国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/06/07

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)6月8日(水曜日)
第1148号  
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/saisinkan/index.html
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言論の自由のない中国のインターネット市場へ
 それでもアメリカ四大企業が血みどろの殴り込み合戦へ
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 江沢民の長男が「通信大王」というニックネームで呼ばれている事実は拙著で何回か紹介した。
その長男・江綿恒と組んで中国へ殴り込むのはMSN。もとよりビル・ゲーツが訪中のおりに二回ほど江沢民前主席と会っている。

 おさまらないのは強敵ヤフー。それでも昨年に中国で3721もの小さな検索会社を買収し、シェア拡大に余念がない。本場グーグルは中国最大のメッセージ会社[TENCENT]と提携、最近、上海にオフィスを構えた。

 出遅れた観のある「eBAY」は、中国市場拡大のため一億ドルの投資を確約し、現地邦人の拡充を狙う。
 
 かくして米国四大巨艦、言論の自由のない中国でいかなるビジネスを展開するんでしょうかね? 
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<<小泉総理公約の8月15日の靖國神社参拝の実現を求める国民集会と街頭行進>>

1.期日 平成17年7月7日(木) 雨天決行
2.時間 午後1時集合
3.場所 日比谷野外音楽堂
4.要項 国民集会で決意表明を採決後、街頭行進
5.服装 参加される方全員の上着は、白色のシャツ等に統一
6.経路 日比谷公園中幸門一内幸町一銀座日航ホテル前−数寄屋橋一鍛治橋一常盤橋公園一解散(行程:約2.8km)
主催:「英霊にこたえる実行委員会」
事務局: 千代田区九段北3-1-1 靖國神社遊就館内
英霊にこたえる会  電話・FAX:03-3261-7415
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(サイト情報)?APECの貿易相会合におけるポートマン通商代表(U.S. Trade Representative Rob Portman)の記者会見
http://www.ustr.gov/Document_Library/Transcripts/2005/June/USTR_Portman_Press_Conference_at_Closing_of_APEC_Trade_Ministers_Meeting.html
?米国国務省 国際情報プログラム室(Bureau of International Information Programs, U.S. Department of State)のAPECに関するサイト Asia Pacific Economic Cooperation (APEC)
http://usinfo.state.gov/eap/east_asia_pacific/apec.html
?政府説明責任局(Government Accountability Office)報告書 World Trade Organization: Global Trade Talks Back on Track, but Considerable Work Needed to Fulfill Ambitious Objectives, United States Government Accountability Office (GAO), May 31, 2005.   
http://www.gao.gov/new.items/d05538.pdf
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<<宮崎正弘の最新刊>>  
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版刊、1400円+税)
(理性を失った反日暴動。あの一連の反日騒ぎの恩恵(?)を受けて日本は憲法改正を政治日程にのせることが出来た。日米共同戦略目標と新防衛大綱は明確に中国を軍事的脅威と認定し、さらに国内世論はアンチ中国一辺倒となった! これで日本はよう やく普通の国」になれそう?!)
http://www.seiryupub.co.jp/
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宮崎正弘新著  再版は11日出来!
『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税)
http://www.hankyu-com.co.jp/books/_ISBNfolder/ISBN_05200/05208_hinshi/hinshi.html#pagetop
(ネット注文はここに↑)
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(読者の声1)昭和六十一(1986)年に南京で開館した「侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念舘」の建設は、当時の日本社会党・田辺誠書記らの再度に亘る要請から始まったという。「虐殺とか屠殺とか、日本人はそんなことは絶対にしない」という思いは強くとも、論理的、物証的に反論できないのが国民一般であろう。それを東中野先生が心血を注いで検証されたのである。
まさに西尾先生曰く「偉業の達成」であった。三年の歳月と三万五千枚以上の写真の点検結果集大成は、日本人の心を持つ日本人を「安心の境地」に導いてくれたのである。
 藤岡先生が代表を務められる「自由主義史観研究会」の歴史検証法は「実証的な歴史研究」を行うことから始まると洩れ伺っているが、東中野先生の検証作業とともにこれは真に難行、苦行であろう。日本人として深甚の感謝を捧げなければならない。
 今日、生存者で「大勲位菊花大綬章」を所持しているのは中曽根康弘元総理のみであるようだが、軍人出身でありながら、靖国の英霊を「分祀」せよだの、支那共産党の友人のために靖国参拝を中止したとか、日米関係を「ロン、やす」の蜜月関係にもっていったことなど、支那にもアメリカにもよい顔をする「風見鶏」(誰がつけたか知らないが、謂い得て妙、見事なネーミングである)に「大勲位」はあまりにも大きすぎる。民族の誇りのために心血を注いだ人士にこそ授与されるべきものと思うだけに…。

 戦時中、住居の近くの寺に分宿していた陸軍の兵隊さんに可愛がってもらった思い出を持つ愚生は兵隊さんが大好きであった。「肩を並べて兄さんと/今日も学校に行けるのは/兵隊さんのお蔭です/お国のために/お国のために戦った/兵隊さんのお蔭です」。大きな声で九歳の愚生らはそう歌って遊んでいた。 
 終戦後、中学生になってからと記憶しているのだが、火野葦平の「麦と兵隊」を読み、子供なりに、矢張り「兵隊さんは凄い」と感じたものであった。そして先日、五十数年ぶりに同書を読み返す機会に廻りあえたのである。 
 昭和十三年八月号の「改造」に、昭和十三年五月の徐州会戦従軍記「麦と兵隊」が発表されたとき、作者は「これは徐州会戦従軍日記で、単に一兵隊の狭い体験を書いた戦場記録にすぎないものであり、小説ではない」と言っている。つまり「麦と兵隊」は従軍記録で、同年の五月四日から五月二十二日までの様子を書き綴ったものであるという。当然検閲もあり、どうしても書くことを許されないことも多々あっただろうが、それでも、兵隊の優しさ、苦労、支那兵(蒋介石軍)のこと、支那の農民のことなどを窺い知ることはできるのである。なお、南京入城は昭和十二年十二月六日であった。

