国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/01/17

△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)1月18日(火曜日)
通巻 第1016号     
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
九兆円を取りかえせ
 国外(マカオ、香港など)で博打に消えるカネを還流させよう
***************************************

 なんだかジェフリー・アーチャーの小説の題名みたいで恐縮ですが。中国は九兆円の別途収入に躍起なのである。

 党幹部が公金を横領してマカオへ博打に出掛けることはいまや珍しくもない。
 勝てば儲けをごっそり自分のものにして、あとの原資は知らぬ顔をして返す。負けたら海外逃亡である(捕まったら金額が大きいと死刑)。

 一年にこうしたカネは6000億元(およそ九兆円)になるという。

 マカオに博打に行く大陸からの「観光客」だけでも年間100万人。これに加えて各地には地下の賭場がある。とくに有名なのはリゾート地、海南島。雲南省とミャンマー国境にも無法地帯と化した博打場がある。
 また既報のようにせっこう省温州近辺では地下銀行が蔓延し私設の「宝くじ」が売られている。

 これらに費やされる博打費用を「せめて国内で費消させればどうか」、と考えることは共産主義者も市場原理主義者も同じである。

 で、考慮されている妙案は「宝くじ」だという。
 日本のように競馬競輪競艇があり、さらには庶民の娯楽にパチンコがある。資本主義の堕落などと言って、過去の北京放送は誹謗してきたが、ホンネはパチンコも許可したいんじゃないの?
        ◎ ◎ ◎ 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
(読者の声1)おせっかいですが、下記のメールマガジンの数字に誤りがあります。
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」(平成17年(2005年)1月17日(月曜日)?増刊号)にある「日本は規則が厳しすぎるため、しょっちゅう原発が発電停止に追い込まれるが、それでも全発電の一割は原発に依拠している」の文節ですが、―

  日本の原発は1966年、茨城県東海村に最初の原発が出来て以来53基(総出力4524万8000キロワット)が稼働し、発電量比率は火力が約50%、原発が約40%、水力が約10%です。今後、二酸化炭素排出量削減に向けて原発への依存は増し、2010年度までの発電量比率目標は、原発45%、火力42%になっています。
良し悪しは別として、アメリカ、フランスに次ぐ世界第3位の「原発依存大国」なのです。
発電設備容量比較としても、全体の20%をはるかに越えています。
  いずれにせよ、メールマガジンの論旨に関わるような問題ではなく、単なる数字の間違いに過ぎません。
(老婆心、廣島)
◆参考リンク
中国のエネルギー政策
http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/seikan/kokuko/shanghai/business/repo0311_2.htm
我が国政府の原子力のページ
http://www.atom.meti.go.jp/


(宮崎正弘のコメント)同様なご注意をたくさん頂きました。小生、うっかり裏付け資料をみないでNY TIMESの数字をそのまま引用してしまいました。原子力発電所は美浜、柏崎などたくさん見学しているにもかかわらず、無造作でしたね。
              □
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<<公開講座のお知らせ>>

