国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/02/25

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)2月26日(土曜日)
通巻 第1047号  
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ロシアの「変心」を急速に警戒し始めた米国
 G8のメンバーとしてふさわしい政治をしているか?
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 ブッシュ米大統領は欧州歴訪の最中だが、スロバキアのブラチスラバで、ロシアのプーチン大統領と会談した。
 最近、米国はロシアの微妙な変心を警戒しており、北朝鮮やイランの核開発問題でロシアのなげやりな「協力」を疑問視してきた。

 ブッシュ大統領は「プーチン政権の推進する権威的な中央集権政治は民主化の後退」と懸念し、人権の尊重と報道の自由の尊さを表明した。

 ロシアは米国が敵視するイランで原発建設計画を推進し、また六カ国協議のメンバーとして北朝鮮の核問題と拘わっている。
 日本には領土問題に極めて冷淡で、他方ではシベリア開発プロジェクトをぶら下げ、日本のカネを当てにしている。

 中東諸国へは盛んに武器援助で介入し、米国の敵視するシリアにも高性能のミサイルを売却するなど、表面的に「対米協力」を装って裏面では反米政策を展開しているからだ。かくしてイラク民主化に取り組む米国にとってロシアが疑惑の最大要因となってきた。
 
 米議会は「G8からロシアの一時的に排除せよ」とする決議案を超党派の議員が提出した。
 「G7のメンバーは多元的価値観を認めるデモクラシー、法の支配、言論の自由、人権と市民権の尊重などで共通の価値観を保有するが、ロシアはプーチン大統領一人に権力を集中させ、批判的メディアを次々と潰し、チェチェンにおける焦土作戦の展開、グルジア、ウクライナへの内政干渉など『友人』としては似つかわしくない政治をしている」(ストローブ・タルボット、「NYタイムズ」2月24日付けへの寄稿)。

 タルボットはロシア専門家で、クリントン政権下で国務副長官、現在はブルックリン研究所所長。
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(読者の声1)先日、日本に来て日本語を学びながらバイトに励む20代の若者三人と語りました。一人は数年前に日本語試験一級を取得してかなり日本語のうまい江蘇省出身、一人は今年一級を取得した北京出身、一人は朝鮮系中国人で一級試験に落ちて傷心中。飲食店や貿易会社で働いている明るい青年達です。
・前の晩にラジオを聴いていたら右翼の大学教授が、中国を非難していて頭にきた。
・毛沢東は詩人としては優れている。それに留まっていればよかった。
・胡錦濤の経歴はあまり知られていない。(祖族は安徽省出身で、一族は江蘇省泰州にいて、胡は上海で生まれて泰州で育ったと教えました)
・中国の若者はあまり政治やトップの指導者に関心を持っていない。
・中国にいたら、情報は少ない。日本にいると仲間やネットからたくさんのことを知ることが出来る。
・温家宝は誠実でまじめで評判がいい。 天安門事件の時に趙紫陽と一緒に天安門広場に出向いた。自己批判して失脚しなかった。(温が仕えた胡耀邦、趙紫陽、朱ヨウ基は皆失脚し、温はその度に踏ん張り蘇ったと話しました)
・朱ヨウ基は一所懸命政治をした。 りっぱないい政治家だ
・曾慶紅はあまり知られていない。(影の実力者で、江沢民の政敵たちを次々に落し入れ、倒し、排除してきた人間だと教えてあげました)
・一度上海の新天地に行ってみたい。(そこのありさまを話したら羨ましそうでした)
・中国の若者の間で今人気のある作家は女性では衛慧(上海宝貝の作家で、これは知っていた)、男性では韓寒(知らない)。日本人は韓寒を読んでも判らないだろうけどねと。大学は無用だ役に立たないと無視して行かず、煌く才能をほしいままにしている作家のようで、若者のアイドル的作家のようです。
そこでネットで検索すると以下のようでした。                                       
「 韓寒(かん・かん)Han Han 1982-―(17歳のとき、受験と恋を描いた自伝的小説『三重門』(邦訳『上海ビート』)を執筆、翌2000年に刊行され大ベストセラーとなり、「韓寒現象」と呼ばれ る。韓寒現象は中国の過酷な受験戦争と大学大衆化時代の反映なのかもしれない。『三重門』はのちテレビドラマ化もされている。上海の名門、復旦大学などから、聴講生で誘われるも固辞。大学には未練は全くなかった。高校を中退して、執筆活動に専念。第2作の『零下一度』もベストセラーとなった。自らの脚本、演出、監督による中国初のカーレース映画『50キロ』を制作するなど、いま最も注目される青年作家である。他に武侠小説『長安乱』など)。
  (しなの六文銭)


(宮崎正弘のコメント)小生は中国文学が専門とは言えませんが、金沢で過ごした文学青年時代から大変興味があり、中国から亡命してきた作家には随分と会っています。新人類作家は、脇で活躍と見ているだけですが、衛慧も韓寒も、おそらく日本で最初か、もしくは二番目に紹介したのは小生だと思いますよ。この二人はTIMEがカラー特集したくらいですから。
 ともかく青年時代に受けた文学的影響というのは甚大で、魯迅もよく読みました。彼と同世代人の朴乃夫は、何編か短編を訳しましたが、ついに単行本を日本で刊行できませんでした。
さて御高文のなかで温家宝についてですが、よーく天安門事件直前のかれの写真を見てください。温は人民服を着用し、趙紫陽の「監視役」で天安門へ行っている、というのが小生の推測です。これは直感以外の何ものでもありませんが。。。。。
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中国の反国家分裂法に反対するデモ行進があります!

「反併呑! 2・28台湾の防衛と正名アピール行進」
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 ◎集合日時  2月28日(月)午後3時(雨天決行)
 ◎集合場所  大久保公園 [ハローワーク新宿(新宿職業安定所)の裏]
       東京都新宿区歌舞伎町2−43(昨年の「2・28台湾正名デモ」と同地点)
       【交通】JR「新宿駅」東口から徒歩7分、西武「新宿駅」から徒歩3分
 ◎コ―ス  大久保公園を出発(3:30)→職安通り→明治通り(伊勢丹前を通過)       →甲州街道(新宿駅南口前を通過)→新宿中央公園児童遊園(全行程約3km、約50分)
       ※3:28(台湾時間2:28)に、台湾全土と同時パフォーマンスを行う。
 ◎当日の訴え 「反併呑・護台湾」「台湾正名・制憲」「外登証の国籍改正」「日台関係強化」など(プラカード、拡声器の持参歓迎)。

 ◎主催   台湾正名アピール行進実行委員会 [委員長・陳明裕]
       (在日台湾同郷会、日本李登輝友の会、維新政党新風東京本部)
 ◎問合せ先  台湾の声 koe@formosa.ne.jp
        日本李登輝友の会 電話 03−5211−8838
        ritouki-japan@jeans.ocn.ne.jp
 ◎広報担当 090−8645−9489 林 建良
 当日連絡 090−9674−0776 陳 明裕
      090−4138−6397 永山英樹
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