国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/09/09

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)9月9日(金曜日)貳
        通巻1227号 
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「チャンネル桜」投票日前日(10日)午後9時から放送。深夜12時まで。
   http://www.ch-sakura.jp/

 「闘論!倒論!討論!2005」
「選挙直前、どうなる日本」
 発言者・井尻千男(拓殖大学日本文化研究所所長)/伊藤哲夫(日本政策研究センター所長)/小山和伸(神奈川大学教授)/西尾幹二(電気通信大学名誉教授)/花岡信昭(ジャーナリスト)/藤井厳喜(拓殖大学客員教授)/宮崎正弘(評論家)/米田建三(帝京平成大学教授)/司会・ 水島総

というわけで合計180分のトーク番組、宮崎もそのなかで七カ所ほど、合計20分ほど喋ります(録画収録済み)。
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(お知らせ)小誌は次号で総発行部数が300万部を突破します! 登録読者も6400名を突破!
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(読者の声1)貴誌1225号の台湾新幹線について。台湾新幹線工事での遅延損害金報道については、そもそも契約で、どう取り決められているのか、全く報道されないのが不可解です。
どういう場合に払うか、遅延責任は誰が、何を根拠に、どのようにして確定するのか、 裁判の管轄権はどこか、などきちんと決めておかないと、たかられるだけです。
台湾の政治がらみの契約であり、ヨーロッパのコンサルタントという性質の悪い一種の紳士ゴロもはいっているのですから。こうした契約の技術は商社の腕の見せ所ですが。台湾の接待攻勢でパーになっていたのでしょうか。
(FH生、東京)


(宮崎正弘のコメント)もう一つ、じつは問題があるのです。台湾高速鉄道総裁の殷棋女史は米国大学卒業の才媛ですが、シングル・マザー。最近もさる大学病院の教授との艶聞が暴露され、ともかく違う角度の評判があります。
 さて日本を訴えようとしているのは、外省人が中心の反日グループが主体で、なんでも何でも「日本が悪い」と言っている連中、台湾国内世論でさえ少数派です。
なぜなら台湾から年間100万もの観光客が日本に来て大半が新幹線に乗っておりますから「日本の技術が低い」などという外省人の宣伝をまにうけている台湾人は少ないからです。


(読者の声2)貴誌1225号「もっとも韓国新幹線が三年遅れたように、米国でもワシントンーボストン間の新幹線は一年三ヶ月遅延、ユーロスターは一年、スペインのマドリッドーバルセロナ間は二年の遅延(いまのところ)となって、工事の遅延は日本以外では「国際常識」」とあります。
韓国新幹線という表現より韓国高速鉄道の方が的確かと思われます。「台湾高速鉄道」は日本の新幹線技術が大部分に入っているので、台湾新幹線と言っても差し支えないかもしれませんが。日本のマスコミでも韓国高速鉄道(KTX)を韓国版新幹線という表現を目にしますが、新幹線は日本の新幹線システム全てを含めて新幹線と言うのであって、高速鉄道の総称ではありません。
 細かい事ですが、より正確を期して頂きたいと思い失礼ながらメールを送らせて頂きました。
 参考
 新幹線 - Wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A
 『新幹線以外の他国の高速鉄道の呼称について日本では、高速鉄道といえばすなわち新幹線という先入観があるため、報道などでは、日本国外の高速鉄道についても国名を付けて「○○新幹線」または「○○版新幹線」という呼称が広く用いられている(TGV:フランス新
幹線、ICE:ドイツ新幹線、KTX:韓国新幹線、ER200:ロシアン新幹線、HSR:台湾新幹線など)。
 日本の新幹線は、厳密には車両、軌道、架線、信号 (ATC)、発券システムなどの総合システムであり、他の高速鉄道システムとは区別される。英語でも、日本の新幹線は Shinkansen と表記されるように、新幹線とは日本の高速鉄道システムの固有の名称とみなすべきものである。技術的にも、分散動力方式など極めて独自性が強い。
 従って、「日本の新幹線」以外の高速鉄道を「新幹線」と呼ぶことは、本来適切とは言い難い。しかしながら、現実には「新幹線」の独自性は一般にはあまり認識されておらず、他国の高速鉄道に対する「○○版 新幹線」の呼称が通用しているのが実情である。』
       (KM生)


