声1)先生の11月22日付けのメルマガを読んでお便りしております。
 江戸末期から西欧化するなかで、日本がまたたくまに大国になったのは、江戸までの西欧的ではない精神的遺産のたまものなのでしょう。
 (なかでも、儒教や道教もその中に取り込んでいる日本の仏教が、江戸時代まで大事な位置を占めていたこと。それはとくに重要な柱だったのではないかと思います。勉強不足で論理的に申せませんが…)。
 その日本が、将来、最大の脅威になるとアメリカは判断したのでしょう。いいがかりをつけて日本を叩き潰しました。
 戦後、日本の伝統ある教育はほとんど廃止されてしまいました。
  それでもわずかに家庭教育がありました。
  でもそれももう限界に近付いているのでしょう。精神的遺産をほとんど食い潰してしまったようです。世界は日本の精神的なレベルを落とすことに、ついに成功しつつあるようです。今ではほぼ世界標準並みでしょうか。
  私は自分の受けた教育の不備に、いらだたしい気持ちを抱かずにはいられません。
 教育を受けていた子どものときでさえも、教師の人間愛に満ち溢れた偽善的な説教にはうんざりさせられたものです。偽善への反動で、偏差値さえよければいいのだろうと割り切るようになってしまいました。それも間違いでしたが…。
 ともあれ教育のせいばかりにして、不備を埋めるための勉強を怠れば、さらに深い闇に落ちこむに違いないと思います。かつての日本が完璧であったと信仰しているわけではありませんが、大切な教えがたくさんあったに違いないと思います。
 これからも、どうか様々なことを教えてください。なにせ教育が悪く、歴史知らずの上に、礼儀も知らず愚鈍ですが、なにとぞご辛抱ください。
     (AK生)


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(読者の声2)京都のだんはんに連れられて立党50年記念党大会に行きましたあ。なんやら未だに清和会ご用達の高輪プリンスのパミールでよけい人数いはりましたわ。
それで大薄型型スクリーンを長方形の長手に数十本並べ凄いワイドパノラマの演出おったまげまし。
電通はんかどっかでしゃろ この演出 コイズミはんもいよいよニュールンベル大会のヒトラーの演出を意識してはったんとちゃいますかあ?
司会が山谷えり子(もう一人は青森の江渡代議士)さんでよかったどすう 東京フィルハーモニーが生演奏で腰越満美はんが高らかに美声で君が代と自民党歌を誘導しはって盛り上がりましたあ。武部はんの党綱領改正党則改正案に続き小泉はんがこの自民党の苦難の歴史と苦しいことがあって克服するなど明治維新と戦後をいつもの小泉ランゲッジで酔いしれてはりました。
まあ50年記念やからあれで良かったんとちゃいますかあ?
うちも思わず拍手しましたさかいなあ。そいで次に森はんが新憲法草案の骨子の説明どした。これぐらいやらしてあげんと森はんもたまにはなあ。来賓は英国大使が日本語で自民党と日本をおだてあげ、常任理事国になってほしいもっと国際的に打ってでてほしいとオメンチャラゆうてはったあ。
その次に神崎の特別下らないスピーチ。あのなあ当たり障りのないスピーチやったらなんもせんでもええわい。嗚呼くだらない。今日は靖国批判しはるかとおもうたら矢鱈媚びてはるんやあ。自民党圧勝に雪下駄どすわあ。
 次にあの売国奥田、この人顔がわるい。
まるで哲学のないうすっぺらなそれで威張った態度でどうしようもあれへんわあ。小泉はんがワンフレーズポリチックスやゆうて自分の所にも電話で選挙資金を「何卒物心両面から」だけゆわはって、それで自分も直ぐわかる。これやあ!ゆうて下手なスピーチのなかで一つだけ冗談ゆわはりましたあ。最後のゲストが宮本亜門、この人世界的ミュージカルの演出家だけあってええスピーチしはりましたわあ。
演出はこうゆうもんやあゆうて先入観とゆうかレッテルを貼って役を決め付けるのではなく、それぞれの登場人物の立場になって想像たくましく演出を考えるのが大事や。自分も改革大好きやけど、改革に取り残された人の心のうちをとらえんとあきまへん。物事善悪二元論でとらえたらあきまへんゆうてええことゆわはりましたわあ。
小泉はんへの皮肉もあるんとちゃいますかあ?思想信条は知りまへんが(沖縄に住んではって沖縄の米軍による環境問題は気に入らんゆうてはったから反米サヨクかもしれまへんが)一流の人物には一流の言葉がありますさかいなあ。その次学生スピーチ、党への貢献者への表彰、そして83人の小泉チルドレンが壇上にたち(イエスマンの若者紅衛兵どすわあ)なんとあの杉村クンが立党50年宣言をたからかに読みはった。
たどたどしくゆっくりと幼稚園児のようでした。漢字よみまちがうかとおもいましたけど、無事読みはりましたあ。
ホンマ。こうゆうところが自民党のポピュリズムになり下がったところどす。なんぼかこのアホひっこめえゆうて野次ろかとおもいましたが、コイジミンはいまや鉄の団結どすう ああ怖い怖い 最後ベートーベンの第七やったとおもうけどじっくり聴かせましたあ 。
そいで画面は美しい日本の自然が超大型スクリーンにパノラマで映り感激しました。
ほぼ一楽章全部とちゃいますかあ うまい演出どすわああ そして締めが山谷えり子はんの閉会宣言。山谷はんが憲法で序文にいれられなかったあの大勲位も失望した伝統、家族の絆や国柄のところを謳いはりましたあ。
嗚呼、これだけはすばらしかったわ。
  (しんこ)