(昭和五十年十二月 第三十一刷  新潮社文庫より)
「支那兵はみんな持っていく…」 (「三光」だの「屠城」だのという思想を持つ支那ならではの出来事と思うが、日本の教科書に、日本軍が支那で「三光作戦」を実施したと記述しているのには、「怒り心頭」である。)

 (昭和十三年五月八日) 主の居なくなった部落の家の蔭から呑気そうに鶏が餌を拾いながら出て来る。野犬が非常に多く、麦畑の中で何かを引き裂いて食っているのもあった。小休止した或る部落で、外には人影さえないのに、桑の木の下の円筒形の石の上に見嚢らしい老婆がたった一人腰かけていた。最初老婆は日本の兵隊をおどおどした眼付で見ていたが、やがて立ち上ると、腰をかがめて歩き出し、何やら手を上げ下げし、変な身振りをして泣きはじめた。どうしたのだろうと思っていると、梅本君は、あれは、支那の兵隊は部落に来ると、米も銭も衣服も姑娘(くーにゃん)も何もかも洗いざらい持って行ってしまうが、日本の兵隊は何にも盗らないから非常によい、と追従を云っているのだ、と云った。(麦と兵隊 130頁)

「支那兵の略奪」 (杭州湾上陸作戦に陸軍伍長火野葦平として参戦中の目撃談=この部分のみ「土と兵隊」より抜粋)

  (昭和十二年十一月六日)  本道上を行くと、海上に浮ぶ数十隻の艦船が見え、舟艇に依って縦々と兵隊が上陸をしていた。馬が上って来る。砲車が上って来る。私達が大平丸に置いて来た背嚢が陸上げされているそれを背負う。その附近には既に上陸を終った部隊が密集し、車輌が道傍にずらりと並んでいる。我々の部隊がその混雑の間をかき分けて行くと、やあ、大変でしたなあ、御苦労さんでした、と口々に声を掛ける。昨日まで船に居る時には同じ服装だったものが、今日は我々は泥鼠の一隊のごとく、新装のぴかぴかした兵隊の間を通り抜ける。すると我々は一寸兄貴のような気持にもなる。すると、又、何と甘くてお人よしであることには、御苦労でしたなあ、ありがとう、と一口云われると、それでもうさっぱりして、昨日からの苦しさなんぞさらりと忘れてしまうのである。我々が通る左手には、水中に作られた針金で張った障害のための木柵や、陣地や、支那兵の起き伏していたらしいアンペラ張りの小屋等が幾つも見られた。我々の部隊は一里ばかり行った所から右に折れて小さな部落に入った。松林鎮という所である。小さいクリークの橋を渡ると、すぐ部諭w)・フ入口に、手にしっかりと喇叭を握った支那兵が死んでいた。子供のように小さい兵隊だった。私はその屍体に向って敬礼をした。付近には脱ぎ棄てられた支那兵の服や、地図や、椅子などが散乱している。全く土民の姿を見かけない。家の中は掠奪の跡歴然として惨澹たるものである。到る処の家に、正規兵の軍帽や、鉄兜や、銃等が遺棄されてある。(土と兵隊/52頁)

 「捕虜の供述場面より」(支那軍が劣悪なる状況下で防禦戦に臨んでいたことが窺い知れる)

 (昭和十三年五月十一日) 衛兵所の柱に捕虜が一人繋がれている。慓悍な顔付をしている。通訳が色々と聞いている。誰やらに似てるなと思ったら、ふいとAの顔が浮んだ。色が少し黒いがそっくりだ。ぎろぎろした鋭い眼光だが、声は低く、おどおどしながら答えている。三十二歳で、姓名は雷国東(らいこくとう)、百二十三師所属で、生れは湖南省、上組戦に参加したるも鉄砲をくれなかった。給与、米一日一斤、副食物はくれない。給料、一カ月一元八十仙、多くも二元三十仙位、募集広告には八元三十仙とあったが、食料、服料等を差引かれ、煙草代もない。板橋集(はんきょうしゅう)北方の小隆集(しょうりゅうしゅう)の戦闘で、気が附いたら味方は皆逃げてしまって、自分一人残っておった。小銃の外拳銃も持っていた由。革製の財布には、中に穴のあいた一厘銭と、骰子(さいころ)が二つと、一通の手紙とが入っている。 (麦と兵隊 150頁)
      (KO生、堺市)


(宮崎正弘のコメント)戦後へんてこな戦争文学が山となって、五味川純平、野間宏ほか。こんにちは誰も読まない作品を書いていました。石川達三や大岡昇平の作品も、どことなくなじめない戦争の描写をしており、対照的に火野さんは実にのびやかな、真実の風景描写で、前者のひとたちと天地の開きがありますね。
ともかく火野葦平『麦と兵隊』は名作です。
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<宮崎正弘のロングセラーズ>
『中国のいま、三年後、五年後、十年後(改訂版)』(並木書房、1575円)
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
『ネオコンの標的』(二見書房、1600円)
『いま中国はこうなっている』(徳間書店、1500円)
『本当は中国で何が起きているのか』(徳間書店、1500円)
『迷走中国の天国と地獄』(清流出版、1500円) 
『風紀紊乱たる中国』(清流出版、1500円)
『胡錦濤・中国の新覇権戦略』(KKベストセラーズ、1480円)
 (ほか宮崎の全著作目録は下記のサイトに。↓)
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/tyosyo/index.html
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