国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/04/13

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)4月13日(水曜日) 貳
通巻第1091号 
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 「反日暴力デモ」の蔭に隠れましたが
  米国のチャイナ・バッシングは猛烈に再開されている
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 日本人に暴力をふるっておいて「反日デモ」は寧ろ、日本人が悪いというのは、瀋陽の日本領事館を土足で主権侵害しておきながら、あれはテロリストから日本の領事館を守るためだった、とのたまわった滅茶苦茶な論理と似ている。
こんどの反日デモは「小泉の責任」を言ってのけた朝日新聞の論理も酷似している。
詭弁を弄する天才たちの集まりが中国外務省だから、予想の範囲内ではありますが。。。

 さて反日デモの話題ばかりが日本のマスコミをにぎわしているが、米国ではチャイナ・バッシングが猛烈に再開された。
 率直に言ってこちらの方が国際経済には重要だ。

 貿易赤字が二月単月だけでも140億ドル余。この勢いだと2005年度の対中赤字は1680億ドルを突破することになる。
 米国が耐えられるのは、どのあたりまでか。

 議会では陸続と「中国制裁法」が登場している。
シューマー上院議員などは「中国からの輸入品に一律27・5%の関税をかけよ」と吠えている。いまのところ、ブッシュ政権が中国制裁法を握りつぶしているが、共和党議員とて地元企業の悲鳴を抱えており、人民元問題などが早急に片付かないと、「反中国」で立ち上がらざるを得なくなるだろう。
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(読者の声1)中国共産党の「日本への厭がらせ」の官製デモで、まもなくマッチポンプが機能するのでしょうか。
 3月27日付けの読売新聞に掲載されたJR東海の葛西敬之会長の評論、「空論・東アジア共同体」は、葛西氏の面目躍如の日本の経済人には稀有の歴史観に基づく見事なものです。この論文も台湾国会議員有志の靖国神社参拝とともに、「日本への厭がらせ」の背景の一つになったのかと推測されます。
厦門の新聞にも台湾国会議員の靖国神社参拝は、日本国旗を踏みつけたり焼いたりする韓国の反日と一緒に写真入りで報道されています。厦門の街は通常とおり平穏で、お婆さんのプロの乞食に代わり、比較的若い母娘や子連れ夫婦の乞食が繁華街の路上に現れました。
JR東海の葛西敬之会長の評論
http://nyt.trycomp.net/modules/weblog/details.php?blog_id=18
 中国共産党の「日本への厭がらせ」は、日本政府、経済界、国民への意思表示なので
しょう。宮崎さんが言われるように、経済界が眼を覚まして、中国への幻想を棄てるきっかけになれば良いのですが。。。。
(TT生、在アモイ)


(宮崎正弘のコメント)JR東海の葛西敬之さんは、大変しっかりした人物です。思想的にも人格的にも。読売の評論は読んでおりませんが、直接話を聞いたことがあります。この人がJRにいる限り、日本の新幹線技術が中国に渡ることはないでしょう。財界では珍しい貴重な愛国者として、尊敬を集めています。


