国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/04/06

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)4月7日(木曜日) 
通巻第1087号 
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東芝、中国から撤退は今後の日中経済関係の暗転の予兆?
   「反日暴動」の前に日本企業、中国から一斉撤退へと発展の可能性も
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 中国に工業団地までたてて熱心に進出してきた東芝が方向転換を開始した?

 まずは携帯電話事業からの撤退だが、これは江蘇省南京市の合弁会社から全資本を引き揚げる。すでに携帯電話端末の生産と販売を停止している。
中国では偽物がどの分野でも主流で、中国製が低価格のため、たとえ日本製でも苦戦の最中である。

 また親中派企業の代表格とみられた三洋電機さえ、「今後、中国へ直接投資はしない、アメリカ経由の投資に移行する」と井植会長が年初の『財界』紙上で明らかにしている。
     
 今後、「反日カルト」らの日本企業襲撃が噂されており、ばら色の夢に煽られて進出した企業が、撤退への決断を迫られるのは時間の問題となりつつある。
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(今月の拙論)
?「中国経済の疲弊」(『自由』、4月号』)
?「@の時代へ変質するM&Aへの危惧」(『正論』、5月号)
?「揺れ続ける日韓、竹島領土問題のゆくえ」(『デーリータイムズ』、5月号)
?「中国トンデモ裏事情最前線」(『新潮45』、4月18日発売)
?「李登輝さんの武士道とミシマ」(『月刊日本』、4月22日発売)
?「混迷する台湾政局と反国家分裂法」(『エルネオス』、4月30日発売)
?「ジンギスカン鍋と内蒙古」(『共同ウィークリー』、4月下旬号)
?「台湾有力議員会見記」(『自由』6月号、5月10日発売)
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(読者の声1)政府は、韓国が問題提起し、活発に動いている「日本海の呼称」問題を世界に公表し、゛国際紛争゛化してしまった方がよいのではないか。「地名呼称の国際紛争化」は初めてだろう。また、そういうものがあるかどうかは、別として。
しかし、いままで無かったことが起こる時代だから、(地名呼称の国際紛争化を)あるようにしてもよいのではないか。また、「日本海」の名称の宣伝、広報は、それぞれの国の広告会社と契約して任せてしまった方がよい。日本の外務省では、何もできないし、やらない。民間の会社であれば、契約したことは、必ずやるだろうし、契約社会の欧米なら特にそうだ。
韓国なら各大使館のスタッフがやることを、日本では出来ないので、現地の広告会社に任せるだけのことだ。地名を併記するなどは前例がなく、紛らわしいので、国際機関に訴えて禁止の方向へともっていくべきだ。また、韓国では、「正しい歴史企画団」なるものを作り、日本の歴史問題や領土問題に火を着けようとしている。本来なら日本側でも同じものを作り、言い合うのが本当だ。そのほうが後々の両国の関係には、良い結果が出る。
しかし、これも外務省には、出来ないし、やろうとしないだろうから、民間で作ったらどうだろう。とりあえず民間で歴史認識の交流会をつくり、思ったこと、感じたことを率直に話し合う。そういう場を作ったらどうか。また並行して韓国国内に、゛言論、出版、報道の自由゛を制定するように働きかける。今回の中国の゛反日暴動゛もこうなる前にいくらもうつ手はあった。この国の外交を、この国の外務省にまかす、この国の不幸。
       (KT生)


(宮崎正弘のコメント)本当に外務省の機密費はいったい何に使われているのでしょうか。邦人を保護するべき大使館の責任者がサッカー場から真っ先に逃げ出して国ですもの。
 逃げ遅れた公使のクルマは窓ガラスを破壊されましたが。。。。


   ♪
(読者の声2)官製の「反日デモ」を演出しておいて、その上で、阿南駐中日本大使を呼びつけて、「歴史をゆがめた教科書を認定した」と中国が「強い憤り」を表明。何というタイミングでしょうか! 中国もまた北朝鮮ばりの”演出国家”なんですね!
思うに中国はなんとしても日本の国連安保の常任理事国入りを阻止したい。という事は本件をめぐり中国・韓国が密かに事前に打ち合わせた共同戦線。この調子でいったら今後彼等は何を言い出すか分からない。
即時、日本外務省は駐日中国大使を呼びつけて「この件は内政問題に対する干渉であり、重大な国家主権の侵害だ」と通達せばならない。が外務省は、何故やらないのであろうか? 同日、北京で中国商務部の薄熙来部長は、橋本龍太郎・衆議院議員を団長とする日本国際貿易促進協会の訪中団とに会見した。薄部長は「中日双方がともに努力し、現有の土台の上に、引き続き二国間経済・貿易協力を推進し、相互利益を実現することを願う」と発言した。一方で喧嘩を吹っ掛けっておいて一方で友好と通商拡大を要望する。この神経はやはり”大陸的”なんでしょね!
呂布は劉備を騙して彼の居城を盗み取っておきながら、正にその居城の寝室で 呂布は彼の若い妻を劉備に紹介して親密な態度を演出する。
僕は三国志のこの場面を思いだしました。でも流石の中国人もこの挿話の異常さを感じているようです。
(MI生)


(宮崎正弘のコメント)関羽の首塚が中国の全土にある関羽廟の総本山ですもの、それくらいのことはやるでしょう。ちなみに小生も、鄭州からバスで二時間、洛陽の郊外にある関羽の首塚を見に行ったことがあります。日本人は首塚なんて気味悪いと思いますが、全国から観光客がひっきりなしで首塚のお守りが売れていました。
 ところで中国商務部の薄熙来部長は元大連市長、それから遼寧省長とおやじさん(博一波)の威光を嵩に大出世をとげている知日派の親分格。中国国内ではスキャンダルだらけの「好ましからざる」人物という評価が多い。かれは「反日運動や自粛せよ」と言っております。


