国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/06/06

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)6月7日(火曜日)
第1146号 
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/saisinkan/index.html
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 円借款打ち切りなら、次は「2000億円を日本からたかる」という変な構造
   日本が遺棄した証拠の薄い化学兵器処理に
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 どうやら全貌が見えた。
 日本と中国は「旧日本軍が中国に遺棄した」という化学兵器の発掘・回収や廃棄処理を担う大規模な焼却工場施設を中国吉林省のハルバ嶺に建設するが、その費用を日本側が2000億円以上を拠出することで5日、合意した模様である(「日本経済新聞」、6月6日付け)。

 工場は高温で兵器類を燃焼させ、廃棄処理するもので、当座の2000億円の提示は、おそらく最大一兆円までむしり取られるだろう。
2008年までに円借款が打ち切りとなるが、それなら次は「2000億円を日本からたかろう」というわけだ。
 
 日本は降伏したおりに旧ソ連と中国に武装解除、そのとき化学兵器も渡した。
 以後、管理責任は日本にない。
国際条約に照らしても以後の管理責任はソ連と中国が負うべき問題であり、この国際ルールを無視するのは日本と中国の両国政府に責任がうまれる。

 この遺棄兵器(余談だが、テストで判明したのは殆どがソ連製兵器。日本製はごく僅かだった)の処理に、日本の責任は一切無いのであり、にもかかわらず中国にゆすられて金を出すのは、日本の納税者への裏切りではないのか。
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     ♪ 
<<宮崎正弘の最新刊>>  
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版刊、1400円+税)
(理性を失った反日暴動。あの一連の反日騒ぎの恩恵(?)を受けて日本は憲法改正を政治日程にのせることが出来た。日米共同戦略目標と新防衛大綱は明確に中国を軍事的脅威と認定し、さらに国内世論はアンチ中国一辺倒となった! これで日本はよう やく普通の国」になれそう?!)
http://www.seiryupub.co.jp/
       ♪ ♪

宮崎正弘の新著 忽ち再版
『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税)
http://www.hankyu-com.co.jp/books/_ISBNfolder/ISBN_05200/05208_hinshi/hinshi.html#pagetop
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(読者の声1)中国の歴史上の偉人の言葉によって中共を批判するスタイルは如何でしょうか。日本の折り目正しい保守が、中国の本質的部分を敢えて誉めるのです。まあ、新手の誉めゴロしでしょうか。香港の昨日(6月4日)のデモに参加した人々を動かしたいのです。
「何故日本だけを批判して、自分たちの政治を批判しないのか」と中国の若者が叫んでいました。
    (KA生、麹町)


(読者の声2)今春、末娘を早稲田から卒業させた親として思うのは、確かに早稲田は私学の雄として立派な大学だが何か物足りない。
その一つには早稲田は多数の出陣学徒を送りだしたのに、キャンパスには戦没学徒を追悼する記念碑がない。聞くところによれば昔からその様な議論が起こりながらも、かかる追悼碑を建立することは侵略戦争賛美につながるという学内の声が強く実現しないとのこと。
一方、私の母校である慶應義塾では近年李登輝氏講演問題などで北京に追従する情けない向きもあるが、三田キャンパスには戦没塾生を追悼する立派な記念碑が立っている。慶應義塾は小泉信三元塾長の子息をはじめ約三千人の塾生、塾員があの戦争で散華されている。私も三田のキャンパスを訪れる時は必ずこの慰霊碑に頭を垂れている。世に慶應ボ−イと揶揄されるが、実は慶應ボ−イの先輩達は大陸で、ニュ−ギニアやインパ−ルで、戦艦大和の甲板で、そして回天や特攻機で勇敢に戦い祖国の為に生命を捧げられことは後輩にとって誇りである。
少なくとも早稲田(の一部教授が吠えるように)「侵略戦争に荷担する」などという馬鹿げた議論は慶應にはない。かつて見た映画『英霊達の早慶戦』の中で早大野球部出身の主人公が特攻機の機上で「紺碧の空」や「都の西北」を歌いながら敵艦に突入してゆく場面があり眼を熱くしたことがある。
戦没学徒を顕彰する施設を是非とも早稲田学内に建立してほしい。私も大学改革に乗り出した奥島前総長や白井現総長には敬意を払っており、この件にも是非取り組んでほしいと思うが、どうか。
もしそうでなければ“グロ−カル早稲田”というのは単なるお題目にすぎない。
(早大生の父)


(宮崎正弘のコメント)。。。。。。。絶句。このはなし、もっと演繹して『月刊日本』に書かれては如何でしょう?グローカルって、GLOBALとLOCALをかけて合成新語でしょうが、“愚ローカル”の間違い、いや早稲田のとなりはリーガロイヤルというホテル。ともかく人生劇場の雰囲気も在野精神の心意気も希薄になりました。拙宅から近いのでときどき散歩に行きますが、新宿の雑踏と、かの大学キャンパスは変わりないですね。
 三島由紀夫は昔「東大を動物園にせよ」と呼号していましたが、早稲田はすでにそうなってます。


