国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2005/01/13

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)1月14日(金曜日)
通巻 第1012号     
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ロシア、密かにSA18ミサイルをシリアへ売却か
 ヒズボラからヨルダン川西岸のテロリストへ渡ると航空機テロの懼れ
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 石油、ガス以外の売り物と言えば武器しかないのがロシアだ。

 イスラエルの新聞「ハーレツ」(1月13日付け)に拠ると、アッサド(シリア)大統領が近くモスクワを訪問するが、これにあわせて、総額10億ドルの「商談」がまとまるという。
その買い付け品目にはSA18ミサイルが含まれる、と伝えている。

 SA18(NATOのコードネーム)は、射程5・3キロ。およそ3500メートル上空までの航空機を撃墜できる、携帯ミサイル(米国のスティンガーに酷似)だ。
シリアは「イスカンダル」と命名し、中東では、このミサイルを「イグラ」と呼ぶ。

 もしこれがシリアへ輸出され、イランが胴元の過激派「ヒズボラ」を経由してヨルダン河西岸にいまも蟠踞する、パレスチナの過激テロリストに渡れば、目と鼻の先にあるベングリオン空港への離着陸機へむけて、ミサイル攻撃が可能となる。
 
 パレスチナは独裁者アラファトが死に、ようやくアッバース前首相が自治政府の代表となった。アッバースは穏健派にしてタフなネゴシエーター。
じつはキャンプ・ディビッドのイスラエルとの和平交渉、オスロ合意への実質的な立て役者なのだ。
 それを嫉妬したアラファトは手柄を独占し、アッバースと共有するはずのノーベル平和賞を独占した(イスラエルはラビンとペレスが共有した)。そればかりか世界中から集金した数十億ドルのカネをスイス銀行などに隠匿し、ついには臨終にあたっても夫人にもアッバースにも遺言を残さなかった。

 米国はイスラエルとともにプーチン大統領に静かに輸出自粛を要請し、噂の流れたモスクワではセルゲイ・イワノフ国防相が緊急記者会見し、「そのようなシリアとの商談は存在しない」と真っ向から否定した。

 シリアは嘗て旧ソ連のテロリスト植民地然として、カルロス、日本赤軍、PFLPなど、凶暴テロリストの巣窟だった。
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<<<安全保障シンポジウムのご案内>>>

 中国原潜による領海侵犯、経済水域での相次ぐ中国調査船の不法調査等 々、靖国神社問題、教科書問題という「外圧」に止まらない中国の「脅威」が 高まっています。一方、中国は台湾に対しても、「武力侵攻」の方針を放棄しておらず、台湾の安全は日本の安全にとっても他人事ではない関係にあります。その意味で、「中国の脅威」をどう認識し、それにいかに対処するのかがわが国安全保障政策の喫緊の課題ともなっています。
 
        記

 日 時  二月五日(土) 午後一時〜午後五時
 会 場  弘済会館(東京・麹町)
 講 師  【講演】
        森本敏(拓殖大学教授)
        黄昭堂(台湾総統府国策顧問)
      【討論】
        佐藤守(元航空自衛隊南西航空混成団司令)
        亀井浩太郎(元陸上自衛隊幹部学校研究部長)
        山内敏秀(前防衛大学校教授・元潜水艦艦長)
 会 費  二千円
 主 催  日本政策研究センター アジア安保フォーラム

※なお、シンポジウム終了後、簡単な懇親会を予定しております。ご参加賜れば
幸いに存じます(懇親会参加費四千円)。
 問い合わせ  日本政策研究センター(電話03―5211―5231)。
◎ 会場の関係で、席に限りがございますので、あらかじめご出席の申し込みを頂ければ幸いです。ファックス(03―5211―5225)
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(サイト情報)国連から電子商取引と経済発展に関する報告書が12月14日に発表されました。全文(PDF 244ページ)は以下のサイトからダウンロードできます。
"E-commerce and Development Report 2004," United Nations Confrence on Trade and Development, 2004. 
http://www.unctad.org/Templates/webflyer.asp?docid=5633&intItemID=2068&lang=1
報告書の概要 (PDF 13ページ) http://www.unctad.org/en/docs/ecdr2004overview_en.pdf
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(読者の声1)教えてください。世界的な俳優や著名人がつぎつぎと「インド洋大津波」の被災国へ寄付をしています。ビルゲーツもシュマッハーも。ブッシュ大統領だって個人の財布から一万ドル。
 で、わたしが知りたいのは日本のマスコミがもてはやした「みぎたに」とか「楽天」とか、野球チームを買ったとか買わないとか騒いだ人達。孫正義も含めて、かの日本の新人類経営者らは幾ら寄付したのでしょうか?
       (FK生、福岡)


(宮崎正弘のコメント)過日も或る財界人パーティの席で、そのことが持ちきり、或るご婦人参加者は美容室での話題だった、と言っておりました。かれらが幾ら寄付をしたか、小生は寡聞にして知りません。

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(お知らせ)1月16日(日曜日)午前7時から7時半まで「文化放送」の「世相ホットライン」(竹村健一さんの番組)に宮崎が出演します。「中国はどうなっているか」をめぐっての討論。活字による再録は『世相』2月号(太陽企画出版)。
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◎宮崎正弘のロングセラー◎
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円)
『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
『ネオコンの標的』(二見書房、1600円)
『いま中国はこうなっている』(徳間書店、1500円)
『迷走中国の天国と地獄』(清流出版、1500円)ほか
http://esearch.rakuten.co.jp/rms/sd/esearch/vc?sitem=%B5%DC%BA%EA%C0%B5%B9%B0&sv=30
(↑このサイトからも上記すべての本の注文可能。1500円以上は送料無料)。
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