  ♪
(読者の声3)5日放送のNHKの「あすを読む」で中学校の教科書検定の話をしていました。続けてあったニュースのトップでも報じたのが、「竹島は日本の領土と記した教科書が検定を通った」ことでした。よほど気に入らなかったようです。
 「新しい歴史の教科書」がシナ・韓国から批判されたとか、全体の1割にも採用されていないとか、だから騒ぎが収まったとか、いまさらのように伝えておりました。シナ・韓国に非難されたから、悪いことなんですね。自らを正当化したいのでしょうが、シナでもあるまいし、情報がこれだけ流れている中、墓穴を掘るだけというのが分からないのでしょうか。会長が変わっても中身は変わりません。     (NS生)


(宮崎正弘のコメント)NHKついでに、最近あちこちで国谷祐子の解説までが極左の部類だと批判を聞きます。小生はテレビを殆ど見ないので、分かりませんが、NHKは70万世帯からの契約解除のあとも、性懲りもなく、偏向をつづけて国民を敵に回しているわけですね。まもなく存亡の危機を迎えるのでは?


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(読者の声4)四川の暴動で、「(めでたいことに)新幹線プロジェクトが消えた」というご指摘、目からウロコでした。私には鬱陶しいだけの現実にわけいって、プラスマイナス目配りよく腑分けされる手腕と胆力に改めて敬服いたします。
 ところで、いよいよ末期症状を呈してきたと思われる中国と北朝鮮ですが、崩壊すれば夥しい数のボートピープルが我が国を含む周辺諸国に流れ着くでしょう。「数」も凄いでしょうが、中国人や朝鮮人の国際的な悪評を考えれば、「質」の面でも受入を歓迎する国はまず全くないと思われます。
 そんななかで、我が国はどのような対応をすべきと先生は思われますか?私は、ある程度は受け入れざるを得ないと考えています。理由は以下の3つです。
 ?生死の境にある人々に対しては、純粋に人道的見地から(あらゆる恩讐を超えて)救助の手を差し伸べざるを得ない。
 ?たとえばパキスタンがアフガン難民を受入れ、タイがカンボジア難民を受入れたことを考えると、金持ち日本が受け入れを拒めば、国際的非難は免れない。
 ??の延長で「日本人は自分さえ良ければいいのだ」という偏見が生まれ、それが中国人朝鮮人の逆恨み感情や欧米人の人種偏見に火を注ぐ形になり、先の大戦の冤罪を状況証拠的に固定化させてしまい、それを晴らすことができなくなる。逆に受入れれば、それをもとに「歴史カード」を牽制できる。
 以上3つから、限定つきで受入れをすべきと考えます。あくまで「限定つき」で、問題はその内容です。我が国土の狭さや、やや繊細に過ぎる社会秩序、さらには中国人・朝鮮人の抜き難い民度の低さを考えれば、恒久的な受入れは困難でしょう。自衛隊演習場などを使った一時的な難民キャンプで生命の危難を救い、徐々に本国に送り返すしかないように思いますが、これについて、先生のご意見や、さらには国内外の準備態勢について何らかの情報がありましたら、ご教示願えませんでしょうか。
        (かろかろ 熊本)
 

(宮崎正弘のコメント)北朝鮮が突如崩壊してボートピーポルが日本に押し寄せるというシナリオですが、北朝鮮には船がありません。日本までたどり着くことは例外を除いて不可能、大半は中国へはいるか、38度線の地雷を超えて韓国へ逃げることでしょう。もちろん、一部はロシアへ逃げますが、あまり意味がない。
 問題は、「商人」です。船をチャーターして日本へ渡航させてやる、と相当の人々が暗躍をするでしょう。ルーマニア、ブルガリア崩壊の時にもあったように。


   ♪
(読者の声5)中学生の歴史教科書の検定が出そろい、なんともはや日本の歴史教科書は中国か、韓国か、はたまたロシアの歴史教科書になりかわりました。日本が「侵略」で、ソ連の満州侵略が「進出」ですからね。
執筆した人達に抗議文を送るばかりか、こういう改竄敗北史観を受け入れた「歴史家」の一覧表をつくって広く国民に知らせる必要があります。
 でないと日本でさえ「反日カルト」が蔓延することになりますから。
          (TY生、岩手)


(宮崎正弘のコメント)その昔、全貌社から『左翼大學教授文化人一覧』というような単行本がでていて、ずらり左翼シンパが一覧されていました。ああいう書籍をどこかの出版社が出せば爆発的に売れると思います。『中国・北朝鮮・韓国に媚びを売った人たち』とか。
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(休刊のお知らせ)小誌は4月9日から12日まで宮崎が地方講演のため休刊です。●
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     <<宮崎正弘のロングセラーズ>>
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/saisinkan/index.html
『中国のいま、三年後、五年後、十年後(改訂版)』(並木書房、1575円)
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
『ネオコンの標的』(二見書房、1600円)
『いま中国はこうなっている』(徳間書店、1500円)
『迷走中国の天国と地獄』(清流出版、1500円) 
   (御注文と宅配便発送は下記アマゾンでも取り扱っています)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/ref=s_b_rs/250-2645852-0546630
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◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
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