国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/08/08

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年) 8月9日(火曜日)
      通巻1207号   
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『郵政改革』はもちろん不発、衆議院解散、自民党大敗の懼れ
  予測した通り小泉の「自爆テロ」が裏目にでたが、靖国参拝は確実
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 衆議院解散へ。
 同時にこれで、小泉首相の靖国神社参拝はほぼ確実になった。

 このままでは自民党は大敗し、民主党が単独過半数の勢いにある。
郵政改革を支持する国民の声ではない。大本(改憲)を放置して枝葉の政治をおこなった小泉政治の貧しさへの批判票である。

 小泉首相の秘策は8月15日の靖国参拝。行かなければ自民党は惨敗する。だが、参拝すれば、中国、韓国の反対空気に抗して堂々の外交だと評価され、10%の人気回復を踏んでいる。
 
だが、靖国参拝支持層と郵政改革反対層は殆ど重複している。
そこが問題なのだ。首相の「自爆テロ」作戦は、小泉政権そのものに致命的な結果をもたらす可能性がある。
しかし、靖国神社へ行かなければいけないという隘路を首相は自ら選択したのだ。

 一方、自民党内ははやくも敗色ムード濃いが、かえって保守新党への動きが水面下で急速に進んでおり、保守新党ブームが再現すれば、民主党の一人勝ちシナリオも急激に希釈するだろう。
 
昔から政治は勢いの良い方がかつ。高杉晋作が言ったように「時の勢いには勝てない」のである。
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   ♪
(読者の声1)トルクメニスタンに関して(通巻1206号)。首都アシハバードは、確かに貴見の通りですね。飛行場に到着して入国したとたんの雰囲気は中央アジアの北朝鮮です。いやーな感じ。一度、入国に際してビザのコストを巡って係官と大喧嘩したのですが、当方のもっている政府某機関の出した招請状の英文が読めないところからの誤解でした。
スローガンは「一つの民族、一つの国土」(だったか)。そして「一人の指導者」。ナチス張りだなと思いました。
 ただ、地方に行くと、ニャーゾフを感じなかったのは、旧共産党の威令がそれほど行き届いていないのでは?とも思ったりしました。
生活条件は過酷ですが、牧歌的なムスリムの世界だからです。地方の人々は実に親日的です。知らないからでもある。私が歩いたおりは、日本人を初めて見た人々が全て。イスラエルがある分野でしっかりと入り込んでいます。また米国が広大な大使館用地を確保していたのが印象的でした。
中国は食い込むのに努力するでしょうが、トルクメン人とは食えない人々ですので、苦労すると思いますよ。中露を天秤にかけるのでしょう。そうした駆け引きでは、信じがたいほど優秀ですよ。
 日本の出遅れは悲惨そのものですね。
      (NI生・静岡)


(宮崎正弘のコメント)貴重な現地報告を頂きました。小生はとなりのウズベキスタンから、タジキスタンへ入ったことはありますが、トルクメニスタンはまだです。
 というより北朝鮮のようにビザが難しいでしょう? 友人の『月刊日本』主幹の南丘喜八郎氏とアラブ通の佐々木良昭氏が二年前にトルクメニスタンを訪問しており、印象を聴いたことがあります。大統領にも会ったそうです。


