国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/10/19

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成17年(2005年)10月19日(水曜日)貳
     通巻 第1259号  
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日中外相会談中止を歓迎する
 いわれなき誹謗中傷に外交的反撃のチャンスを
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 靖国神社参拝は日本の内政問題。これに大々的に干渉して日本人のこころを深く傷つけたのは「北京に陣取る世界最悪のファシスト政権」(ワシントンタイムズ)と、これに同調する朝日新聞など北京のご用聞き新聞、テレビである。

 よく在日中国人学者のなかで「中国を失うと困るのは日本、日本経済は中国抜きでは成立しない。日本をうしなっても中国は痛くも痒くもない」と真っ逆さまの大法螺を吹いている人が目立つ。

 日本が激怒した場合、中国経済はその日から立ちゆかなくなる。

 日本からの技術、中枢部品、製造設備がないと、輸出に依存する中国経済は動きがとれなくなる。世界最高の製鉄技術を導入する新工場も、洋紙を一貫生産するパルプ工場も建設が頓挫すれば、困るのはどちらなのか。
 トヨタも日産もホンダも、中国から引き揚げたらどうなるのか?

 算盤を弾けない軍の反日強硬派らと違って、温家宝も、胡錦濤もそれくらいの計算は出来るのではないのか。

 日中外相会談中止、APECにおける小泉、温会談も危うい。
 これは大歓迎。つまらない援助要請を蹴飛ばすことも出来るし、北京の脅迫に屈した外務省が音頭をとる「東アジア共同体」なる面妖な中国覇権礼賛機構設立の詰めの協議も宙に浮く。

 困るのはどちらか。
そのうち北京があたまを下げてくるまで、小泉はじっと構えていればいいのである。
             ☆ ☆ ☆
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(読者の声)貴誌1257号にて、貴台のご指摘通り「私服、昇殿なし、神道のしきたりによる参拝形式無視、私的な賽銭。。。。と徹底的なほどに正統スタイルをためらった小泉首相の遣り方」は、靖国参拝自体で中韓の海外反日勢力を刺激し、政権の長としては無礼無作法な参拝方法で御霊はもちろん「靖国」を大切にしている国内の人々の気持ちを逆撫でしているのです。
 国内外の誰も彼をも等しくフラストレートする行為、小泉首相の増長もここに極まれりです。
一方、国内電波媒体の報道ぶりはひどいですね。 
たとえば、佐藤守氏は自身のブログで次のように憤懣やるかたなさを語っておられます。
『NHKも実におかしい。午後七時のニュースの「過半数」を占める18分も使ってこの問題を報じたが、過去の小泉首相の参拝について微にいり細にわたって解説したが、明らかにその手法は中国と韓国に対する「メッセージ」に他ならない。どうして、「英霊と御遺族の皆様は喜んでおられる事でしょう」と言えないの か?どこの国のメディアの積もりか!全く異常だとしか言いようがない。だから国民は離れていくばかりなのにそれさえも全く気がついていない。NHKを評して「ナんともフ謹慎なコク営企業」と言った人がいたが、全くそうである』
他の電波メディアも小泉首相の靖国参拝について中韓の報道ぶりを丹念に拾って、こんなにも海外の人々は怒ったり、反対しているんですよと、国内の人心動揺を引き起こそうとするプロパガンダもどきです。
このリパーカッション技法の創出者はメディア媒体の正統大王を自ら任ずる朝日新聞です。
その張本人の「放火魔」のひとりは80年代北京特派員だった加藤千洋。
いま報道ステーションで善人面してコメントを垂れている仁です。小林よしのり氏が『靖国論』の中で丹念に事実関係を調べ書き込んでいます。岡崎久彦氏も’01年7月29日付けのデイリー・ヨミウリで靖国神社についての「中国問題」の淵源(火の無いところに煙がもくもく)について分析解明しています。
日本のマスコミは過去の偏向報道を反省しこれらに基づき改めなければならないのです。中高生が鑑賞しやすいアニメにでもすれば、既に偏向報道に塗れた大人たちも楽しみながらその洗脳から解かれることでしょう。
   (HN生、丸の内)
 

(宮崎正弘のコメント)御指摘にある「NHKを評して「ナんともフ謹慎なコク営企業」と言った人がいた」というのはN(なんとも)H(不謹慎)、K(国営)に架けているわけですか。昔、NHKを聞くと犬が逃げるという冗談がありました。「いぬ、あっち、いけ」と聞こえるから(苦笑)。
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   ♪♪♪♪
“サロン劇場”からお知らせ
 
  三島演劇の後継を自他共に任じられる村松英子さん主宰のサロン劇場です。久しぶりに広いお庭のある、由緒ある細川邸で、楽しい芝居が上演されます。
 
 アルフレッド・ド・ミュッセ原作 演出 観世栄夫
 “千慮の一矢“
 出演 村松英子、坂上二郎、川口敬史、村松えり、永島克ほか

 11月20日 → 12月4日まで(11月26日のみ休演)
 入場料  5500円 
前売り  サロン劇場(03)3945−5384
 芝居は一時間ていど、終演後参加自由のパーティが一時間ほど。
 場所は細川邸(文京区目白台1−21−2)

 上演時間
 14時からの日は11月20,24,25,27,29,30及び12月3,4日。
 19時からの日は11月21,22,23,28,そして12月1,2、3日
   (いずれも開演30分前までに入場してください)
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  • 日中がんばれ2005/10/19

    貴方の著書をときおり読むが、賛成する部分と大丈夫かなと思う部分がある。中国を踏破したと豪語しているが、所詮日本人であり、中国と中国人の本質を理解していない。中国が崩壊すると叫んでも、歴史をみたらよく分かることで、いろんな問題を抱えているが、中国はいま歴史上で一番いい時期だから、崩壊するわけがない。戦前と文化大革命の混乱でも崩壊しなかったのに、なんでいまになって崩壊するの。希望的観測ではだめやでぇ。

    中国が昔の中華帝国に戻れることを前提に対策を練ったほうがいいと思う。日本は日本の思うとおりにやればいい。衝突したらその時智恵を絞ればいい。しかし、中国がとなりにあることは、日本人に多大な緊張感をもたらしていることは、いいことなのか悪いことなのか、結局後世の人が判断するしかないのかな。