国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/08/03

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年) 8月4日(木曜日)
      通巻1203号   
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国民党が北京と上海に「農業貿易センター」を開設準備
 他方で台湾の農業新技術94品目が海外へ流出している
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 台湾国民党が結成されて話題を読んだ。「台湾国・民党」と呼ぶ。
 本家の中国国民党は先の党内選挙で馬英九を新主席に選び、連戦は名誉主席となった。

 国民党は農業貿易を中国とのあいだに更に発展させる目的で「農業貿易センター」を北京と上海に開設の構え(香港の「『大公報』が7月29日に報道し、台湾の『自由時報』が7月30日付けで追加報道)という。
これはいまの台湾の法律では違法行為であるが、大陸委員会は積極的に否定していない。

 国民党の将来構想では、最初に香港で「両岸農業合作発展基金会」を設立させ、これを山東省煙台、広西省南寧、上海および北京へと広げ、台湾農作物の中国への輸出を促進するいうものだ。
 
 他方、台湾の農作物は新種の改良が盛んで、白菜、花椰菜、葱、西瓜、胡瓜、苦瓜、香芭、柑橘、番石瑠、蓮霧、鳳梨、葡萄など94品目の海外技術輸出は禁止されている。
 なぜなら品種改良に国家予算を投入し、20年、30年に亘って真摯に改良してきた結果であるからだ。

 「これは目先の利益にかられて中国で儲けようとしているグループや会社がいるわけだが、結局は、台湾の分裂を助長しているのであり、誤った方向である」と李登輝前総統は明確に反対の狼煙を上げている。

 しかし国民党って、なにを考えているんでしょうねぇ。
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(読者の声1)米国で留学先の大学の夏期の講義も一段落し、休みを利用してほぼ定期的に、読売新聞英語版、大紀元英語版、台湾の英字紙から、使える記事を米国の大学教授連中に送っております。
 今日はその中でいくらか、小生が経験致しました事を書かせていただきます。
 第一に、若い連中(教授も、含まれます。)ほど、国際情勢や海外のニュースに関心を示す度合いが低いこと。そのために小生は、年配の教授を中心に配信契約を、取り付けて続けております。
 第二に、年配の教授でもアメリカに関連したニュース以外、興味がほとんど無く、そのため最初は、アメリカ人記者によって書かれたテロ関連の記事、またはアメリカ社会に関する評論記事を、主にアメリカ国内の主要紙、台湾と日本の英字紙、または、英文ニュースのサイトより拾い集めて、印刷したものを持っていきました。
そして段階的にアメリカ人だけでなく、外国人記者による海外記事、または時事評論をまぜて持っていき、その分量を徐々に増やしていき、最後にやっと外国人記者によって、かかれた海外記事、または時事評論を読んでもらえるようになりました。
 第三に、一般のアメリカ人は、我々が考えているより、はるかに保守的で夜郎自大な考えを持つ人が多いように思えます。そのため海外の英字紙など小ばかにして読まない人が、多いのですが、時事ネタには、わりと興味を示し好意的に読んでくれます。
しかし海外の記者によって書かれたアメリカに批判的な記事には嫌悪感を示す傾向が強いため、できるだけ時間をかけて、慣らした後でなければ、怒り出す人もいます。
 以前、朝日の沖縄関連の英文記事を、ある教授(政治学担当)に持っていって読ませたところ、怒り出して、「沖縄から、米軍を、撤退させろ!!」と言い出して、なだめるのに、いくらか困ったことがありました。
 余談になりますが、The Japan Timesと朝日の記事は、本当に危険度が高くせっかく、親日派を教授の中に育てようとしても、かえって反日になる傾向が強いのです。
例えば知日派のアメリカ人学者によって書かれたはず?の評論記事 (”POINT OF VIEW / Robert Dujarric / Is Koizumi helping China win hearts, minds?” など、北アジアの情勢に対する無知が、文面に散りばめられた記事が圧倒的に多く毒にしかなりません。これが毎日、日本在住の外国人によって読まれていると考えるだけでも、恐ろしくなります。
 そのためこの二紙だけは、きちんと何回も辞書を使って翻訳して、危なくないかどうか、必ず確認してから、使うかどうか決めております。めったに使える記事を読んだ事がありませんが。。。
 上記の(”POINT OF VIEW / Robert Dujarric / Is Koizumi helping China win hearts, minds?”http://www.asahi.com/english/Herald-asahi/TKY200507220287.html)にかんしての先生や読者の皆様のご意見を、よろしくお願いいたします。
   (在米留学生) 