    ♪
(読者の声2)「魏志倭人伝」は三国時代の中国の正史「三国志」の一部であり、3世紀頃の日本の事情を知ためのすばらしい文献である。その魏志倭人伝によれば、「倭人の国である倭国は、帯方の東南の大海の中にあり、30か国余りが集まってひとつの国をつくっている」。ここに出てきた帯方は、後漢が朝鮮半島に作った群の名である。その名は、帯水(漢江)という川の名に由来する。倭国の記述の中に対海国、一大国、瀚海といった国名や地名が出てくる。これらがそれぞれ現在の対馬、壱岐、対馬海峡にあたることは、研究者の間で意見が一致している。
注目されるのは、「魏志倭人伝」に出てくる倭人の風俗が大変南方的であることである。たとえば「倭人の男子はみな、顔や体に入れ墨をしていた」、とある。入れ墨の風俗は、東アジアでは南方系と考えられている。また「倭人の女子は貫頭衣(ポンチョ)を身につけている」。
また魏志倭人伝には、「対海国(対馬)には、良田はなかったけれども、田はあったとある」。
ここまででわかることは、古代から朝鮮半島は、中国の属国だったということだ。中国が高句麗史は中国史の一部だというのも無理はない。そして注目すべきは古代から「対馬」は日本領だったということだ。韓国が「対馬の日」を作って騒いでも全く意味がないことになる。そして日本人の祖先は半島人とは違い、入れ墨をした南方系ということだ。韓国は韓国国内に゛高天原゛を作り、日本人は朝鮮人の子孫だと世界に宣伝し、歴史や神話を作り変えようとしても、゛独島艦゛と同様に世界中の笑いものになるだけだ。韓国人の自慰行為好きにも困ったものである。これも嫌韓流?                     
   (KC生)


(宮崎正弘のコメント)対馬はところで、景観が大陸的なところがあり、水墨画の世界にいるかのごとく錯覚する山々があります。韓国からフェリーがあって、驚くなかれ、元寇の足跡がないのです。対馬海戦(日露戦争)勝利の展示館もありません。韓国人観光客に遠慮しているのでしょうかね?
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(お知らせ)小誌は8月14日より8月26日までを休刊の予定です。
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    ◆  ◆
(「台湾の声」、8月8日付けより転載)
台湾を中華人民共和国の領土と教えるデタラメ教科書
「中学校社会科地図」(帝国)と「新しい社会科地図」(東書)を許すな!
捏造地図の写真→ http://taj.taiwan.ne.jp/koe/unacceptable/chizucho.htm
以下は読者が帝国書院と東京書籍に送った訂正要求メールです。
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帝国書院「中学校地図」編集部御中

先日台湾から友人が遊びにきました。
私の中学生の息子は大変喜び、「台湾はどのへんにありますか?」と御社の地図の教科書を広げながら質問しました。ところが友人はそれを見て、「あれ?台湾が中華人民共和国の一部になっているよ。日本の教科書は間違っているね」とびっくり。
 すると息子は「まさか」という顔で、「教科書が間違えるわけないよ」と反論しました。
 息子の態度に友人は高ぶる感情を抑えながら、「あなたは台湾に一度いらっしゃい。私の言う事が本当だと分ります」と言うと、息子は、「冗談止めてよ!いつも反日デモやってるんでしょう?殺されちゃうよ」とケタケタ笑いました。
 そこで私はあわてて息子に、台湾は台湾であるということを説明しました。
 ところが息子は間違いを認めるのが恥ずかしかったのでしょう、「きっとこの地図は、台湾が将来中国のものになることを見越しているんだよ」といらぬ開き直りを・・・。
 じっと押し黙る友人。その日以降、彼からは連絡がありません。
  以上は創作ですが、有り得ない話とは誰もいえません。
日本の子供たちに恥をかかせたくなければ、正確な地図をお願いします。
       N.N
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 ■帝国書院と東京書籍への抗議と訂正要求にご協力下さい!

?帝国書院(守屋美佐雄社長)の「中学校社会科地図」に関して
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-29
電 話 03−3262−0520 地図編集部
FAX 03―3262―7770
メール manual@teikokushoin.co.jp

?東京書籍(河内義勝社長)の「新しい社会科地図」に関して
〒114-8524 東京都北区堀船 2-17-1
電 話 03−5390−7372 編集部
FAX 03―5390―7220
メール? http://www.tokyo-shoseki.co.jp/company/index.html
メール? waltervogt@tokyo-shoseki.co.jp

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<<宮崎正弘のロングセラーズ>>
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/saisinkan/index.html
『中国のいま、三年後、五年後、十年後(改訂版)』(並木書房、1575円)
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
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