国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/07/22

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)7月22日(金曜日)
      号外
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中国人民元2%切り上げは、波乱の序曲に過ぎない
 九月、胡錦濤訪米直前、もう一回の切り上げ観測が市場では圧倒的
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 「わずか2%の切り上げ? でも赤ん坊の歩みを開始したってことですか」と慨嘆したのは対中強硬派のシューマー上院議員(民主、NY州選出)。
 「きわめて肯定的な展開」(ジョン・スノー財務長官)
 「良好なスタート」(グリーンスパンFRB議長)。
 このように米国要人は誰も今回の措置は過渡的な一歩という認識である。

 2%の切り上げにすぐ反応したのは日本円とシンガポール・ドルである。
台湾ドルと韓国ウォンも強含みで推移している。
つまり日本円は変動相場なので、対人民元レートは昔から変動相場である。一ドル=8・28が、たとい、一ドル=8・11に切り上げっても円の対米ドルレートが、112円が108円ならば、日本にとって一人民元は13円53銭が、13円32銭に変動したに過ぎない。

 しかし、この程度で米国が納得するとは思えず、とりあえず2%というのは目先の繊維製品の米国からの制裁を回避する措置でしかない。
 「九月胡錦濤の訪米前に人民元の為替レートは再調整があり得る」(NYタイムズにコメントを寄せたエリック・ハーウィット・ハワイ大学教授)。

 しかし通貨バスケット制度への移行という新事実は、人民元を本気で世界で通用するハードカレンシー化へと駒をすすめるという決意を北京がしたことでもある。
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