国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/06/01

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)6月1日(水曜日)
通巻第1139号  
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まったくなくならない中国人民元の「偽札」
 おもてにでた金額だけでも11億元、これは氷山の一角に過ぎない
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 人民元切り上げは時間の問題といわれる。
 しかし、為替レートが対米ドルに対して高くなっても、究極的に人民が「人民元」をほんものの通貨として信用するか、否かは別の次元のはなしなのである。

 昨年、当局(国務院直属の反偽札委員会)が回収した人民元の偽札は11億6000万元にのぼった。過去五年間の累積は42億4200萬元。
 前年比40%増加。とくに金融機関の窓口で発見された偽札は45%増。それほど偽札の印刷技術が精巧になっていて「偽札発券機」では容易に見破れないのだ。

 偽札が製造されているのは広東省のどこかと当局は睨んでいるが、マフィアの手によって河南省に運ばれ、湖南省、湖北省を通過して、経済発展が著しい都市部に運ばれる。
安徽省あたりも運搬するマフィアが多く、こうした偽札ルートを経由する「カネ」が北京、上海、重慶、広州、杭州、武漢など大都市へ運ばれる。

 表面化したのが11億元。ならば水面下の偽札は100億元(邦貨1300億円)前後はあると推測される。
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(お知らせ)下記は西尾幹二先生のブログ。このなかに宮崎正弘の「反日暴動の背景」の講演と質疑応答のすべてが収録されております。
http://nishio.main.jp/blog/archives/cat13/index.html
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<<“百人斬り”裁判 勝利判決をめざす決起集会 >>

嘘が明らかな百人斬り。潔き日本軍人の名誉を回復させよう“ これは日本人のこころの問題でもある! 訴訟内容は原告への慰謝料と訂正記事掲載を求める民事訴訟。南京裁判の過ちを招いた原因である東京日々新聞(現毎日)の虚報を明らかにし、抗日記念館展示や書籍が完全に追放されること、虚報を認めなかったメディアなどの社会的信用を失墜させることにある。原告側は野田少尉の妹野田マサさん、向井少尉の長女恵美子クーパーさんと次女の向井千恵子さん。下記の要領で「勝利判決を目指して決起集会」が開催されます。

              記
 と き          6月3日 午後7時(開場六時半)
 ところ          文京シビック 小ホール
              (地下鉄「後楽園」あるいは「春日」駅、JRは「水道橋」)
 記念講演と講師      黄文雄、宮崎正弘、向井千恵子、稲田朋美ほか(宮崎の講演時間は午後7時15分頃から45分頃まで)。
 入場           無料、予約も不要。
               ☆ ☆ ☆
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 『瀕死の中国』(阪急コミュニケーションズ刊、1600円+税)
 
●本書の内容   中華思想は、伝来の神話、想像上に成立する龍と麒麟の発想から生まれている。
 中華思想なるものは中国が世界の中心、中華民族は世界で一番優秀、したがって東の夷でしかない日本が経済的に繁栄し、先進国顔している現実を認めたくない。 倭とか、小日本とか言って軽蔑の対応をとりたがるのは、この癒しがたい病理の所為である。
●目次

プロローグ 繁栄の蔭に崩壊の予兆が

 政冷経熱のもとで空前の激震
 上海閥の後退、胡錦濤の政治テクニック

第一章 投機がやがて中国を滅ぼす

 横行する闇金融
 押し寄せる外貨、逃げてゆく外貨
 それならと鉄鉱石鉱山にも投機
 新空港建設も投機対象
 俄か成金らの豪遊ぶり
 欧米ファンドマネージャーも中国へ日参
 株はインサイダー取引と仕手戦

第二章 中華思想は“張り子の虎”

 北朝鮮の日本人拉致?「その何が問題なの」
 日本排除のためなら敵とも握手
 韓国、フィリピンとの外交的からみ
 軍は強硬派ばかりだが……
 中華思想の内側のイロニー
 管理責任という言葉は理解不能
 「核の闇市場」に中国の関与は明らか