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(読者の声3)早稲田大学の「寺島某」教授? あのNHK なんぞにもよく出る男ですか? 何やら出版物が 以前賞をもらつたといふ、ありや駄目な男です。素人のあたしにすらそれが判る。
なにしろ人相が良くありません。半ば死人です。きつとどこかで噓を言つてゐるに違ひありません.ケチな料簡から來る 嫌みな感情を抑へ切れず、妙な理屈を絡めて尤もらしく長々説教を埀れるだけだ.あれが 早稲田の「教授」ですか!
江沢民の一件と言ひ、いつそ早稲田は支那の砂漠にでも引越してみてはどうだらうか.
 貴著『中国よ、“反日”ありがとう』との題名を見て、いや、もう、ついつい同感のあまりニヤリとして仕舞ひましたが近頃は嘗てとは違ひあなたの御本が目立たなくなる程 中共政府の實態を明らかにした本が書店に竝ぶやうになりました。めでたし、めでたし。
 「中國問題」のパイオニアとしてますますdeep な情報を紹介して下さいます事を期待致してをります.
          (KY生)


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(読者の声4)宮崎さんの新刊、『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊)を早速に拝読、溜飲の下がる思いでした。
それにしても、もし共産主義の先駆者達が現在の中国の姿を見たら何と思うでしょうか。マルクスやエンゲルスは「インタ−ナショナル」も歌えない”社会主義国”を見て卒倒するのではないでしょうか。
レ−ニンは今の中国を典型的な帝国主義国家と捉え、自著『帝国主義論』は正しかったと思うでしょう。共産主義者でありながらプロレタリア独裁=前衛党論に批判的だったロ−ザ・ルクセンブルクも自説が間違っていなかったと思うのでは。
トロツキ−なら「人民解放軍」は帝国主義軍隊であり、中共スタ−リニズムによる人民支配の暴力装置であると見なし、これを打倒するための第二の「赤軍」を創設することでしょう。毛沢東は9億近い農民が搾取を貧困にあえぐ現状に「文化大革命」の不徹底を悔やみ、あの時に小平から江沢民に至るまで実権派、反革命派を皆殺しにしておかなかったことを後悔しているのではないでしょうか。
ところで(著作のなかで指摘されている)仏の軍艦輸出問題の所で”戦艦”ラファイエットと書かれていますがこれは”軍艦”とか”駆逐艦”とかの表記にすべきです。軍用艦の総称が軍艦(War Ship)であり、これを艦種毎に分類して戦艦(Battleship)、巡洋艦(Cruiser)、駆逐艦(Destroyer)、フリゲ−ト(Frigate)、あるいは航空母艦、潜水艦等に分けるのが世界共通です。米国のミズ−リ級4隻が退役して以後現在世界で現役で存在する戦艦はありません。
(武蔵国分寺住人)


(宮崎正弘のコメント)そうですね。台湾の新聞が「戦艦」と書いていましたので。正式には巡洋艦だと思います。
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   〜 公開講座のお知らせ 〜

 「中国、反日と台湾独立阻止の狙い」
  講師:宗像 隆幸氏

猖獗を極めた中国の“反日デモ”は終息したようですが、靖国参拝、歴史教科書、国連安保理常任理事国入り、東シナ海ガス田開発、尖閣領有等々で中国は悉く難癖をつけ我が国の主権を侵害する暴挙に出ています。
 「反日」に狂奔する中国は台湾独立を武力で封じ込めるべく反国家分裂法を制定して威嚇する一方で、甘言を弄して国民党の首脳を北京へ招待し「第三次国共合作」を実現しつつあります。
そこで今回は事情に詳しい宗像隆幸氏をお招きし、中国の日本並びに台湾に対する意図と戦略・戦術についてお話して戴きます。 
            記
と  き      6月28日午後7時
ところ       市ヶ谷駅前「アルカディア市ヶ谷(私学会館)」4F 飛鳥の間
会場分担金 :   2000円 
三島由紀夫研究会. 03-3200-2295
e-mail:miura@nippon-nn.net  HP:http://www.nippon-nn.net/mishima/
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<<宮崎正弘の最新刊>>  
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版刊、1400円+税)
(理性を失った反日暴動。あの一連の反日騒ぎの恩恵(?)を受けて日本は憲法改正を政治日程にのせることが出来た。日米共同戦略目標と新防衛大綱は明確に中国を軍事的脅威と認定し、さらに国内世論はアンチ中国一辺倒となった! これで日本はよう やく普通の国」になれそう?!)
http://www.seiryupub.co.jp/
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/saisinkan/index.html
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宮崎正弘の新著 忽ち再版
『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税)
http://www.bk1.co.jp/product/2560280
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<宮崎正弘のロングセラーズ>
『中国のいま、三年後、五年後、十年後(改訂版)』(並木書房、1575円)
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
『ネオコンの標的』(二見書房、1600円)
『いま中国はこうなっている』(徳間書店、1500円)
『本当は中国で何が起きているのか』(徳間書店、1500円)
『迷走中国の天国と地獄』(清流出版、1500円) 
『風紀紊乱たる中国』(清流出版、1500円)
『胡錦濤・中国の新覇権戦略』(KKベストセラーズ、1480円)
 (ほか宮崎の全著作目録は下記のサイトに。↓)
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/tyosyo/index.html
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