国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/02/01

△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)2月2日(水曜日)
通巻第1030号  
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
 中国企業を上場させるな、が西側株式市場の合い言葉に
  怪しげな、不透明な企業が資金集めだけを目的に上場ブーム
****************************************

 シンガポールに上場している中国航油がデリバティブ投機に失敗して、邦貨換算でおよそ550億円の損失を出した。
 NYに上場した中国最大の保険「中国人寿」は、不正経理、インサイダー取引で米国証券委員会の査察がはいった。
 
 このため中国銀行、中国建設銀行、神華集団(炭坑企業)などが一斉にNY上場を見送った。
中国国際航空はNY市場を回避してロンドンへ上場した。

 中国銀行と中国建設銀行は不良債権問題をクリアしてもいないのにNY上場でそれぞれが100億ドルの資金を調達しようとしていたが、不正経理、会社情報の不透明さなどNY上場基準を満たせないことがわかり、自主的な辞退へと追い込まれた模様。
 
 香港上場はインサイダー取引がまかり通って資金集め、ロンダリングの温床となっているだけに西側の株式市場の本場は怪しげな企業を安易に上場させない方針である。
      ◎ ◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(数字の資料)「偽物王国・中国」。昨年世界中で偽物物資は5120億ドル。このうちの三分の二が中国で造られた」(『ビジネスウィーク』、2005年2月7日号)。
        △
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
(読者の声1)「しなの六文銭」さんの論説(貴誌1028号の「読者の声」2)。
韓国(朝鮮)人の儒教的階層序列論を面白く拝見。非常に示唆の富むものでした。
まあ彼等から見れば日本人は人間の皮をかぶった獣(けもの)なのでしょうかね?しかしこういう発想は極めて中華的。朝鮮人は自己を”小中華”と規定することによって中華に次ぐ地位を定め、周辺諸民族(例えば満州族)と差別化した。こういった朝鮮人の”選民意識”は歴代中国王朝の抑圧を実力でははね除けることが出来ない代償に、自ら儒教的階層序列を策定し、民族的欲求不満を自己満足的に解消しようとしたと言える。
しかしアンタはオツるよ言われた側はたまったものではない。憤慨するか、何をネボケタこと言っているの?と相手にしないか、の2つに1つしかない。
自己の正当性を蕩々と述べるのは中国人も韓国人も一緒である。しかし事態が紛糾した場合巧みに折り合いつけ実利をとるのが中国人。が朝鮮人はかなり違う。朝鮮人にとって正義は自分側にしかない。だからあくまでも儒教的論理、ないしは倫理観でもって相手を”釈伏”しようとする。1000年も2000年も前の事例まで引っ張り込んで理屈化する。そして相手が嫌気をさして根負けすれば、正に彼等の勝利(の快感)である。その点にいい加減な日本人と異なり、彼はこの快感を得るために全てを注ぎ込む。北との拉致問題のやりとりを見ていると正にこの事が分かる。
(MI生)


(宮崎正弘のコメント)日本が劣位、日本人はどうなろうとかまわないと言いながら、一方で日本の経済制裁を一番懼れている北朝鮮。今後数ヶ月、国会での「制裁」論議を我々は注視しておく必要があるでしょう。


   ♪
(読者の声2)ロボット戦争が本当に怖いのは戦闘の勝敗が決した後である。負けたほうは何ら痛痒を感じない。したがって、勝ったほうが譲歩を引き出すには、民間人への攻撃しかない。負けたほうも勝った方の民間人への攻撃という手がある。
つまり、ロボット戦争は戦闘員と民間人の区別をなくす危険ないし必然がある。
        (ST生、神奈川)


(宮崎正弘のコメント)ジョイが述べているようにDNAとロボット工学が、ナノテクノロジーと結びついたとき、SF小説のようにロボットに人間が支配される悪夢があります。チェペイクが書いた『ロボット戦争』では、まだロボットに喜怒哀楽がない、泪がないロボットの嘆きを描いた牧歌的作品でしたが(苦笑)。
       ◎ ◎ ◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
<三島研究会・国防研究会合同“公開講座”二月・三月の御案内>
2月25日 西村幸祐「反日の構造と三島由紀夫最後の檄文」
3月10日 池 東旭「拉致問題と北朝鮮制裁」
いずれも午後7時から高田馬場の「大正セントラルホテル」三階大会議室にて
       ◇ ◎ ◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◎宮崎正弘のロングセラー◎
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円)
『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
『ネオコンの標的』(二見書房、1600円)
『いま中国はこうなっている』(徳間書店、1500円)
『迷走中国の天国と地獄』(清流出版、1500円)ほか 
         ◇ ◇ ◇ ◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
小誌の購読は下記で登録できます(↓もちろん無料です)
http://www.melma.com/mag/06/m00045206/a00000060.html
(↑この左欄をクリックされると過去4年分の小誌バックナンバーが閲覧可能)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 (C)有限会社・宮崎正弘事務所 2001〜2005 転送自由 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。