国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/07/29

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)7月29日(金曜日)
      通巻1198号
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本日、ラジオ生番組に出演します!
ラジオ日本午後一時から三時まで。関西方面お方は午後二時まで。
「ミッキー安川のずばり勝負」に宮崎正弘が生出演します!

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(読者の声1)先日の『澪標』の転載記事(上下、1191,92号)、犀利な洞察と簡潔なまとまりに感服しつつ読みました。ことにも膝を打ったのは、世上に流布する「中共は近未来に崩壊する」というシナリオの甘さを戒めた部分です。実際、江戸幕府だって一揆で倒れたわけじゃなし、暴動の頻発だけであの帝国が倒れると考えるのは政治の初等数学をわきまえぬ言説でしょう。かの国の軍隊が、外向けではなく内向きの一種の武装警察だという指摘で思い出したのは、新疆ウィグル自治区で見た兵団(一種の屯田兵で、綿花栽培などの農業に従事)の幹部たちの酒池肉林ぶりです。
実際、中国軍は伝統的に内弁慶で外に向かってはテンで弱いですからね。一旦緩急あれば途端に統率が乱れ匪賊と化すという伝統と、陰謀策謀の巧みさ(外交面で最大のカモが残念ながら我が国)、これらは全て「流砂のごとき国民性」の象徴的な表れだと思われます。軍事費の増大も、外向きの脅威であるだけでなく、その観点から分析すべきだと改めて思い知らされた文章でした。
    (からかろ 熊本)


   ♪
(読者の声2)7月26日、午前十一時半から日本外国特派員協会で開かれた陳水扁総統のTV会見は波乱なく、失言なく、飛んでも発言なく、恙なく午後一時に終了しました。
参会者は百六十名余り。ビデオカメラは十数台。プレスクラブ初のインターネット回線を通じて台北総統府とのオンライン中継は滞りなく行われました。陳総統は心の内の存念をすべて吐き出していました。非民主・非自由主義、一党独裁の北京政府が内部矛盾に苦しみのた打ち回っている。その内部矛盾を台湾に向けてくる危機を日本にいるジャーナリストに訴えていました。その中身は「諸君」・「正論」等の論客諸氏の主張と等価です。
東アジア屈指の政治家であり、一流先進国家の総統閣下が評論家然として事態の分析をし、正論を吐いていてよいものでしょうか? 実に台湾国民の不安と不幸を観じました。それは日本国家と国民の安全保障にも近い将来暗雲を呼ぶ事態に繋がる危険だとも観じました。丁度いまタイフーンに日本列島が襲われているように“いまそこにある危機”です。
    (HN生、丸の内) 


   ♪
(読者の声3)「6カ国協議で、議長国・中国が米国と北朝鮮の橋渡しを積極的に行っている」のようだ。中国は6カ国協議が破たんして米国が国連安保理への付託提案することを避け、中国主導のもとに、何らかの”実質的進展”を挙げることにある。
しかしこの”実質的進展”の中味は非常にくせ者で、米国と中国とでは食い違っている。 
端的に言えば米国は今回での”最終決着”を望んでいるのに対して、中国は問題の決着を付けずに僅かに進展させ、事態の先延ばしを図っていることだ。
中国は政治・軍事的にも、経済的にも北朝鮮の生死の鍵を握っている。中国が本気になれば北朝鮮は屈服せざるを得ない。だからこそ米国は中国に依頼した訳だ。が中国は問題を絶好の切り札に今後も米国に恩を売り続けたい思惑を抱えているし、北朝鮮も中国の思惑を感じ取り巧みに外交カードに利用している。思えばこの問題は日米対中露北朝鮮の第2次朝鮮戦争であり、冷戦であること、韓国が恩義ある日米同盟関係から離脱(裏切り)って中露側についたことが第1次朝鮮戦争との違いである。
中国は正に影響力を利用したマッチポンプだ。ブッシュも小泉も中国(北朝鮮)の巧妙なアジア外交の伝統に翻弄されているとみるべきである。
唯一の救いは、北が本能的には中国の介入を嫌い、米国との直接交渉を望んでいるということだ。また中国はこれ以上北への経済援助は不可能であろう。露西亜は論外であり、韓国のGDPは日本の1/7に過ぎない。つまり日米の負担無しには北の援助は成立しないという事実だけは確かなことだ。
 (MI生)