公開講座(三島研究会、国防研究会合同)を下記のとおり開催いたしますので奮ってご参加ください。本年第一回は、「“国家破産”以後の世界と日本」と題して、講師に藤井厳喜氏(政治学者、拓殖大学客員教授)をお招きします。
 GDPを上回った日本の赤字財政。保険も医療も年金も破産が近いのではないのか。    誰も教えてくれない「暗黒の未来」に、どう生きるべきか? 『新円切り替え』『国家破産以後の世界』(いずれも光文社)でベストセラーを続ける藤井さんが、警鐘を乱打しながら、以下の近未来シミュレーションを行う。?ロシア、韓国、アルゼンチンなどの破産国家からなにを学ぶべきか? ?転落するアメリカの国債を買い続ける日本は「経済植民地」か?    ?それとも中国の「属国」となるのか?
           記
日時  1月26日(水)午後7時(6時半開場)
場所  高田馬場「大正セントラルホテル」三階会議室
    http://www.taisho-central-hotel.com/
演題  「国家破産以後の世界と日本」
講師  藤井厳喜氏(政治学者、拓殖大学客員教授)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334933483/yatteyarenaik-22/250-4386558-8622611?dev-t=D3A0EVSPCPV0FK%26camp=2025%26link_code=sp1
会場分担金  おひとり 2000円
問い合わせ 三島由紀夫研究会  TEL 03-3200-2295
e-mail:miura@nippon-nn.net 
HP http://www.nippon-nn.net/mishima/
◎二月の「公開講座」は2月25日、評論家西村幸祐氏をまねいて。詳細は追って◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
♪♪
(読者の声2)私は転勤で千葉県へ引っ越してきて4年になるものです。先日の連休に小学生の息子と文化施設でも見学しようとネットで検索し、佐倉市「国立歴史民俗博物館」があることを発見し、車で見学に行きました。
 http://www.rekihaku.ac.jp/ (ここですが、ご存じですか?)
 そこでは大いに驚かされました。
 なんと、国立の文化研究施設と自ら名乗っている施設なのに日本の歴史に「天皇」が全く出てこないのです。唯一「前方後円墳」の説明に一つ二つの記述があるだけです。展示は縄文時代から現代まであるのにもかかわらずですよ。
これではどうして日本人が国としてまとまってきたのか子供たちには全く理解できないでしょう。更には、現代の展示の中で「関東大震災時の朝鮮人虐殺」や「水平社」については独立したコーナーを設けている有様です。以前に船橋市の図書館で渡部昇一氏や西部邁氏の書籍を大量に廃棄した事件がありましたが、千葉県は堂本知事配下、洗脳が行き過ぎているんではないでしょうか。
 この頃は早いところ転勤して千葉県を脱出したいと考えています。
              (X生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)まず現職知事を落選させてからにしてください。
さるにても、この民俗博物館、都内の或る公立高校では社会見学で遠足のコースに入ってますよ。舞台裏で左翼の連携が窺えますね。


   ♪
(読者の声3)昨日付けの「世界のチャイナ・タウンに奇妙な異変――古き華人が新移民に追い出されている」です。
毎号驚かされる事ばかりです。日本国政府が観光ビザを中国全域免除するなどを聞くと背筋がぞーっとしてきました。また、毎年9兆円予算の男女参画府のお金はフェミニスト達が仕切れるものではありません。古手のタヌキやキツネ、新種の狼などに食い荒らされてしまうでしょう。まさに「赤頭巾ちゃん気をつけて!」です。
        (桃太郎)


(宮崎正弘のコメント)青森駅前に「男女共同参画法記念事業」というビルが建ってます。同様な「記念事業」は全国津々浦々で行われているに違いない。ようするに、この膨大な予算で、一部の業者や、地域のゼネコンが潤う仕組みにもなっているのでは、と勘ぐりたくなります。防衛予算の二倍とは本末転倒も甚だしい限りです。
      ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪♪♪
◎宮崎正弘のロングセラー◎
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円)
『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
『ネオコンの標的』(二見書房、1600円)
『いま中国はこうなっている』(徳間書店、1500円)
『迷走中国の天国と地獄』(清流出版、1500円)ほか
http://esearch.rakuten.co.jp/rms/sd/esearch/vc?sitem=%B5%DC%BA%EA%C0%B5%B9%B0&sv=30
(↑このサイトからも上記すべての本の注文可能。1500円以上は送料無料)。
         △ △ △
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◎ 宮崎正弘のホームページ ↓
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
小誌の購読は下記で登録できます(↓もちろん無料です)
http://www.melma.com/mag/06/m00045206/a00000060.html
(↑この左欄をクリックされると過去4年分の小誌バックナンバーが閲覧可能)
 http://www.m2j.co.jp/market/repo_miyazaki.php
 (↑このサイトは直近5編のバックナンバー)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 (C)有限会社・宮崎正弘事務所 2001〜2005 転送自由 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。