国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/07/04

△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)7月4日(月曜日) 貳
第1173号  
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
公害汚染に村人が抗議、工員を人質にしたため世界が注目した
 電池工場の毒素垂れ流しに五日間の籠城戦、反公害闘争が激増している
****************************************

 折江(せっこう)省長興県潤下村の村民、数百名が、同村にある自動車電池工場を襲撃し一千名の工員を人質に立て籠もった。人質は徐々に解放され、7月3日時点では、警官との武力衝突はまだ起きていない模様。
 同村は上海から南へ150キロ、人口僅か3000名。

 四月にも同省東陽市で数万人の抗議行動が突発したが、工場の農薬汚染被害を訴えた孫民の暴動として武装警官が導入された。そのあとでおきたのが河北省での大衝突事件、死者数十名ともいう。

 人質を取られる事件に発展した電池製造工場は「折江天能電池有限公司」。
 6月26日から村民600名が工場を取り巻いてデモ行進を始め、自動車電池が空気汚染をまき散らし、在住300名の子供達の生育、とくに呼吸器系統に悪影響が出ていることを訴えた。
 工場責任者はデモ籠城から五日目に「改善」を約束、いったん抗議行動はおさまった、とする情報がある。

 同じ日、安徽省では池州市で交通事故の処理をめぐって警官隊と住民が対立、忽ち一万人の群衆が騒ぎだして、警備車両を攻撃。大暴動に発展した。

 公害垂れ流し、空気汚染、河川の混濁はもはや打つ手がないという状態。
中国でこの主の農民暴動、住民暴動、反公害抗議はさらに大規模に、凶暴になってゆくであろう。
         ☆ ☆ ☆
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(休刊のお知らせ)小誌、7月6日付けが休刊の予定です
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
      ◇ ◆ ◇
<<宮崎正弘の新刊>>
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版刊、1400円+税)
『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税) 
『中国のいま、三年後、五年後、十年後(改訂版)』(並木書房、1575円)
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
小誌の購読は下記でご友人知己の代理登録もできます(↓無料)
http://www.melma.com/mag/06/m00045206/a00000060.html
(↑この左欄。過去4年分の小誌バックナンバーが閲覧可能)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有限会社・宮崎正弘事務所2005◎転送自由(ただし転載は出典明記)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。