第三章 瀕死の巨竜

 断末魔の中国経済
 だからカネは海外へ逃げるのだ
 権力の商業市場化
 スイスの秘密口座
 憲法改正、私有財産を保障し、共産党を民主化?
 温家宝首相はどこまで辣腕か
 農民への酷税は社会主義と矛盾
 東北三省の再建に手こずる
 生きている知恵は「孫子の商法」だ

第四章 資源パラノイアの妄想

 軍の発想から生まれた「資源パラノイア」
 シベリア鉱区も日本から横取り
 カザフスタンとも資源で激突
 尖閣諸島をめぐって日中間に戦争は起こるか?
 日本の領域からガスを盗掘
 「調査船」という名の「スパイ船」
 日本領海を白昼堂々と侵犯
 中国原発管理の杜撰さ

第五章 はてしない環境破壊、水不足

 深刻な水不足、そして水質汚染
 農作物が枯れ、民族大移動の恐怖
 水がなくなれば土地は砂漠に
 運河掘削で乾坤一擲の博打
 ついには隣国との水争いも
 上海は逆に沈没の危機
 環境汚染の凄まじさ
 ピンクイルカも死滅した
 排ガスは地球的規模の大気汚染の元凶
 三峡ダムは世界最大の“肥溜め”に
 日中間では「さかな戦争」も併発

第六章 中国農業の崩壊

 『中国農民調査』の衝撃
 直訴は党幹部の耳に届いたが……
 頻発する農民暴動は「黄巾党の乱」
 イスラム教徒vs漢族の乱闘
 共産党への不満は憤怒の爆発へ
 建設現場の悲惨、炭坑事故の無惨

第七章 「反日」は「反政府、反共産党」の記号である

 次々と脅される日本企業
 見上げる目線から見下ろす目線へ
 理性や理論は通用しない
 一人っ子が主流の若者達と反日
 海亀派の成功ブームも終わった
 「6・4再評価」を逃げる口実
 パンドラの箱を開けたのは彼らだ
 「劣根性」から「大和精神」は理解不能
 アイリス・チャンを神格化

第八章 モラルも文学もどん底を迷走

 儒教は死に絶えたのか
 ノーベル賞作家も嘆く物質文明のおごりと欠陥
 ポルノ、風俗、頽廃
 かくして文学も“失われた世代”が
 日本の戦後文学とは非対称
 「天安門」世代は何処へ行ってしまったのか

第九章 さらば中国、こんにちはインド

 インド市場が燃えている
 IBMも本格的にインド進出
 インド政権の舵取りには不安も
 英米は中国への貿易制裁を準備中
 ハイテク盗難への怒り
 インドの対中国外交も静かに変身

第十章 東アジア共同体と台湾と

 インド洋大津波を奇貨として
 中国が秘める覇権への思惑
 台湾への堅苦しい態度
 反日感情は錯綜した劣等意識
 台湾は本当に独立したいのか
 世界的規模で華禍

エピローグ 中国経済、崩壊の音が聞こえる

 不動産バブルは破滅の淵、オリンピックは本当に大丈夫か
 失業、資本逃避、暴動、社会不安
 はやくもポスト胡錦濤への動き
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    (宮崎正弘のロングセラーズ)
『中国よ、反日ありがとう』(清流出版刊、1400円+税)
http://www.seiryupub.co.jp/
『中国のいま、三年後、五年後、十年後(改訂版)』(並木書房、1575円)
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
『ネオコンの標的』(二見書房、1600円)
『いま中国はこうなっている』(徳間書店、1500円)
『本当は中国で何が起きているのか』(徳間書店、1500円)
『迷走中国の天国と地獄』(清流出版、1500円) 
『風紀紊乱たる中国』(清流出版、1500円)
『胡錦濤・中国の新覇権戦略』(KKベストセラーズ、1480円)
 (ほか宮崎の全著作目録は下記のサイトに。↓)
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/tyosyo/index.html
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◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
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