   ♪
(読者の声2)以下のようなメールが中国のそれなりの地位ある層、例えば、テレビ局や新聞の編集長クラスにも流されています。なんか、日本製品と競争している、中国や韓国、欧米企業が流しているような気がするのですが・・・・。単なる愛国ではなく。
(以下、日本語に翻訳したものです)
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全国人民への提案書
 5月1日から6月1日までの間、日本商品を買わないよう、すべての中国人に願いたい。
なぜ、時期を一ヵ月後に定めるかというと、この通告を気骨あるもっと多くの中国人に知らせたいから。国産商品に興味なく、日本商品に愛着強い人々に対しても、5月の間にだけ、そのような愛着を抑えて「抵日連盟」(※ 日本商品抵抗連盟)の日本商品抵抗運動に協力するよう強烈にお願いしたい。
 現在の現実状況からみれば、すべての人々に徹底的に日本商品をボイコットしてもらうことは無理だろう。しかし、ある程度の期間中に、すべての中国人が完全に、かつ徹底的に日本商品を拒絶することが実現可能だと思われる。だからこそ、今に行動をして、まわりの更に多くの親戚、友人、同学、同僚にこの知らせをしよう。全世界の中国人のパワーを集合させて、醜い日本に対する厳しい一撃を与えよう。日本商品ボイコットが一つの戦争だと思えば、5月は一つの戦役となるだろう。行動に移せば勝利は収められる。
 日本の松下という会社のある重役が、「我々が靖国神社へ行かなくても、韓国人は我々の商品を買ってくれない。しかし、我々が如何に靖国神社を参拝しても、中国人は我々の商品を買ってくれる」と言っていた。これはまさに、中国人たちを淋しくさせる一言である。
 100元の日本商品を買ったら、日本政府に5元の利益を提供することになり、日本の自衛隊に10個の銃弾を多く製造させ、反中の教科書を8ページ、より多く印刷させることになる。もしあなたが日本の自動車を買うなら、将来中国の街角を走り回る日本の戦車はあなたが造ったものだ。もしあなたが日本の戸棚を買うなら、将来同胞のこめかみを打ち抜く弾丸はあなたが作ったものだ。もしあなたが日本のテレビ・オーディオを買うなら、将来戦場のスピーカーから同胞が殺される悲鳴が流れるのを聞くことになるだろう。
 この通告を20人に送って頂こう。中国を支持し、日本商品をボイコットしよう。利益が戻らなくても、これは貴方の義務でもあるじゃないか!中国人であれば、この通告を次ぎの人に知らせておくれ!感謝している。
     (KY生、世田谷)


(宮崎正弘のコメント)中国のミネラルウォーターはスイスなど外国製か、或いは「わはは」という台湾メーカーのもの。あとは200種類以上出てますが、水が濁っていて危ない。実際に中国製は、それほど売れていません。小生も中国製のミネラルウォーターを飲んでおなかを壊したことがあり、なるべく中国を旅行中もスイスか、台湾の「わはは」、それがなければ台湾メーカー「統一」が作っているものを買います。
 海外のものを買わざるを得ないのです。
というわけで、こんどの反日デモでも、多くのデジタルカメラが登場、デモ参加者の大半が日本製を持っていました。
 この呼びかけはお笑いの類でしょうね。中南海で「愛国」を獅子吼している連中が、国産車ではなく外国車の乗っているのですから。


  ♪
(読者の声3)11日夜7時のNHKのニュースを見たのでございます。そのなかで嫌にシナに媚びた感じのNHKシナ支局長が現地から中継なさっているのでございます。
その中でシナ当局はこの学生が企画したデモを二時間に限り許したというのでございます。それはシナの言い訳として許可なしでデモなどありえない国とのことで、そう言い訳しているのでございますので此の点は左様シナ様の話としてお伝えになるのは結構でございます。で驚いたのは、その後、それを裏つける画面がでて、官憲がデモ隊に『お前たちのデモを許可したのは二時間だぞ どうして解散しないのだ』などと言っている場面を写したのでございます。駅弁大学の田舎の教師でも、そのときピンときました。
NHKが左様な場面を自ら写しているはずがありません。これはNHKがシナ当局にこれを放映しろと与えられたものに違いありません。これほど不自然と感じたのは私ばかりではありますまい。NHKはシナ当局の走狗に過ぎない証明と私は解釈したのでございます。これがヤラセでなくてなんでございましょうか!NHKは何の反省もしておらないのでございます。           
(駅弁大学助教授)


(宮崎正弘のコメント)小生はむしろ、この画面がNHKの北京への抵抗のあらわれ、ととりました。日頃の(報道へ圧力をかける北京への)鬱憤をこういうどさくさで、ああした画面を挿入して晴らしている、と考えられます。
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