国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/10/23

△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成17年(2005年)10月23日(日曜日)貳
     通巻第1267号  臨時増刊号
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ついに手の届く近さまでやってきた鳥インフルエンザの猛威
  フフホトで2600羽が死亡
**************************************

中国は六月頃まで「鳥インフルエンザ」情報を隠匿していた。ところが一方では、軍隊を動員し、秘密会を連続的に開催してヒトへの感染を防止する警戒体制を敷いてきた。

先週、2600羽もの鳥の大量死があった内モンゴル自治区は、緊急の周辺住民検診を実施した。北京市政府では渡り鳥の観測を開始し、異常を早期に把握する体制を整えたそうな。

フフホトはモンゴル人主体だった都会が、いつのまにかイスラム寺院が仏教の街を囲むようにして都市の設計をなし、そのまわりを漢族の移民が埋めた。民族のモザイク実験場のような都市であり、いつも民族対立でささくれだった雰囲気がある。

台湾は感染地域からの旅行者の入国を厳しく制限し始めている。
今冬、WHOの預言は一億五千万の死亡。日本の当局、しっかりして下さい。 
             ☆ ☆ ☆
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(休刊のお知らせ)10月24日(月曜)付けの小誌は休刊です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
(読者の声1)本メルマガに「世界最悪のファシスト国家=中国」論が出ていますが、これはファシズムと共産主義と同列に扱う米国流自由主義世界観で私は同意できません。
マルクス=レ−ニン主義は階級闘争の憎悪を根源として、プロレタリア−ト独裁即ち共産党独裁を樹立し、赤軍と秘密警察の暴力装置を駆使して反対派を階級の敵として虐殺し尽くし、労働者階級の同盟軍である筈の農民階級を徹底的に搾取、収奪して工業化のための資本の蓄積を強行しました。そしてレ−ニンの後継者たるスタ−リンの支配体制がドイツの電撃戦のため危うくなると、「大祖国戦争」のスロ−ガンで国民の愛国心を煽り立てて、何とか持ちこたえたものの結局共産主義体制の内部矛盾のため崩壊しました。
中華人民共和国もまさにマルクス=レ−ニン主義の忠実な模倣者であり、現在までの歩みは旧ソ連そっくりです。すでにマルクス=レ−ニン主義の破産は歴史的に証明されています。一方、ファシズムは階級闘争を民族主義的に止揚し、資本主義下における国民国家の再生を目指したものであり、思想的に明確な世界観と哲学を持ったものであり、たとえ一時軍事的に敗北したとは言え、その歴史的、思想的な意味は今なお価値を失っていません。品性下劣な北京の指導者達と知性あるムッソリ−ニを同列に扱うのはムッソリ−ニに対して失礼ではないでしょうか。同様に最近左翼マスコミの間で「小泉=ヒトラ−論」が叫ばれていますが、これもやはり思想も何もない小泉と確固たる世界観をもって反ボルシェヴィズムと反ユダヤの闘争を貫いたヒトラ−を同列視するもので、同意できません。石原慎太郎ファシスト論しかりです。
ファシズムの歴史的意義を擁護するため敢えて弁明するものです。
(ファシズム研究家)


(宮崎正弘のコメント)ワシントンタイムズの引用として「世界最悪のファシズム政権は中国」と書いております。
 ファシズム運動はイタリアでは伝統回帰運動であり、まさにご指摘のようにファシズムなる政治用語を欧米がプロパガンダに用いれ悪魔視しておりますが、これを一々日本の読者に説明するのは骨がおれます!


   ♪
(読者の声2)経団連の奥田碩会長ら財界首脳が9月26日に北京で温家宝首相と会談した。ところがその4日後の9月30日に北京を再度訪問し中国の胡錦濤国家主席と会談していた。正に経団連会長が短期間に2度も中国首脳に会いに行くのは異常事態である。しかもこれが分かったのは10月22日、結局訪中は極秘扱いだった。
一体、何でマル秘で行ったか?関係筋によると「靖国参拝問題」だという。
しかし靖国参拝したのは小泉首相であって奥田氏や経団連首脳ではない。当然筋違いの話である。また奥田氏に靖国に行くなと言ったところで、小泉さんが参拝を止める訳でもない。それにもかかわらず奥田氏等が出向いたのは結局商売を止めると威嚇・恫喝されたからに違いない。
26日の会談で温家宝氏は奥田氏に「歴史の勉強をしなさい」と指導した。
歴史の勉強って、「マルクス・毛沢東史観」か。まさか「皇国史観」ではあるまい。思うに最近発表されたらしい「胡錦濤史観」に違いない。確か毛沢東時代も経団連会長は彼の語録を読めとは強制されなかった。世界の奥田さんもずいぶん舐められたものだ。  
(MI生)


