国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/08/01

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年) 8月1日(月曜日)貳
      通巻1201号    本誌1200号突破記念号
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 台湾の汎藍陣営は、まだ米国からの武器購入予算を否決する姿勢
  国民党、親民党、新党が陳水扁政権への嫌がらせを続行中
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 ブッシュ政権に極めてちかい、保守派の有力シンクタンク「ヘリティジ財団」のアジア研究部長ジョン・トカチクは議会(米国下院)証言で「いつまでも米国からの武器購入を議決しない台湾の国民党など汎藍連合とは、深い絆を断つべきだ」と発言し、波紋を広げた。

 台湾野党は、与党(民進党)が提出した、合計4800億台湾ドルの購入予算を議会で三年も店晒しにし、米国からの武器システム購入を拒否してきた。
 野党三党(国民党、親民党、新党)を指して「汎藍陣営」と呼ぶが、かれらは陳水扁政権への嫌がらせを続行中

 前の大陸委員会主任(閣僚級)で、現立法委員(国会議員)でもある蘇起は、「十分に予想できた米国の反応だ」として、「米国の大陸政策に沿った政策を台湾の野党は立案しており、トカチク氏のようなタカ派の言い分は米国内でも孤立して居るではないか」と手厳しい。
 ちなみに蘇起は国民党所属議員である。

 米国からの購入予定の武器は八隻のディーゼル駆動潜水艦、12機のP3Cオライオン、三基のPAC3型パトリオット・ミサイル・システムが含まれ、「これらを急いで配備しないと中国の軍事力に対抗できない」と台湾国防部は言明してきた。

 もし予算否決となると台湾と米国との関係悪化は避けられず、北京を訪問して統一になびく国民党、親民党、新党らの「中華思想」組は、陳水扁政権への打撃のみならず、北京の胡錦濤政権のロビィを同時に果たしたことになるだろう。
 もっとも親民党は、この件では民進党と歩み寄り、まして党首の宋楚諭は、国民党幹事長時代はるか後輩だった馬英九の国民党主席就任を不快に思っているから、まだまだ一波乱、二波乱ありそうである。
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(読者の声)中国のAIDSの実態、本当に危機的です。日本の病院に患者を送っているというのは驚きです。中国の女性が日本で売春しているのはよく知られていますが、彼女たちからの感染もありうるかもしれませんね。逆に、日本人から彼女たちへの感染も十分ありえますが。
 日本でも中国でも実態把握ができていないことが大きな問題です。先進国中、AIDSの増加率が伸びているのは日本ぐらいですが、日本では啓蒙活動がいまいちなのです。危機感を持っている専門家も含め、行政も防止策に熱心ではないのです。先日開催された世界AIDS会議では、日本の取り組みが不十分という批判が出ていたくらいです。一方、中国の危機意識が極めた高かったようです。つまり、実態はそうとうひどいということだと思います。
    (KY生、医事評論家)


(宮崎正弘のコメント)中国がAIDS患者を収容しきれなくなり、しかも治療方法も設備もなく、黙って密航者に混ぜて送り込み、日本の収容施設ではAIDS患者を治しますから、それに或る程度、ぶら下がっている。この実態を何処かの週刊誌が暴いてくれると良いのですが。

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「東京台湾の会」講演会のおしらせ
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 「台湾原住民族の伝統と今」と題して、台湾原住民族研究家の近藤綾氏が講演します。
    記
とき  8月4日(木) 午後2時から3時30分まで
ところ 練馬区役所アトリウム棟地下1階 多目的会議室
  (練馬区豊玉北6−12−1 電話:03-3993-1111 最寄り:西武池袋線、有楽町線、都営大江戸線 練馬駅徒歩10分)
主催  東京台湾の会(武田實会長)
なお近藤綾さんは慶應義塾大学文学部卒業。2004年早稲田大学アジア太平洋研究科国際関係学修士課程修了。2003年榕社第一回台湾文化研究発表会で「ブヌン族Tibaun村に見る伝統文化の観光資源化について」発表。2004年より駐日代表処代表室勤務。
『王育徳全集』編集委員。公共電視『台湾百年人物誌:王育徳』字幕翻訳。「台湾独立運動の父」として知られた故王育徳東京外国語大学教授の孫娘にあたる。
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『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円)
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創刊日:2001-08-18  
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