(宮崎正弘のコメント)貴重なアドバイスをいただきました。ありがとうございます。


(読者の声3)日本が本当に中国人の本音を知ろうと思うのなら、まず毅然として阿らないことだと思います。中共は日本も米国も敵視していますが、翻って中国人個人がどちらの政府を信頼するかといえば米国だというのが悲しい現実ではないでしょうか。
 それは白人崇拝というようなことではなく、いざとなったら「体を張って」「守るべきは守り抜く」という姿勢が、人種偏見をはじめとする数多くのダブルスタンダードにかかわらず米国の方に多く見いだされ、日本政府にはその欠片だに感じられないからです。亡命申請したところで、「まあまあ、お宅の政府もそんなに分からない人ばかりじゃありませんよ」などと「本国送還」されかねないような相手に危険を冒して本音を語るようなお人好しはいません。
 瀋陽の領事館駆け込み事件を持ち出すまでもありません。そもそも日本政府は自国民すらろくに守ろうとはしていないのですから。
スマトラ沖地震の際も、所持品すべてを失った邦人観光客を尻目に規定通り「年末年始の休み」を取ろうとした大使館などその典型で、私自身も中国などに行くときは「日本のパスポートを持っていても何の役にも立たない。日本の政府は自国民(=納税者=雇い主)を守ったりしない」という感覚が背中にいつも張り付いています。これは誰でも感じている筈です。
 抜群に優れた生存本能をもつ中国人が、この辺を嗅ぎつけないわけがないのです。これは、まともな女性であれば、いくら金があっても地位があっても、「いざとなったら逃げ出す」のが見え見えな男など相手にしないのと同断でしょう。
 甘ったれた平和ボケ連中や売国奴隷がなんといおうと、筋を通して「反論すべきは反論し、抗議すべきは抗議する」気概を身をもって示し、せめて十年くらいはぶれない態度を保持しない限り、あの煮ても焼いても食えない中国人が心を開くことなどない、そう思われてなりません。いい加減な親中派ほど、日中の公正で円満な関係を阻害するものはない、そう思います。
 この点についても、先生のご意見を頂ければ幸甚です。
(熊本 かろかろ)


(宮崎正弘のコメント)その昔、北京へ乗り込んで清朝の高官と激しく談判した大久保利通は、机を叩いて譲らず、かえって敵国から尊敬された。伊藤博文も李鴻章との下関会議で、条約を締結するまでねばり強く交渉を繰り返し、祖国の権益を守り抜いた。
 戦後、こういう国益死守の政治家が殆ど見あたりませんね。政策通ではあっても大局を見失った、ローメーカー(法律制定者)が日本の国会議員の大半を占めるようになりましたから。「イケメン」だの「マドンナ」「元キャスター」だの。。。加えて「グンシュク大使」に「エコノミスト」に「料理研究家」ですか!


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(読者の声4)私は先日、石原慎太郎氏の『日本よ』を読み,強い違和感と同時に落胆を覚えました.この人が何故今頃このやうなことを言ひだすのか,ひよつとしてアルツハイマーの症状でも出たのか,などと思ったほどです.しかしいろいろな人のブログなどを見てもこれについて誰も何も言ってゐないので,違和感は自分だけかと思ってゐたのですが,先生の『しなの六文銭』氏の読者の声に対するコメントを読み,さうでないことを知り安心しました.
石原氏は東條英機が嫌ひらしく,それは個人の勝手ですが,言ふことがいかにも無茶です.先の大戦の戦争責任をきちんと総括してゐない,と言ふが,氏の言ふ責任とは開戦責任なのか,それとも敗戦責任なのか.後者であれば誰かが代りに指揮を執れば日本は勝てた,と言ふのか.そんなことはあるまい.当時の日米の国力のあらゆる指標を比べても勝ち目はなく,最後には惨憺たる敗北に終ったであらう.となると開戦責任が重要と言ふことになるが,これとても果たして他に選択肢があったのか甚だ疑問である.中川八洋氏のやうにソ連の策謀に乗せられて日本を戦争に引きずり込んだ近衛文麿が最大の責任者,と言ふのは一面の真実であるとは思ひますが,アメリカが日本を戦争に引きずり込まうと躍起になってゐたのも事実でせう.阿川弘之氏が対米英戦争突入のニュースを聞いてスカッと心が晴れる思ひがしたと,言ってゐますが,多くの日本人が同じ思ひであったと思はれる.それくらゐ日本は精神的に追ひ詰められてゐた譯である.結局先の敗戦は日本と言ふ国にとって一種の宿命のやうなところがあり,その原因を突き止めようとすれば日露戦争や明治維新まで遡らねばならなくなると思ひます.ともかくA級戦犯など少数の個人に責任を押し付けて片付く話ではありません.
石原氏は多くの兵士が餓死するやうな,ロジスチックを無視した戦争のやり方を非難し,その責任を問うてゐるが,そんなのは後知恵と言ふべきであらう.また氏は東條が自殺未遂をした挙句おめおめ生き残って処刑されたとして大西中将の壮絶な自決と対比して嘲笑してゐるが,別に自決することのみが偉い譯ではない.先の大戦で日本にも幾分かの言ひ分あるいは大義があったのなら(小生は大いにあったと思ふが),裁判でそれを主張することはより重要である.東條はそれをやったし,自殺未遂の後,さう考へ直したのではないか.ともかく処刑までの態度に見苦しいところがあったとは聞かない.東條の自殺未遂の経緯はよく知らないが,石原氏の”決して致命に至らぬ最小の22口径”(どうしてそんなものが拳銃として通用してゐたのか!)などと言ふ言葉は名誉毀損に当たるのではないか.
小生も一時は石原総理の実現を期待しました.氏が旗揚げすれば自民党,民社党から,はたまた在野から多くの同士が参集し,二三回の選挙で政権が獲れるところまで行くのでは,と思ったのですが,そのやうな意慾も能力もないやうです.
氏はまた,『正論』10月号の福田和也氏との対談で,「本当のところ,日本の命脈はもう尽きつつあるのではないか」と言ってゐます.
自分の年齢も考へて戦意喪失,と言ふことかもしれません.それは仕方がありませんが,せめて現在及び将来日本と言ふ国を精神的に再生させようと努力してゐる人たちの足を引っ張らないやう願ひたいものである.
      (横浜市NN 生)


