国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/10/07

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成17年(2005年)10月8日(土曜日) 
       通巻第1248号
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「憂国忌」(11月25日)の割引チケットの受付を開始しました。
http://www.nippon-nn.net/mishima/index.html
(↑ このサイトからインストラクション通りに)。
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<<今週の書棚>>

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屋山太郎『なぜ中韓になめられるのか』(扶桑社刊)
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 激しい題名からおおよその中味が想像できると思いきや、屋山氏は現代日本外交論から歴史に深く入りこんでいき、動かし難い証拠をズラリと並べて、北京に媚びを売る売国奴達の悪行と醜態の数々を羅列。
その論法は極め付きの説得力がある。
中国と韓国の日本いじめは、日本人をして嫌中、嫌韓感情を醸成したが、かれらがなかなか反日の態度を改めないのは、民族の劣根性ばかりではない。
 背後に蠢く日本人政治家、日本人外交官がだらしなさ過ぎるからではないのか。
 「日中友好」の影に暗躍した外務官僚と政治家の群は、野中、橋本、鈴木などの利権屋を産む一方で、女スパイにひっかかった橋本元首相は、日本の国益もねじ曲げた。
 そうした所謂「日中友好屋」が、こんどは「東アジア共同体」などという不思議な組織作りに暗躍し始めたのだが、結果手にかれらは、日米を離間させる陰謀をたくらむ中国の第五列になりさがった。
 東アジア共同体は、もし出来ると「核なき日本は存亡の危機」を迎えるだろうと屋山氏は指摘し、さらには「歴史的に大陸に深入りしたときに日本は失敗してきた」として、これからは海洋国家としての生き方に学ぼうと力強く訴えられている。
           ☆ ☆ ☆
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(お知らせ)宮崎正弘の新刊『朝鮮半島、台湾海峡のいま、3年後、五年後、十年後』(並木書房)のサイン入り特典の注文をなさった読者の方へ。東京近郊の方は本日夕刻までか、明日には到着の予定。地方の方も月曜までにはお手元に届きます。お知らせまで。
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(読者の声1)神皇正統記の現代語訳は中央公論社の日本の名著にありましたが、現在絶版です。原文は岩波書店等くつかの出版社から出ています。
米国の日本学者の間で神皇正統記が日本精神、武士道精神の淵源として注目されつつあり、そのうち日本のマスコミがお得意の逆輸入で日本でも取り上げその結果、現代語訳が復刊するかもしれません。神皇正統記の解釈は難しくいろいろな説がありますが、最近ビジネス社から出版された「山本七平の日本の歴史」はあっと驚く切り口から分かりやすくといています。
またこの時代の武士と皇室の関係を知るには、「源氏と日本国王」、講談社現代新書 岡野友彦 (著)が参考になるでしょう。
またこの本へのamazon.co.jpにある読者のコメントも参考になります。伝統的な神皇正統記に対する評価は、「万世一系の天皇 主として国体学的考察 」、里見岸雄著、錦正社刊をご覧ください。
  (ST生、神奈川)


   ♪
(読者の声2)「つくる会」が地図を作成するようですが、年表も作って欲しいと思います。
ソ連の崩壊で左翼は歴史的に否定されましたが、まだ年表は左翼の都合の悪いことを隠蔽、歪曲したままです。
例えば日本民族の迫害事件、通州日本人大虐殺事件は掲載されていません。このほかにも多いはずです。
     (MC生)


(読者の声3)台湾の要人に触れる話は、その人が「本省人」か「外省人」かに仕分けすべきという感じを持っています。小生が台湾に出入りしていたときは、ほとんどの取引先や友人は本省人で外省人は本省人より 体格の大きな、とっつきにくい連中という感じでした。
知り合いの実業家で 国民党員はたった一人しかいなかったし、その人を他の台湾人も別の目で見ていたように記憶します。
 最近は台湾企業の大陸進出も激増し、問題がより複雑になって来ました。
 台湾には自分の死後、「台湾の土になりたい人」と「大陸の土になりたい人たち」の二種類の人が存在します。一般の日本人にはこの辺の感覚が理解できずに、「台湾は日本の友人」「中国は反日」といった簡単な図式と錯覚している人が多い。
 問題は大陸と経済関係の深みにはまった台湾では、「大陸の土になりたい人たち」による愛郷無限の心理が露骨に政治の舞台に跋扈し、蒋介石の反攻大陸 のスローガンは完全に消えている。
蒋介石はもちろん「大陸の土になりたい人たち」の指導者であったが、立場的にママなマラなかったが、 引き連れてきた台湾に拠点を移した「大陸の土になりたい連中」はいまや台湾ごと中国一部になることで帰郷本能を実現したいと思っているということでしょう。 
大半は複雑な政治的DNAは頒布されており、人士の登場には仕分しないと、政治状況を正しく判断することが難しいでしょう。李登輝さんはその仕分けの分水嶺に屹立している歴史的大人物と捉えることが出来るでしょう。  
 宮崎さんのように、名前をだけでその区別がつく人は別格ですが・・・・・。
      (TK生、世田谷)