(宮崎正弘のコメント)偏向左翼新聞「ジャパン・タイムズ」を断固モニターする必要があり、朝日と同様な左翼偏向記事を日々批判していく必要があるのです。ときおり藤岡信勝先生のところでジャパン・タイムズほかの英文メディア批判をしておられます。
http://www.jiyuu-shikan.org/engpageyahoo/toppage.html
これを組織的に、日々海外特派員に配信する国民運動も必要でしょうね。
 外国の日本誤解の元凶は、THE JAPAN TIMESにあり。


  ♪
(読者の声2)宮崎さんの書評で黄文雄『大日本帝国の真実』(扶桑社)に「ご存じ黄文雄節、本書でもこれまで以上に高らかに冴え渡る。小生が高校生時代・・・林房雄『大東亜戦争肯定論』を見いだしたとき・・・」とあるのに、触発されて以下をつづります。
 <<回想・林房雄『大東亜戦争肯定論』を見いだしたとき>>
・・・原爆ドームを瀬戸内海に!
  高専3年の半ば、三島二・二六3部作を収めた「英霊の声」を貸してくれた先輩に、「おまえ、大東亜戦争肯定論を知らんのか!!」と言われたのが、林房雄先生の著書との出会い。大東亜戦争肯定論正・続2冊(続がやけに厚かった)を買い求めたのは、会社見学旅行(当時、高専には修学旅行がなく学科別に関西、関東の大手企業の工場見学をして修学旅行にあてていた)の京都・河原町の古書店だった。その後、「青年」「緑の日本列島」「日本との対決」などなど、新聞、雑誌の広告で「林房雄」と名のある本を、沼津の田舎から東京に出るたびに、書店をめぐり買い漁り、むさぼり読むが学生時代の楽しみであった。
  「原爆ドームを瀬戸内海に沈めろ!!」も、このころの林房雄先生の評論に際立っていた。この真意が、今日ますます重みを増している。原爆記念碑の「あやまちは繰返しません・・・」の文面こそ、東京裁判史観、自虐・懺悔史観を象徴し、日本人を「一億総懺悔の去勢国民」に貶めた、大罪ある悪魔の碑文です。当時の醜悪な偽平和運動から、その偽善を見抜き「原爆ドームを瀬戸内海に」と告発した林房雄先生の先見は、見事なものでした。そして昭和元禄に酔う世には受け入れられませんでした。
  「原爆記念碑を壊そうとした男、逮捕」のニュースに、「惜しかった、少し間違えた」と思ったのはわたし一人だろうか。
「原爆記念碑の碑文を白色高性能接着剤で塗り潰せ」と考えたことがあります。現代化学の粋をあげて原爆記念碑を原型のままに「悪魔の碑文」を塗り込め、封印することを夢想したものでした。
   (TT生、在中国)


(宮崎正弘のコメント)林先生の代表作はたくさんありますが、三島さんが絶賛したのは小説『青年』でした。拙著『三島由紀夫“以後”』にも、このあたりのことを詳細に書き込みました。まさに保守運動の先駆者でもあります。
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(お知らせ)名古屋、東海地方にお住まいの読者の皆さんへ

 8月20日、名古屋の熱田神宮で宮崎正弘の講演会が行われます

 とき   8月20日 午後二時―四時
 ところ  熱田神宮 文化会館
 演題   「中国人と日本人」
 入場無料 どなたでも予約なしで参加できます
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<宮崎正弘の新刊>>
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版刊、1400円+税)
『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税) 
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<<宮崎正弘のロングセラーズ>>
『中国のいま、三年後、五年後、十年後(改訂版)』(並木書房、1575円)
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-jp&field-author=%E6%AD%A3%E5%BC%98%2C%20%E5%AE%AE%E5%B4%8E/250-6226573-5690658 
(以上は上記アマゾンからも購買できます)
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◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
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