(宮崎正弘のコメント)結党50年の宣言を半世紀前の「立党宣言」と読み比べると、その志の低さ、ポピュリズムが際だっていますね。映像と音楽で大会を盛り上げるのは、たしかに現代的ではあっても、中味が一番の問題でしょう?
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    << 宮崎正弘の三島論 >>
『三島由紀夫“以後”』(並木書房、1700円+税)
『三島由紀夫はいかにして日本回帰したのか』(清流出版、1800円+税)
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(お知らせ)小誌は26日から12月3日まで海外取材のため休刊です。
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  △重要な集会とシンポジウムが下記の要領で行われます。
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<国難突破! 『皇室典範改悪阻止!「草莽崛起」緊急抗議国民デモ』>


世界最古の国である我が国に、歴史上かつてない国難が迫っています。小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東大学長)は、女性・女系天皇を容認したうえでの皇位継承順位について、直系優先のうえで出生順に定める「長子優先」とすることを全会一致で確認しました。
 二千年以上続いた日本の国体・国柄が、今、深刻な危機に陥っています。
 日本を日本たらしめてこられた皇室と皇統を消滅させようとする勢力が跋扈しています。祖国日本とその中心たる御皇室と皇統の危機を、私たち日本国民の手で、何としても守り抜きましょう。

 ■日時:平成17年11月26日(土)午後1時集合
 ■集合場所:三河台公園
  (住所:東京都港区六本木4-2-27)
 ■交通:
 ・東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅徒歩3分
 ・都バス都01渋谷駅〜新橋駅六本木4丁目)
 公園地図:
http://www2.wagamachi-guide.com/minatoku/map.asp?GPOS=139.737159133333%2C35.6613020689058&GSCL=4000&SSIZ=500%2C500&sid=5015&ID=197&F=FL1&GALAY=0000000000000000&Map.x=263&Map.y=230
主催:皇室典範の拙速な改悪に反対する全国地方議員の会
共催:チャンネル桜草莽会、全国地方議員1000名日本大勉強会実行委員会、神奈川草莽議員の会、人権擁護法案に反対する地方議員の会、靖国神社へ参拝する全国地方議員の会、英霊にこたえる会、日本世論の会、新日本協議会、自由日本の会、皇室典範改悪に反対する草莽崛起の会他報道:衛星放送「日本文化チャンネル桜」/インターネット「チャンネル桜オンラインTV」
問合せ:全国地方議員1000名日本大勉強会事務局
電話03-6419-3825FAX03-6419-3826
E-Mail:soumou@ch-sakura.jp
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【公開シンポジウム】
<< 中華帝国と戦略無き日本 >>
東京財団・産経新聞社共催
      記
日時:2005年12月5日 十四時から十七時まで
場所:日本財団ビル二階 大会議室(東京都港区赤坂1-2-2 特許庁前)
テーマ:中華帝国と戦略無き日本-2005年米国防報告「中国の軍事力」から。
パネリスト(五十音順):潮匡人(評論家・元航空自衛隊幕僚監部)、川村純彦(川村研究所代表・元海将補)、日下公人(東京財団会長)、佐藤優(起訴休職外務調査官)、宮脇淳子(東京外国語大学非常勤講師)、山本卓真(富士通名誉会長)、林建良(「台湾の声」編集長、在日台湾同郷会顧問、前会長)。

定員:約二百名(定員になり次第、受付を締め切らせて頂きます)
参加費:無料
参加申込:ファックスにて「12月5日(月曜)の公開シンポジウムに参加します」との旨を明記した上、名前、所属/肩書き、電話、ファックス、メールアドレスも記入して申し込んでください。ファックス番号 03-3241-4281
お問い合わせ 電話 03-3275-8920
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<< 宮崎正弘の最新刊 >>
『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4890631925/ref=ase_ritoukijapan-22/250-0520816-2194622
      
<< 宮崎正弘のロングセラーズ >>
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版刊、1400円+税)
『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税) 
http://deserveit.jp/am/asin/4484052083.html
      
『中国のいま、三年後、五年後、十年後(改訂版)』(並木書房、1575円)
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円プラス税)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
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◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
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