国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/09/12

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)9月12日(月曜日)貳
       通巻1230号 
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やっぱり「ポスト小泉」は「小泉」だった
 自民圧勝に中国と韓国は靖国参拝を警戒するが
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 小泉首相は、この僥倖としての「大勝」を靖国の英霊らに真っ先に報告へ行くべきである。

 自民党圧勝が報じられるや、中国は「日本で右翼勢力がますます強大になっていることを示した」と苛立ちを示し、「日本の民意が右傾化」と断定する思いこみ的な報道やネットへの書き込みが目立つ。
 
 とくに中国のネット上の議論は小泉首相の靖国神社参拝に関心が集中している。
 選挙結果は首相の外交政策への信任と受け止められ、「過去も現在も日中友好などないし、将来もない」などの過激な意見が陳列された。

 韓国のメディアも「自民党圧勝、小泉政権継続」と大きく報じ、靖国参拝に関心が集中、日韓関係が一段と悪化する懸念が出ているとした。
 「政権基盤が強化された小泉首相が年内の靖国神社参拝に踏み切れば、竹島(韓国名・独島)領有権問題や歴史教科書問題をめぐってギクシャクした日韓関係が一段と冷却化する」と騒いでいる。
 
 他方、北朝鮮との国交正常化に熱意を抱く首相であるゆえに、「日朝関係が改善する可能性」があるなどと分析言及した「朝鮮日報」など。
韓国と中国の捉え方は様々でも、歓迎論調はどこにもない。
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(読者の声1)民主党が大敗したのは、結局、岡田代表に政権を担う覚悟と自信が無かったからだろう。上目遣いでカメラに向かい、覇気の無い声で唸る「日本を諦めない。」と言う消極的で意味不明なコピー。
 中盤、年金と子育てに絞って、せっかく郵政とのシングル・イッシュー対決の機運が出てきたのに、終盤少なくともマスコミでのコメントではまた抽象論に戻ってしまう。
 岡田氏は、深層心理で首相になる事を恐れているとしか思えない。失敗できない環境を歩んで来た、御曹司で秀才でエリートの限界だろう。同時に、執行部内に客観的な全体の戦略を立案し実行出来る者が不在であったと言える。政治とは、詰まる所、政策と理念の実現である。そのためには、勝たなければ意味がない。
       (KS生、千葉)


   ♪
(読者の声2)大事な同士を何人か失いました。これで教科書、靖国、人権擁護法案、外国人参政権などの問題はどうなりますか?
      (IY生、大田区)


(宮崎正弘のコメント)選挙結果の中味は、前回のイケメンが民主党への風をバックに出てきたように、こんどは「小泉旋風」を後ろ盾にマドンナが輩出しただけのはなしです。むらっけの多い「カミカゼ」は、どちらへでも吹く。「山が動く」と言った社会党も、日本新党ブームも本質は同じ、基盤の変化は何もないのですね。その証拠に悪政左翼がまだ残存している。
 民主党は次回にまた復活する可能性があります。党の再生に小沢さんあたりが出てきそうですから。
 さて「つくる会」の教科書採択を闘った憂国の議員で、大分の衛藤氏、浜松の城内氏ら貴重な戦士を失いました。反面、福井で稲田朋美弁護士、大阪で井脇のぶ子氏、奈良で高市早苗氏らを得た。西村真悟、松原仁氏らの、比例区とはいえ当選があり、今後も少数ながら(いつもそうでしたから)、拉致議連、教科書、靖国問題への取り組みが希釈化することはないはずです。
 懸念されるのは増長する「小泉チルドラン」の国会における、これからの投票動向です。なにしろ「ほりえもん」と変わりないほどの無定見、無思想ですから、人権擁護法案と外国人参政権問題で連立相手からの「お指し図」に従う無節操派が顕著です。後者貳法案の再提出にはその動向に要注意。
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