国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/09/05

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年) 9月6日(火曜日)
        通巻1223号 
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◎小誌発行部数298万部 ◎登録読者6350名!
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グアンタナモ基地からウィグル人のアルカィーダを開放していた
 米国はかれらを中国へは強制送還しなかった。
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 最新の英誌『エコノミスト』に中国と米国の関係を論じた特集がある。
 そのなかの一節。

 「中国はアフガニスタンのアルカィーダ秘密基地で捕獲したウィグル人過激派の送還を執拗にワシントンに求めてきた。これらのイスラム過激派数十人は、すでにキューバのグアンタナモ基地から釈放されている。だが米国はかれらを中国に送還しなかった。理由は『中国で公平な裁判を望めない』からである」(同誌9月3日号)。

 このなかで「ウィグル人」というのは、中国からの独立を謳う秘密組織、イスラム過激派のメンバーらである。かれらはタリバン政権下、アフガニスタンへ潜入し、およそ1000名が、ビンラデンの指揮下にあった。
 いずれ新彊ウィグル自治区へ舞い戻り、北京に反対する武装ゲリラ、テロ活動を再開するであろう。

 あまつさえハリケーン被害を口実としてブッシュ大統領は、胡錦濤主席訪米による首脳会談を突如、延期した。
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(読者の声1)毎回欠かさず読ませていただいております。貴誌1221号、1222号の「日露戦争勝利百周年をいわう青年の集い」の報告を読み、感動しました。
私自身40代でいろいろ興味を持っている方で、大きな意義を感じているものの、20代〜30代はよほど興味があるもの以外、何も知らないだろうと思い、また興味もないだろうと思い込んでいましたので、正直驚きです。
今後は考えを改め職場の若い人たちとも交流してみたいと思い始めました。
現在、私は青森県に住んでいますが、日露戦争といえば日英同盟締結推進に影響を及ぼした、義和団事件における日本陣の活躍、その籠城戦の指揮官として列強に名を知らしめ、大いにわが国の名声を高めた柴五郎中佐は、下北半島の旧斗南藩出身です。
しかしながら現むつ市のこの英傑の生誕の地、居住跡には標柱と案内板が立っているのみ。今や訪れる人もいないのか、その殺風景さは今の日本の歴史認識の足りなさを象徴しているようで、もの悲しく感じていました。
一方、その他関連事件として、八甲田山死の雪中行軍事件などは、映画、小説などで通俗的に認知されており、そうした観点からも、当時のことはあらゆる方法・手段を通じて掘り起こし、国民に広く浸透させることが必要なのだと思います。こうした意味でも今回の集会が成功裡で終わったことは喜ばしいことだと思います。
ところで昨今の支那の狂騒をこの英雄はどのように眺めているでしょうか。きっと、当時と本質は何も変わっていないと苦笑されているでしょうが・・。
(KS生、青森)


(宮崎正弘のコメント)以前にも申し上げたかも知れませんが下北半島、とりわけ斗南藩の史跡を昨年に廻りました。中村彰彦のグループと会津高校OB会の合同ツアーでしたが、そのとき、柴五郎のうまれた跡地、その側にある神社にもお参りしました。あの貧困、あの差別から、柴五郎のような刻苦勉励の英傑が生まれたのですね。


  ♪
(読者の声2)先日は、我々若い者のために「日露戦争勝利百周年を祝う青年の集い」を開いていただきありがとうございました。様々な顔つきの様々なファッションの若者が集まり、政治系でも、宗教系でも、団体系でもない晴れやかで厳かな会だったと思います。
 ただひとつ苦言を申し上げるとグループできた人たちはよかったのですが、ひとりで参加したような人たちは寄る辺もなく浮遊していました。
せっかくだったので、せめて名刺交換や自己紹介タイムみたいなものを設けてはと思いました。また「海ゆかば」は歌詞をプロジェクターに投影しておく必要があったと思います。
 この後、ポーツマス・ネットワークとして活動・啓蒙が続いて行くようですが、首都圏にいる人たちはともかく、関西にいる私としてはなかなか参加できません。講演会などは関西などへネット中継して、様々な地域支部が参加できるようにしてはいかがでしょうか。場所くらいお貸ししますよ。
        (CX生、大阪)


(宮崎正弘のコメント)関西でも是非開催したいもののです。それから「海ゆかば」を知らない若者が多いこと、うっかりでした。「君が代」は、いまや誰もが歌えるのに!


