国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/10/09

●小誌総発行部数、本日315万部を突破!
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成17年(2005年)10月10日(月曜日) 
       通巻 第1250号
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ロシアでも大量の鳥インフルエンザが発生、十万羽を処分
 今冬、膨大な被害が予想されているが、日本は大丈夫なのか
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ロシア農業監督局はロシア中部のクルガン州の養鶏場で、鳥インフルエンザに感染した鶏が発見され、既に10万羽が処分されたと10月7日に発表した。
7月ごろからシベリアなどで鳥インフルエンザの感染例が報告され、一万六千羽の処理が報じられてが、十万羽処分という大規模な感染例は初めて。
 
 感染したニワトリを養鶏していた周りに湖沼がいくつかあり、野鳥が飛来したため感染源になったとロシア当局は分析している。 地理的には発生源の元凶とされる中国青海省に近い。

 米国では大量のワクチン製造が急がれ、FEMAにたぐいする緊急対策本部が設置された上、80ヶ国が参加したワシントン会議では国際的な情報交換の早期警戒システム確立などが決められている。
 日本の対策が遅れている。
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(読者の声1)数ヶ月前(多分本年7月)に日経に小さな記事で、日韓併合を審議した韓国の閣議の議事録が見つかったとの報道がありました。
内容は、国王(当時は大韓帝国と称していたので皇帝)からの指示で日本に併合を依頼することを議論したものです。李完用首相が反対している閣僚に財政が破綻状態でありロシアの脅威もあり、韓国を救う道は日本に併合を依頼するしかない旨、説得し、最終的には、日本に併合を依頼すると閣議決定したというものです。
日本で誰も問題にしないのは、大部分の日本人は関心がなく、また既発見の資料は全てそれと軌を一にするものだからでしょう。しかし、この決定的な資料を前にしてだんまりを決め込んでいる韓国の歴史学者やマスコミに警鐘をならす人はいないのでしょうか。
不思議ですね。
 (ST生、神奈川)


(宮崎正弘のコメント)李完用? すこし考え込んでから思い出しました。この李氏の雄こんな墨跡をどこで見たのか。立派な額縁にいれて応接間に飾ってあった。何回かみたのに、それが何処であったのか。
 いま思い出しました。李完用元首相の墨跡は、加瀬英明邸に飾ってありました。
 日韓併合のとき、当事者の一人は木内信胤先生の父上で、子供の時に木内さんが、父上に糺された。「併合といっても所詮よその国。これは正義に叶っているのか」と。すると父上は言われたそうです。「これしか、現在の情勢に鑑みて、日本にとっても、韓国にとっても、お互いが生き延びるために残された選択はない」。
 生前の木内信胤先生から直接聞いたことです。



(読者の声2)宮崎さんの御新著『朝鮮半島・台湾海峡のいま,3年後,5年後,10年後』を予約していたので、早々と拝読しました。
大新聞では報じられていない事実が潤沢に掲載されていて,大変に勉強になりました.『XXのいま,3年後,5年後,10年後』という執筆スタイルを確立されたこと,ご同慶の至りです.
 「中華帝国」という,他人の家に土足で上がり込んできて,無理矢理土下座させようとする狼藉者が近隣にいるために,東アジアがきわめて不安定になっていることがよくわかります。一刻も早くかかる全体主義帝国は崩壊してもらわないと危なっかしくて仕方ないですが,先生がお書きになっているように,中国が崩壊するのは「(ソビエトがそうであったように)民衆の叛乱」ではなく,自然破壊など,物的にかの国には人が住めなくなるような事態であるように思えます。
なにしろ,公安警察と(最終的には)人民解放軍の武力弾圧の前には,いくら民衆が10万人単位で集まっても,到底かないますまい.すぐに蹴散らされてしまうでしょう.もっとも天安門事件のような弾圧事件が再来したら,現代世界では,一気に情報が世界中を駆けめぐり,欧米や日本の投資が総引き揚げの事態に至るでしょうが。。
(YN生、八王子)


