国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/11/18

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成17年(2005年)11月18日(金曜日)貳
     通巻第1303号
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 これは本当か、いや真実に近い情報だ
   中国国内では既に鳥インフルエンザによる死亡者、300人を突破している?
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 中国の公式発表は出鱈目であることは世界周知の事実だが、どうやら鳥インフルエンザの犠牲者も三百人をかるく越えており、隔離された者は五千人以上に達したという内部情報がある。

 これは「博訊ネット」(11月14日)に「投書」のかたちでリークされたもので、05年11月12日までに鳥インフルエンザの犠牲者は中国全土、十三省にまたがって310人、何らかの理由で隔離された患者が5554人。

 いや、これさえも当局の命令で低めに抑えられた数字ではないか、と投書者は告発している。

  博訊ネットは、一覧表を掲げたが、たとえば青海省で死亡143,感染131,隔離961,失踪13となる。
 遼寧省では死亡69,感染237,隔離2076,失踪2。
 新彊ウィグル自治区で死亡18,感染35,隔離340,失踪6。
 内蒙古自治区では死亡28,感染9,隔離149,失踪2。
 湖北省で死亡25,感染297,隔離1524,失踪4(公式発表では中国の死者わずか二名)。

  二年前、世界を恐怖のどん底に叩き込んだSARSさえ、その情報隠匿が勇気ある医師によって告発され世界に伝播されるまで、中国はひたすら情報を隠した。
 
 それほどひどい経済成長のひずみ、その中国の不衛生の実態も世界に暴露されたが、ともかく情報隠匿は独裁政権にとって体質的悪政のキーなのだ。

 今回の鳥インフルエンザ伝染情報も、この隠匿体質が、危機をさらに危険にしている。
 とくに感染地域には軍が投入されて戒厳令同然の情報封鎖、病院および医師の管理主導権を握り、情報管制が強化された。
 また中国衛生部の情報処理ならびに発生状況の公表さえ、軍の顔色をうかがって綺麗事しか並んでいない。

 内部指令書によれば当局が「鳥インフルエンザの疑似感染者および感染者を直ちに指定医療機構に収容し、上級政府に報告せよ。国務院の許可なく感染情報を公開してはならず、違反責任者は懲戒免職などの罰則を適用する。感染者が死亡した場合、死亡原因に「鳥インフルエンザ」やH5N1などと記述をしてはならない」という滅茶苦茶な指示をしているという。
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日米同盟の強化を謳ったブッシュ京都演説に欧米メディアが特大の注目
 台湾防衛、台湾の民主化が中国のモデルとしたブッシュ演説は政策変更を示唆?
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  ブッシュ大統領が京都で演説(05年11月16日)した内容のなかで「自由」と価値観を分かち合う日米同盟の重要性を評価しながら、それとなく中国の人権侵害を批判し、一方で台湾が中国の民主化のモデルとした箇所に注目、欧米メディアは一斉に解説を行っている。
 
 米国保守派を代表する「ウォールストリート・ジャーナル」は11月16日付け社説に「昇る太陽」とする論説を掲げ、「中国の軍事的膨張に対応するために日本の防衛力を高め、これをもって中国の軍事力突出を抑止する方針」だと評価した。
 
同紙は「日本こそアジアの要、ブッシュは日本を鼓舞してアジアの安定に大きな役割を演じさせようとしている」とも書いた。

 英国紙「ガーディアン」はさらに踏み込んで「中国が勃興すればするほどに日本にもナショナリズムが再生する」とした論文を掲げた(11月17日付け、マーティン・ジャックス、立命館大学訪問教授の寄稿)。

 それによれば「日米同盟の強化は、たとえ台湾海峡有事のときでも日米は共同した危機に対応すると謳われた(日米外相、国防省の2+2会談)こと、MDの共同開発で日本が予算に前向きなこと等が中国の軍事力膨張への抑止である」と今更ながらの解説を加えている。
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 憂国忌まで、あと7日 ! 
 ☆
  三島由紀夫氏没後35周年追悼「憂国忌」は11月25日です。
1800 鎮魂祭。乃木神社宮司、神官による。祭主(小田村四郎)
1840 「薔薇刑」上映と解説(細江英公)。未公開スライドが多く含まれます。
追悼挨拶(松本徹ほか)

1920 <シンポジウム>
井尻千男、入江隆則、サイデンステッカー、西尾幹二、村松英子
http://www.nippon-nn.net/mishima/index.html
          記
 とき   11月25日(金曜日) 午後6時(五時開場)
 場所   九段下 九段会館大ホール
 http://www.kudankaikan.or.jp/flash/index.html
 参加費  おひとり 2000円。
特典   参加者全員に記念冊子(24ページ)を差し上げます。
その他  三島関連本などの販売があります(一部割引も)!
    また季刊『三島由紀夫研究』の創刊号も憂国忌には間に合う予定。
英語版『薔薇刑』などもロビィで販売。
 
   ◎「憂国忌」は国民行事、どなたでもご参加頂けます!
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      ♪ 
    << 宮崎正弘の三島論 >>
『三島由紀夫“以後”』(並木書房、1700円+税)
『三島由紀夫はいかにして日本回帰したのか』(清流出版、1800円+税)

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<< 宮崎正弘のロングセラーズ >>
『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
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『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版刊、1400円+税)
『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税) 
http://deserveit.jp/am/asin/4484052083.html
      ☆
『中国のいま、三年後、五年後、十年後(改訂版)』(並木書房、1575円)
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円プラス税)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
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