  ♪
(読者の声3)小生は深く歴史に興味を持っており、九月三日の青年の集い、一体、如何なる学説、というより理論を聴けるのだろうかと楽しみに行きました。
中国人評論家として登壇の石平先生のスピーチに、「中国よりも十分の一の人口・国土しかない日本がロシアを破ったことは中国にとって大きな衝撃だった。同じアジアに位置する日本が明治維新を経て近代国家をつくり上げた要因がどこであったのかという謎に中国の知識人たちは引き付けられた」とありました。
いまの北京指導部の中にある「反日」にはこうした近代日本の歩みに対する中国の一種の羨ましさといったものも伏在しているのではないか、と感じています。
       (YS生、東京都)


(宮崎正弘のコメント)まさにご指摘のメンタリティが伏在します。羨ましさ、しかし努力しても達成できない近代化と民主化。その逆恨み、嫉妬、疎ましさなどが輻輳しているのでしょうね。あれだけ経済的に離陸できたのに、まだ「反日」に拘るのは、かれらの劣根性のなさる業です。


   ♪
(読者の声4)九月三日の集会ですが。おどろきました。町を歩いているとデレットした若者だらけですが、久しぶりにキリットした顔つきの若者を大勢見ることが出来心休まる思いがいたしました。
あれだけの内容を企画、実行された方々のご苦労大変なものですね。頭が下がります。これをきっかけに日本が変わってほしいと痛切に改めて思いを新たにさせられました。
      (AM生、赤坂)



(読者の声5)愛知県から出席した者です。発起人と賛同者の皆様からの、「次世代を担う若者たちにがんばってほしい」という熱い願いがひしひしと伝わってきました。
おかげさまで、これまでの先人たちの貴重な遺産を無駄にせぬよう、私たちが立派な日本を引き継いで次世代に渡さねばならないという気概を新たにすることができました。会の最中に何度も、「日本人で本当に良かった」と心から思いました。改めて御礼申し上げます。それと、進行記録は参加者にとっても非常にありがたいです。私も読みながら、先日の場面一つ一つを思い出しました。
      (SO生、愛知県海部郡)


  ♪
(読者の声6)私も是非参加したかったのですが、かなわず、進行記録を興味深く拝見しました。先生の読者の方への御配慮嬉しく思います。ありがとうございます。
地方に住む主婦にとってはなかなかこういったものに参加するのは至難の業です。先生が講演で近くにいらした際には是非、と思っておりますが、会員制とのこと、残念です。せめて「チャンネル桜」などでレギュラー番組でも持って頂けたらいいのに。これからも御活躍を期待しております。
   (IF生)


(宮崎正弘のコメント)レギュラーを持つと(十年ほど前までラジオ週四本まかされておりました)、海外取材が日程的に大幅に制限されてしまうので、イレギュラーで、面白い番組にでることにしております。
適宜海外取材に飛び出すためにはレギュラーで拘束されない方が良いと考えるようになったのも、ラジオ番組を七年間担当していて時代に、どれほど時間的空間が不自由であったか、肝心の原稿が進まないかを体験したものですから。
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宮崎正弘の新刊予告!
 『朝鮮半島・台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)
 十月上旬刊行! 予価1500円
  ◎ ◎ ◎
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(今週の拙論)
(1)「エネルギー覇権を狙うパラノイア」(『WILL』10月号、発売中)
(2)「カネなくなれば縁もうすくなり」(『月刊日本』九月号、発売中)
(3)「国家崩壊の可能性を露呈した中国の資源“爆食”」(『正論』10月号。1日発売)
(4)「挫折した中国のユノカル買収劇と米中間の石油戦争」(『ディリー・タイムズ』、10月号、発売中)。
(5)「最近の読書から」(『自由』10月号、九月十日発売)
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<<宮崎正弘のロングセラーズ>>
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版刊、1400円+税)
『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税) 
http://deserveit.jp/am/asin/4484052083.html
『中国のいま、三年後、五年後、十年後(改訂版)』(並木書房、1575円)
http://deserveit.jp/am/asin/4890631704.html
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円プラス税)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
      ◎
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