(宮崎正弘のコメント)早々とご感想をいただき(貴稿が第一号です)、有り難う御座います。ようやく明後日あたり書店に並びますが。。
 http://www.nippon-nn.net/miyazaki/saisinkan/
 とくに「『中華帝国』という,他人の家に土足で上がり込んできて,無理矢理土下座させようとする狼藉者」の存在、これが臆面もなく振る舞うので「東アジアがきわめて不安定になっている」とのご指摘は事実です。北東アジアは、まだ冷戦の真っ直中にいるという認識が、いまの日本のマスコミに決定的に欠けていますね。


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(読者の声3)私はまだ佐藤優氏の著書を読んでいませんが、氏が北畠親房公の『神皇正統記』を評価しているということ興味深く思います。私が岩波文庫版のこの本を読んだのが学生時代の頃。冒頭の「大日本は神国なり」の書き出しから最後まで一気に読み通し感
動したものです。
世にこの書き出し部分だけを引用されて、神がかり的皇国史観の本家と喧伝されてきましたが、実際には親房公の歴史観は極めてバランス感覚に富み、何故朝廷から鎌倉幕府に政治の実権が移ってきたのか公平に説き、あるいは北条氏の初期の政策も評価しています。同じことは頼山陽の『日本外史』にも言えます。いわば維新革命の思想的バイブル、イデオロギ−の源であったこの書物も幕府政治の評価を是々非々の態度で行っています。私の手元に昭和十九年五月朝日新聞社発行の『国民座右の銘』という本があり、1年365日にわたって国民が座右の銘とすべき名言が載っていますが、その最初の一月一日の項に載っているのがまさに「大日本は神国なり」の言葉です。解説は山田孝雄先生です。面白いことに戦時中は一部のはねあがり右翼から、たとえば『日本書記』から武烈天皇の御行状を引用した北畠親房公は国賊であり、『神皇正統記』は反国体の書であると非難されたということが、平泉澄先生の著書(『悲劇縦走』)にも書かれています。いずれにせよ古典はまず先入観念を捨てて読むべきものと思います。
      (武蔵国分寺住人)


(宮崎正弘のコメント)話は飛びますが、北畠家は伊勢の名家。信長は伊勢を調略するために息子を北畠家に養子に出した。それがやがて秀吉に逆らい、家康をさそって小牧長久手の元凶をつくる織田信雄でした。


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(読者の声4)貴誌1249号、拙稿投書にひきつづき、中国を単眼的に経済的に見て「外貨準備、為替問題」を純然たる経済問題では捉えるべきではない。
米中間の虚々実々の中の互いの持ち駒、あるいは戦場の一つで当然WMD・DMなど政治が絡んでくるはずです。若し変動相場に移行すれば、今でも資金繰りに苦慮する中小金融機関から金融システムは崩壊していくでしょう。このままでは済まない状況が近づいてきているのかもしれません。
 前回、申し上げた中国企業のWMD・DM拡散防止違反と米国の制裁について省略してしまいましたが幾つかを以下並べてみます。
パキスタンの核開発は遠心分離装置の心臓部分元殆ど中国企業が導入。(本年3月USCC公聴会証言、その後北朝鮮へ再移転)
米国ノ始めての制裁:03年NORINCO(北方工業総公司)のWMD・DM違反行為に対して(USCC03年7月公聴会での政府担当者証言、それ以前にロンドンの『Economist』誌が報道)、その後も違反行為は止まず、制裁も止まず。
SINOPECは2000年NY市場でIPOにより34億ドルの資本調達を行った。その後SINOPEC関係子会社2社がWMD・DM違反で米政府により制裁される(本年8月11日USCC公聴会証言)。
イランに対して中国企業のWMD・DM違反の頻発と制裁(本年7月21・22日USCC公聴会証言)、イランに対しWMD・DM輸出した中国企業6社を米国が制裁(本年1月ジェトロ・ニューヨークレポート。多分「通商広報」にも記載されていると思います)
      (SA生、在カナダ)