(宮崎正弘のコメント)「外省人」の連戦のあとを襲って国民党主席となった馬英九も外省人です。馬は台北市長ですが、つぎは総統選挙に出馬するので、次の台北市長は、外省人と本省人と決戦になります。
作家の李傲がでる動きをしまして居ます。李傲は、中華思想の持ち主で、哲学者でもありますが、おっちょこちょいで、女にマメで、あきらかに泡沫です。李傲は六年前にも「新党」から総統選に打って出て1%とれなかった。おかしな反日家です。
 日本の陰謀をつねに言いふらす人で、ある時、小生が「日本には諜報機関はないが。。」と水を向けると、ニヤリ虚無的にわらって「そんなことも知らないおめでたい日本人もいるのか」と、自分の断定的世界観にはたいそうな自信でした。彼の作品で『法源寺』などは英訳もでているほどの作家ですが、政治音痴は致し方なし。


   ♪
(読者の声4)自室書棚の岩波古典文学体系から『新古今和歌集』を引っ張り出し、ぱらぱらしていたら、(秋歌上)に西行法師の次の歌を見付けました。 ゛おしなべて 物を思はぬ人にさへ 心をつくる秋の初風゛ こりゃ普段は無風流な自分のことだと膝を叩きました。吹き通うさやけき風に生きものような息遣いを聴き、道端の草ぐさに地上の定位置で動くこと叶わず生き永らえているけなげさを覚え・・と吾ならず感情を意入しています。
さて貴台ご推輓、高山正之氏が週刊新潮に連載中の゛変見自在゛の今週号に目を通しました。
実はその前ページに鎮座まします櫻井よしこ氏の゛日本ルネサンス゛と共に小生必読のコラムです。東チムール独立に絡む葡人豪人のいかがわしさ、植民地印度支那での仏人のえげつなさ、ビルマや支那における英人の卑劣さなどはここで詳さに知らさしめられました。
        (HN生、丸の内)
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<<10月の三島由紀夫研究会“公開講座”のおしらせ>>

 近年、文豪ミシマの新資料がぞくぞくと発見されているが、出世作『仮面の告白』の下書き、草稿なども見つかり、後年の三島の人生に大きく投影した作品の内側が浮かび上がってきた。
これらの背景を発見者の一人でもある井上教授が克明に解説。
           記
 と き     10月19日 午後7時(六時半開場)
 ところ     市ヶ谷「アルカディア市ヶ谷(私学会館)」
http://www.arcadia-jp.org/
 講師      井上隆司(白百合女子大学助教授) 
 演題      「『仮面の告白』再読―新資料から見る三島」
 会費      おひとり 2000円。
くわしくは   http://www.nippon-nn.net/mishima/koza/
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 なお「憂国忌」の割引チケットの申し込みは下記サイトからどうぞ。
http://www.nippon-nn.net/mishima/index.html
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<<宮崎正弘の最新刊>>
『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』
(並木書房、1575円)
 10月12日発売! (地方の書店では14日発売)

<<宮崎正弘のロングセラーズ>>
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版刊、1400円+税)
『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税) 
http://deserveit.jp/am/asin/4484052083.html
『中国のいま、三年後、五年後、十年後(改訂版)』(並木書房、1575円)
http://deserveit.jp/am/asin/4890631704.html
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円プラス税)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
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◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
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創刊日:2001-08-18  
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  • 神州不滅2005/10/07

    この宮崎先生のメールで、その昔、拓大の先輩に連れられて、山本陸将補の講演に行った事を、懐かしみました。その頃の自分は、ポーランド連帯を支持していました。もちろん死んでも三島先生派です。しかし、自分も46歳にまりました。三島先生より長生きするとは。宮崎先生を勝手に応援させて戴きます。萬歳。萬歳。萬歳。