国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/03/13

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)3月13日(日曜日)
通巻第1062号 臨時増刊
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「反国家分裂法」を蠢動する中国の軍拡を無視するのは愚か
 ネオコンのチャンピオン、ケーガンが「ワシントンポスト」で警告
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 「ワシントン・ポスト」(3月11日付け)で、ネオコンのチャンピオン格、ロバート・ケーガンが中国外交を「巧緻にして秀逸」と妙な角度から批判している。

 台湾独立派への厭がらせを法体系に組み込もうとする「反国家分裂法」を評し、「中国外交は成長した上、周辺諸国への友好的影響力を獲得している」と言う。
 これは14日の全人代で採択される予定。 

 「反国家分裂法の中身だけが問題ではない、これは外交のタイミングを狙った好戦的なものであり、台湾独立への動きを牽制するために選挙の度毎に強硬姿勢が打ち出され、効果的に台湾政局を揺さぶるからだ」。
 現実に台湾は独立ニュアンスを大きく後退させた。

「中国外交の影響力増大と軍拡に神経を尖らせるのは日本とオーストラリアだが、日本が米国と最近「共通戦略目標」を発表したり、最近オーストラリアには米豪安保条約の改定をせよと容喙したり、中国が確実に日豪両国へ卓抜ではないアプローチをした」と分析する。
ケーガンは続けて、「その経済発展による幻像をもって軍拡の実態を催眠術のようにして誤魔化したが、それもまた中国外交が洗練されてきた証なのである。しかし中国が台湾へ武力行使を最後まで行使しないかどうかは神のみぞ知る領域である。米国は日本、オーストラリアと手を組んで台湾海峡の防衛を鮮明にしておかなければならない。中国の軍事脅威を無視することは危険であり、愚かである」と最後は鋭い警告で結んでいる。
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(読者の声1)武村正義氏が「旭日大綬章」を授与され、その祝賀パーテーに、あれほど対立した小沢一郎、鳩山由起夫両氏も恩讐を超えて駆けつけ、仲良く談笑したとか。
これに細川元首相を加えた当時の4人衆は、もう完全に過去の人。何となく人生のはかなさや、むなしさを覚える。
確かに武村正義氏の人生の前半は真に輝けるものがあった。そして自民党を脱党して「さきがけ」を結成し、官房長官、大蔵大臣を経験し、あわよくば総理の可能性も無いとはいえなかった。が今にして思えば「バルカン政治家」の異名とは逆に、実は真の力量を欠いた政治家だった。
そしてそこからは無惨。落ち目のさきがけも見放され、あえなく地元滋賀でも落選(彼は元滋賀県知事だったのだが)。やっぱり政治家はココロザシだけではやって行けない、パワーと執念が不可欠か。 
しかしパワーと執念の塊である小沢一郎をみると、人望がないのでダメ。「志」、「力量」、「執念」、「人望」の4拍子そろっていても「運」が無ければソウリになれない。思うに武村正義は立派な経歴をもった知識人だし、人格者であろうが、今になって思うに、内政外交ともに難局に際して政治家としての強さに欠け、この人に総理は任せられなかった!
これは細川、鳩山、河野、加藤、その他一見インテリ風の自民党左派(ハト派)の共通の弱点だ。  
(MI生) 


(宮崎正弘のコメント)あれは「先駆け」というより「抜け駆け」だったのでは? 同氏はフランスの核実験のとき、タヒチあたりへ抗議にいきました。中国が核実験のときは、黙っていました。


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(読者の声2)ライブドアとニッポン放送の騒動についてひと言。率直に言って、かめちゃんが自分で育てた子供に噛みつかれたというのが私の感想です。つまり、ホリエモンは「オールナイトニッポン」のリスナーだったということです。あの番組が、モラルの欠如したホリエモンを育てたと言ってもいい。
番組開始当初、「オールナイトニッポン」は、本物のしゃべりのプロがやっていました。アメリカのDJのスタイルでかっこよくて、音楽も充実していました。しかし、そこに亀淵さんが登場してぶち壊した。ただ表面的な面白さだけを追い求める、その時代の人気者であれば誰でもいいという番組にしました。それから30年。今マスコミはニッポン放送を養護するあまり、「オールナイトニッポン」を美化して伝えていますが、決してそうではありません。かつてラジオは、昼間の放送と深夜放送がはっきり別れていたので、昼間は秩序正しい放送をしていました。
しかし、かめちゃんが出世すると同時にその境界線があやふやになり、鶴光が真っ昼間からすけべなことを言い、それを何とも想わない程度の低い聴取者に支えられてきたのがニッポン放送の実態です。つまり、かめちゃんは飼い犬に手を噛まれたと言っていいと想います。鹿内さんだって、ホリエモンに支配されるのはいやでしょうけど、あの下品なラ
ジオもいやなんじゃないでしょうか。
          (KO生、平塚)


(宮崎正弘のコメント)そうですか。意外な事実ですね。小生、その番組を聞いたことがなかったので存じませんでした。ご指摘有り難う御座います。
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(お知らせ)3月23月放送予定の「明日への選択」(櫻チャンネル)に宮崎正弘が出演します。話題は中国の軍拡、反国家分裂法、台湾国内政治、そのほかです。◎
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 下記拙著の御申し込みは明日(14日)で締め切らせていただきます!
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<<並木書房から拙著予約読者への特典のお知らせ>>
 最新改正版が3月24日頃に出ます!
 最新データ更新と内容大幅改訂です。
  宮崎正弘著
『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
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下記メール宛て、お申し込みください。手続きはそれですべて終了です!
  nasuda@namiki-shobo.co.jp
◎到着後、書籍に挿入されている振込用紙で並木書房当て代金をお支払いください(郵便振込の場合は、この振込手数料も無料です)。
なお本書は昨年2月刊行の『中国のいま、三年後、五年後、十年後』の改訂版です。初版をすでにお求めの読者はご注意ください。        
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http://www.nippon-nn.net/miyazaki/saisinkan/index.html
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
『ネオコンの標的』(二見書房、1600円)
『いま中国はこうなっている』(徳間書店、1500円)
『迷走中国の天国と地獄』(清流出版、1500円) 
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(休刊予告)小誌は3月20日から25日まで台湾取材旅行のため休刊の予定です。
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