(宮崎正弘のコメント)いずれの投稿者の皆さん、ご意見、有り難う御座います。昨夜まで講演旅行が続き、コメントをする時間的余裕がありません。次の機会に纏めて。
 金沢で台風一過、「金沢経済同友会」で「中国人と日本人」のテーマで講演、聴衆の皆さん、石川県の財界指導者でもありますが熱心に聞いて頂きました。翌朝、駅前の全日空ホテルで目覚めると「北国新聞」にカラー写真で大きく報じられておりました。
 帰京するとまた新刊寄贈本が溜まっており、週末にはこれも読まなくてはなりませんが、国際ニュースの解析も再開です。というわけで本日付けはニュースの「早読み」はありません。ご了解のほどを。
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『靖国神社境内 野外劇』
  『同期の桜』
    作 榎本滋民  演出 野伏翔  キャスト 浜畑堅吉 上村香子ほか

 これは終戦60周年を記念し靖国神社境内 遊就館前の特設舞台で上演される
 とき   8月1日 ― 8月6日まで
      雨天決行、毎時19時開演(18時開場)
 チケット 前売り5000円、当日5500円(日時指定、全席自由)
 お問い合わせ バースエンターティナーズ (3779−2627)
 チケットぴあ 0570−02−9988(オペレータ対応)
        0570−02−9966(Pコード 360−257)
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<<平河総合戦略研究所の講演会>>

日時 8月21日(日曜日) 午後1時半より4時まで
場所 学士会館(神田錦町) http://www.gakushikaikan.co.jp/ 203号室
会費 一般 3000円 学生 2000円 平河総研特別会員 1000円 
講師 佐藤守  平河総研専務理事 元空将
ブログ http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/
テーマ 台湾危機に直面する南西方面の実態…沖縄勤務の体験から
定員 80名 申し込み先着順(info@hirakawa-i.org 宛)
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「日露戦争勝利百周年を祝う青年の集い」
http://www.nichiro100.jp/index.html
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             記
   『日露戦争勝利百周年を祝う青年の集い』

一,日時  平成十七年九月三日(土) 午後一時から三時三十分 
一,会場  赤坂プリンスホテル新館二階・クリスタル・パレス
      http://www.princehotels.co.jp/akasaka/kotu.html
一,プログラム  講話 日露戦争勝利の意義(加瀬英明)
         挨拶 外国駐日大使、外国人の来賓 青年代表の決意表明。
         展示 連合艦隊全艦艇二百余隻の模型。日露戦争、ポーツマス講和会議の写真パネル。大型スクリーンにビデオ上映などを予定。

一、食事など   当時の兵士、国民が食したレトロ食品および「東郷ビール」「乃木の誉れ」「日露戦争勝利百周年記念ビール」で乾杯。特別編集の記念冊子(24ページ)を参加者に謹呈します。また日露戦争に関しての珍しい図書、参考文献など多数を割引販売

一、「呼びかけ人」(五十音順、敬称略)荒木和博、井沢元彦、石井竜生、伊藤哲夫、稲田朋美、井原まなみ、井尻千男、井上和彦、入江隆則、植田剛彦、潮匡人、遠藤浩一、大高美貴、大原康男、岡田幹彦、加瀬英明、椛島有三、久保田信之、工藤美代子、クライン孝子、佐々木俊夫、さかもと未明、高池勝彦、高森明勅、高山正之、田中英道、都倉俊一、中村彰彦、西尾幹二、西岡 力、西村幸祐、花岡信昭、花田紀凱、浜田和幸、福田逸、藤岡信勝、藤井厳喜、松嶋悠佐、三浦照幸、三原淳雄、宮崎正弘、村松英子、宗像隆幸、八木秀次、米田建三、渡邊絵美ほか多数(まだ多くの著名人に「よびかけ人」への賛同を交渉しております)。
一、参加資格  18歳から39歳までの日本国籍を有する男女で主旨に賛同される方。
 申し込みはメールでも下記のHPから登録できます!
 http://www.nichiro100.jp/index.html
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<宮崎正弘の新刊>>
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版刊、1400円+税)
『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税) 
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<<宮崎正弘のロングセラーズ>>
『中国のいま、三年後、五年後、十年後(改訂版)』(並木書房、1575円)
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-jp&field-author=%E6%AD%A3%E5%BC%98%2C%20%E5%AE%AE%E5%B4%8E/250-6226573-5690658 
(以上は上記アマゾンからも購買できます)
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◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所2005◎転送自由(転載は出典を明記してください)。
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