(宮崎正弘のコメント)ご指摘有り難う御座います。幾つかの拙著でも、この経緯を書いたのですが、日本のマスコミは中国→パキスタン→北朝鮮→テロリストというルートの存在に目を瞑ってきました。
拉致問題が明らかになって北の核に焦点はあたっても、背後関係の追求は極めてルーズ、日本の企業研修にきている中国人の大半が技術スパイの可能性が高い、というと「お前はCIAか」というような扱いをされかねない。
産経の古森さんも随分と、この分野を追いかけていますが。リビアから発見された証拠書類のなかには中国語のマニュアルがあって、中国の関与も明白なのですが、国会で、この問題を質問にだした議員も居ないか、もし居たとしても翌日の新聞には載らなかった。
新興宗教に酷似した「平和主義」の陥穽も、ここまで来ると狂信的宗教のたぐいでしょうか?
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<<10月の三島由紀夫研究会“公開講座”のおしらせ>>

 近年、文豪ミシマの新資料がぞくぞくと発見されているが、出世作『仮面の告白』の下書き、草稿なども見つかり、後年の三島の人生に大きく投影した作品の内側が浮かび上がってきた。
これらの背景を発見者の一人でもある井上隆史助教授が克明に解説。
           記
 と き     10月19日 午後7時(六時半開場)
 ところ     市ヶ谷「アルカディア市ヶ谷(私学会館)」
http://www.arcadia-jp.org/
 講師      井上隆史(白百合女子大学助教授) 
 演題      「『仮面の告白』再読―新資料から見る三島」
 会費      おひとり 2000円。
くわしくは   http://www.nippon-nn.net/mishima/koza/
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<< 三島由紀夫文学館・レイクサロン >>

日 時  平成17年11月3日(木) 午後1時〜5時(開場12時10分)
場 所  徳富蘇峰館映像室(三島由紀夫文学館隣り)
申込方法 ハガキ・FAX・電子メール(メールアドレスybm@olive.ocn.ne.jp)に!)住所!)氏名!)電話・FAX番号を明記の上、三島由紀夫文学館にお申し込み下さい。
参加費 無料
申込締切日 平成17年11月3日(ハガキの場合は2日必着)。人数に余裕がある場合は当日参加も可。
お問い合せ先 山中湖文学の森・三島由紀夫文学館 
 〒401−0502 山梨県南都留郡山中湖村平野506−296 
 TEL 0555−20−2655 FAX 0555−20−2656  
主 催 山中湖文学の森・三島由紀夫文学館
プログラム
上 映 「炎上」13:00〜14:40(10分休憩)
講 演 藤井浩明(映画プロデューサー) 『「金閣寺」と「炎上」−三島文学の映画化について−』
  14:50〜15:50(10分休憩)
フリートーク 16:00〜17:00
司会 佐藤秀明(近畿大学文芸学部教授・三島由紀夫文学館研究員)
http://www.vill.yamanakako.yamanashi.jp/cgi-bin/kbc/kb.cgi/~vdocs/vill/docs/bbs?b=meibo_j&c=e&id=177
 (詳しくは↑このサイトで)
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「憂国忌」(11月25日)の割引チケットの受付を開始しました。
http://www.nippon-nn.net/mishima/index.html
(↑このサイトから申し込めます )。
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<<宮崎正弘の最新刊>>
『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』
(並木書房、1575円)
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/saisinkan/

<<宮崎正弘のロングセラーズ>>
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版刊、1400円+税)
『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税) 
http://deserveit.jp/am/asin/4484052083.html
『中国のいま、三年後、五年後、十年後(改訂版)』(並木書房、1575円)
http://deserveit.jp/am/asin/4890631704.html
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円プラス税)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
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◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
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