(宮崎正弘のコメント)息子ふたりが自民党から。新党結成は、地下での働きかけが凄まじかったのに結局逃げちゃった。
 戦況終盤、このタイミングに台湾へ行って馬英九とあったり、おやりになっていることは、すくなくとも、この選挙期間中に関して言えば支離滅裂でしたね。


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(読者の声5)先日の「日露戦争勝利百周年青年の集い」(9月3日)ですが、貴誌を通じて、開催を知り、さらにその後の報道や「読者の声」を通じて、中味を知りましたが、もうひとつ、ピンときませんでした。地方に住んでいるもどかしさです。
さて昨日、発売された『週刊文春』と『週刊新潮』(いずれも9月15日号)のグラビアをみて、会場の雰囲気や工夫や、参加者の表情をみて、なるほど本当に若いひとが、これだけ集まったのかというリアリティが分かりました。
全艦船の陳列風景や、全員で日の丸を振っての合唱の様子など、『週刊文春』のほうは、不肖宮嶋カメラマンの選択が強烈な印象でした。また『週刊新潮』のほうは、当時の国民や兵士のたべていた「海軍カレー」や、「清酒乃木の誉れ」の実物をアップにした写真が排列されていて、雰囲気のディテールが出ていました。以上、感想まで。
  (KS生、群馬)


(宮崎正弘のコメント)両誌すぐに買いました。プロのカメラマンとはいえ、ともに如実に会場の雰囲気をだしていましたね。ご指摘有り難うございます。
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明日! ◎

<<拓殖大学日本文化研究所 シンポジウム>>

◎入場無料!  どなたでも参加できます!
◎乃木代将は本当に愚将だったのか?
◎日中戦争への疑問、シベリア出兵、ノモンハン事件の現代的解釈は間違ってはいないのか。司馬遼太郎らの史観は正しいのか?
          記
 とき       9月10日(土曜日) 午後2時→5時(1330開場)。
 ところ      文京区小日向 拓殖大学キャンパスS館401大教室
(地下鉄丸の内線茗荷谷駅3分)
 テーマ      「近現代史の総点検」
 パネラー     井尻千男、遠藤浩一、黄文雄、福井雄三、藤岡信勝、宮崎正弘
 お問い合わせ   拓殖大学オープン・カレッジ(電話03−3947−7166)
 特記       先着300名 予約の必要はありません。
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(休刊のお知らせ)小誌は9月16日より25日まで、海外取材のため休刊します
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<< 平河総合戦略研究所 講演会 >>

台湾問題、中国問題といえば…この方、黄文雄先生をお迎えして、下記のとおり講演会を開催いたします。奮ってご参加ください。
 ■演題 「今後の日中関係について」
 ■講師 黄文雄先生(拓殖大学客員教授)
 【講師紹介】1938年台湾生れ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程終了。「中国の没落」(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。
 1994年巫永福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞受賞。東アジアの政治、経済、社会、歴史などあらゆる分野における鋭い洞察力と分析力は高く評価されている。
 主な著書に「中国こそ逆に日本に感謝しなければならない9つの理由」「日本人が知らない日本人の遺産」「それでも中国は崩壊する」などがある。
        記
■  日時 10月2日(日) 午後1時30分〜4時まで
■  場所 学士会館(神田錦町)東京都千代田区 神田錦町3-28  
http://www.toda.co.jp/kenchiku/bukken/k_bukken9.html
■  会費 一般=3,000円 / 学生=2,000円 
■  定員 80名 (申込み先着順)
■ お申し込み info@hirakawa-i.org 
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宮崎正弘の新刊予告!
 『朝鮮半島・台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)
 十月上旬刊行! 予価1500円
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<<宮崎正弘のロングセラーズ>>
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版刊、1400円+税)
『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税) 
http://deserveit.jp/am/asin/4484052083.html
『中国のいま、三年後、五年後、十年後(改訂版)』(並木書房、1575円)
http://deserveit.jp/am/asin/4890631704.html
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円プラス税)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
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