国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/11/10

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成17年(2005年)11月10日(木曜日)貳 
      通巻 第1293号 臨時増刊号
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中国で大規模なイスラム過激派の爆弾テロがおこる恐れ
 ブッシュ訪中前後、爆弾テロの準備すすむ、と米国情報筋
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 各紙がつたえているが、典型報道をCNNから引用する。

――北京駐在米国大使館は9日、中国国内の高級ホテルを狙い、イスラム過激派集団がテロ攻撃を仕掛ける恐れがあるとの情報を中国治安当局から入手、該当しそうなホテルを訪れる米国人に対し十分な注意を呼び掛けた。ロイター通信が伝えた。 
 中国当局が、この種のテロ情報を外国公館に伝え、発表につながるのは異例。米国のブッシュ大統領は、韓国で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への出席に合わせ、11月19日から訪中の予定。 
 大使館が、中国在住の米国人に電子メールで警告した。四つ星、五つ星のホテルが標的の可能性があると指摘している。 
 イスラム過激派が、中国国内もしくは海外の組織かには触れなかった。中国治安当局は米大使館に、対象になりそうなホテルには既に警告し、必要な予防措置は取り、この脅威をさらに調べていると説明した、という。 
 中国では、新疆ウイグル自治区を中心とした「東トルキスタン」独立派が活動している。今回のテロ情報と同組織の関連は不明(CNN)。


 テロに関して、このニュース。とくに新しい情報ではない。
 数年前に西安のマクドナルドが爆破され二人が死亡。その後も西安のマックは爆破され、
青島のカルフールに飛び火、爆破、大破した。青島の市民はうすうす、この事件の背後にある反政府運動を認識している。

 三年前。北京大学と清華大学が爆破され、さいわい学生食堂で死者はなかったが、当局はあきらかなイスラム・テロリストの犯行を「農業従事の26歳の青年が犯人。動機はエリートが疎ましかったからだ」とした。だれもこの発表を信じなかった。

 広州では十数軒の連続爆破。そして昨年旧正月に河南省鄭州の駅舎が爆発、六人が死んだ。大都市で、二階建てバスが爆破され、二十数名が死んだ。
 それもこれもイスラム・テロだが、当局は適当な犯人像をでっち上げ、国民の不安を消そうとして躍起になっていた。

 その一方で上海シックスを強化して新彊ウィグルの国境警備を強化、また米国にはグアンタナモ基地に収容されていたウィグル人の過激派の引き渡しを要求してきた。米国は「中国ではまともな裁判を期待できないとして、第三国へ開放。

 中国がもっとも警戒を強めているのがキルギスである。バキーエフ親米政権に近づいて「エンジニア」なるチームを経済援助だと言って派遣しているが、かれらは殆どが軍の専門家。
このルートからの爆弾爆薬テロリストの潜入の可能性があるからだ。

 ことし3月17日、広東省で長距離バスが爆破され30人の乗客が死んだ。当局は情報を伏せたが、香港が近いため口コミでニュースが拡がった。これらテロリズムの横溢を中国に遠慮して伝えない日本のマスコミって、なんだろう?

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