(宮崎正弘)一部に「三河の車屋ごとき」という形容詞があります。


   ♪
(読者の声3)数年前まで、「中国の次」は『次はベトナム』と言っていたが、独裁政治の規制が多すぎるため同国への進出選定は難儀を極める」と(宮崎さんはメルマガで)いわれましたが、ベトナム戦争で無抵抗のベトナム人民間人を狐狩りでも楽しむように30万人も韓国人兵士が虐殺したといわれていますが、いまや韓国は台湾を抜いて対ベトナム最大の投資国となっています。
残虐さは真似ねるべきではありませんがこのずうずうしさには学べき点あるのではないのでしょうか。
 そうでないといくら「次の次」の本命を見抜いてもなんにもなりません。
 昨日(22日)の『夕刊フジ』に朝日新聞内で靖国神社問題で意見が分かれて内紛がおきている旨の記事がありました。面白くなってきましたね。
       (ST生、神奈川)


(宮崎正弘のコメント)昨年から急激に台湾のベトナム投資が増え、ことしは台湾企業の海外投資で、対中投資は30%の激減。大挙、経済視察団がベトナムへ、ベトナムへと台北から組織されています。ま、これは台湾政府の準国策の色彩がしないでもありませんが。。。


(読者の声4)「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」(10月22日)でジニ指数が出てきましたので、ちょっと調べてみたところ、どうも貴兄の論旨に過誤があるようなので連絡させていただきます。 
 中国のジニ指数が0・45に上昇し、社会的な不安が高まっているとの趣旨が書かれていたと思うのですが、厚生労働省発表の日本のジニ指数(02年)は「0・4983」だそうで、中国が本当に「0・45」なら、日本より低いことになってしまいます。 
http://66.102.7.104/search?q=cache:iIyvWMJTajIJ:banyuu.txt-nifty.com/21st/2004/07/post_4.html+%E3%82%B8%E3%83%8B%E6%8C%87%E6%95%B0&hl=ja 
 ただし、大紀元時報によれば、中国のジニ指数は既に「0・6」に達しているとのことなので、この数字に基づけば貴兄の言わんとしていることが妥当であると思われます。 
http://66.102.7.104/search?q=cache:uonZehlQbmIJ:www.epochtimes.jp/jp/2005/09/html/d29115.html+%E3%82%B8%E3%83%8B%E6%8C%87%E6%95%B0&hl=ja 
  わたしは中国政府発表の統計数字を信用していませんので、貴兄の論旨に違和感はありませんが、この辺のところを再検証していただけたらと思い、連絡をさせていただきました。 
   (けんじ)


(宮崎正弘のコメント)ジニ指数の図り方が、難題ですが、これは不平等社会のメルクマールですので、ま、妥当な線とみていいのでは?
 日本は限りなく「0」に近いと思われますが、北欧諸国が何十とその前に並ぶでしょうし、とくに近年、日本に急増した「ニート」「フリーター」を参入すると、日本の不平等観は悪化しているのは事実です。
 指数はあくまで指数。説明しやすい数字ゆえに使ったまでであります。貴兄もあまり拘りませんように。
    ◎ ☆ ○
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 宮崎正弘が「台湾海峡の近未来」について語ります!
 どなたでも参加できます!

<< 台湾研究フォーラム 定例勉強会の御案内 >>

 歴史教科書、靖国などで日本の内政に露骨に介入する一方で、東シナ海からはガスを盗掘、シベリアのパイプラインも日本から横取り。国連では日本の常任理事国を妨害。この傲慢な中国が、日本ばかりか、アメリカ東海岸へも届くミサイルを並べ、やがて台湾を侵攻しようと企て、アジア最大の脅威となっているのに日本は北京へ擦り寄るという外交的失態を演じ続けている。
 このままアジア情勢は戦雲たなびく暗い世界になるのか?
 台湾は本当に独立できるのか?
 世界最悪のファシスト=中華帝国は何時まで持つのか?

        記
日時   11月12日(土)午後1時半〜4時
場所   文京シビックホール・3階会議室1
講師   宮崎正弘
演題   「日本・台湾、そして中国」
会費   会員500円 一般1000円
懇親会  定例会終了後、会場近くで(懇親会別途会費3000円)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
     ☆    ☆
<< 宮崎正弘の最新刊 >>
『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/saisinkan/
    ☆ ☆

<< 宮崎正弘のロングセラーズ >>
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版刊、1400円+税)
『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税) 
http://deserveit.jp/am/asin/4484052083.html

『中国のいま、三年後、五年後、十年後(改訂版)』(並木書房、1575円)
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円プラス税)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
           ☆ ☆ ☆ ☆
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
小誌の購読は下記でご友人・知己・メル友の代理登録もできます。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
(↑この左欄。過去4年分の小誌バックナンバーが閲覧可能です)。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有限会社・宮崎正弘事務所2005 ◎転送自由(転載は出典を明記のこと)。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。