国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/08/01

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)8月1日(月曜日)
      通巻1200号
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中国のAIDS禍はすぐにアフリカ並みの状態になる
 SARS、鳥インフルエンザ、豚連鎖球菌よりも怖い伝染病大国
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 中国のAIDS患者は公式に65万人と言われる。
(そんなに少ないはずはないだろう)。
 三年前、既にWHO(国連保険機構)は、「2010年に中国のAIDS患者は一千万人を突破するだろう」と予測した。

 中国で最初のAIDS死は1985年、しかし知識に乏しく対策はなにもとられず、中国語で「愛死」と表現していたくらい。原因は「ホモセックスと乱交」であり、「これらは”西側の病気”であり、中国には起こり得ない」と当局は胸を張って否定していた。
 
 いまやAIDSの蔓延は公然の秘密となり、河南省だけで潜在患者が100万人とまで言われる。

 人口の0・05%がボトムラインと言われるが、それでも84万人が既に感染したと考えられる。アフリカなみである。
 
 最大の原因は貧困農村の売血である。
 第二は不潔な性交や、最下層の売春、ホモセックスなどだが、第三に麻薬患者である。中国で最も罹患者が多いのは河南省、雲南省、広西チワン自治区で、各々数万人の単位。ついで多いのが新彊ウィグル自治区、安徽、湖北、広東、広西、四川、海南の各省と北京市である。

 医者も圧倒的に不足しているうえ、北京ですらAIDSを扱える病院は三医院しかなく、一説に「設備のいい日本へAIDS患者を密かに送り込んでいる」という。
 
 しかし国連チームの調査では中国のAIDS患者の罹患原因は、43・9%が麻薬(中国全土の麻薬患者は800万人)、24・1%が血液(売血など河南省、安徽省、広西チワン自治区などの貧困地帯に顕著)、19・8%が乱交や不潔な性交(コンドームが奨励されたのはつい最近である)、11・1%がホモ(中国のホモは二千万人で、そのうちの最悪5%が罹患している懼れがある)と発表されている(英誌『エコノミスト』、05年7月30日号)。

 とくに雲南省とミャンマー国境の麻薬地帯、注射針をまわしあい、さらに一回五元(65円)で売春に応じる貧困少女の群れが存在しているが、早く対策をとらなければ数年を待たず嘗てヨーロッパを襲ったペスト、黒死病にたぐいする世紀の伝染病になるだろうと国連チームは警告している。
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●小誌通巻1200号、総発行部数283万部突破!  登録読者6200名
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(読者の声1)国際ニュース・早読み毎回興味深く読ませて頂いております。文化大革命あたりの中共の動きを、サンケイ新聞を購読していたおかげで「朝日」やそのほかの新聞を購読していた{何も知らされてない}友人に、柴田穂さんの記事の受け売りをして知ったかぶりをしていたものでしたが、柴田さん亡き後、その役目を宮崎正弘さんの「国際ニュース・早読み」および数々の著書が果たしております。
 ご多忙中にかかわらず内容の濃い情報心より感謝申し上げます。
 ところで、漫画『嫌韓流』が大ヒットしていて、初版の3万部に追加の1万部があっという間に売れてしまい、大増刷中だという話です。
私は運良く近くの比較的大きな書店で購入できました。内容はとてもわかりやすく韓流ブームなどと馬鹿な宣伝に踊らされている人達に読ませてやりたいと思いましたが、宮崎さんはもう読んでおられるのでしょうか? ご感想をお聞かせください。また是非この本を(ラジオ・雑誌などで)取り上げていただきたいと思います。アマゾンで1位になっているのに朝日のランキングは先週のを、そのまま使っているし、他の新聞もこの広告を断ったという話になっています。『週刊文春』も著者にインタビューしながら記事を没にするらしいです。宮崎さんのメルマガを読んでいる方に(とっくに知っておられるかもしれませんが)「マンガ嫌韓流」をお知らせ致します。
 嫌韓流著者のホームページ
 http://propellant.fc2web.com/index.html
  (kenzo)


(宮崎正弘のコメント)あいにく当該漫画を読んでおりません。出版社に夥しい脅迫があったとは聞いております。また友人の多くがすでに読後感を教えてくれました。そのうち入手して読みたいとは思います。ただし西尾幹二さんのHPで、かなり大きく紹介されており、小生がこれから紹介してもどれほどの意味があるかとも思いますが。。。
http://nitiroku-nishio.jp/blog/
 (↑西尾さんのブログ)
ところで、懐かしき哉、柴田穂さんのはなし。柴田さんとは小生、年下の呑み友達でよくカラオケにも行きました。歌が抜群に上手く、しかも晩年は韓国語が流暢で、韓国語で譜面も見ないで歌ってましたね。風貌が似ているので「トウ小平の息子さん」と渾名をつけたのは曾野綾子さんでした。
柴田さんの一冊を担当したのも小生です。1974年頃浪漫社から上梓しました。その後、ながく闘病生活の後、護国寺桂昌殿での葬儀は産経社葬でしたが、小生も焼香をさせていただきました。新宿の飲み屋さんの女将ら、多くの懐かしき顔がありました。大変懐かしく、また中国を論ずる上で欠かせない論客でした。


   ♪
(読者の声2)先日ラジオ番組で宮崎さんは、四川省の奇妙な豚の伝染病について、香港ではすでに四川省からの豚肉の輸入を差し止めていると言われていました。日本のマスコミはあまりこの問題を重視していないようですが?
         (YS生、山形)


(宮崎正弘のコメント)台湾の『自由時報』は、これを「四川怪病」と名付けました。死者が32名に達したところで、一部日本の新聞も書きました。その後、死者は数十名、現場には軍隊が導入され、戒厳令のごとく情報が統制されていますので、これ以上詳しくは分かりません。
この豚は北朝鮮、露西亜がおもな輸入元らしく、ですから、伝染の広がりは暗黒のなかを突っ走る飛行機の如く拡がっている懼れがあります。
           ◇◇
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<宮崎正弘の新刊>>
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版刊、1400円+税)
『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税) 
    ◎
<<宮崎正弘のロングセラーズ>>
『中国のいま、三年後、五年後、十年後(改訂版)』(並木書房、1575円)
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-jp&field-author=%E6%AD%A3%E5%BC%98%2C%20%E5%AE%AE%E5%B4%8E/250-6226573-5690658 
(以上は上記アマゾンからも購買できます)
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◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
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http://www.melma.com/mag/06/m00045206/a00000060.html
(↑この左欄。過去4年分の小誌バックナンバーが閲覧可能です)。
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(夏休みの発行について)小誌は極力、日刊ペースを保ちますが、8月13日から27日頃まで海外取材、国内連続講演旅行などのため休刊になります。◇
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所2005◎転送自由(転載は出典を明記してください)。
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創刊日:2001-08-18  
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