国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2004/12/06

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成16年(2004)12月6日(月曜日)
       第984号
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 中国全土の炭鉱労働者、事故死で補償なし境遇の改善を要求
 一部の事故を闇炭坑とマフィアが隠蔽してきたが。。。
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 中国では年間5000名から8000名の炭坑夫がガス爆発、地盤落下などの事故により死亡している!
 
 補償は殆どなされず、安全基準を満たしていない廃坑が、地元ボスとマフィアが管理して堂々と運営されており、石炭不足のエネルギー産業を闇で支えているからである(ちなみに中国の発電の72%は、いまの石炭火力発電による)。

 山西省の某炭坑事故では新華社記者が「書かない原稿料」を経営者に要求し、スキャンダルに発展したこともあった(詳細は焦国標『中央宣伝部を征伐せよ』、草思社刊を参照)。

 要するに地場産業のない、訪れる人がすくない山奥の炭坑では、炭坑夫は奴隷のように酷使され、事故で死亡しても補償がない場合が多く、抗議する未亡人は翌日、河に浮いていたなどという事件も頻発して来た。

 過去三年間だけでも次のような炭坑事故が発生している。

 ◎2001年7月17日 広西チワン自治区南丹で陥没事故、81名が死亡
 ◎2002年5月4日 山西省運城市冨源 鉄砲水により18名が死亡
 ◎同年6月22日 黒龍江省西煤生でガス爆発事故により124名が死亡
 ◎同8月22日 黒龍江省七台 ガス爆発で9名が死亡
 ◎2003年1月14日、広西チワン自治区羊城建新炭坑でガス爆発 49名が死亡
 ◎同年7月13日、河南省登封炭坑で鉄砲水により21名が死亡
 ◎2004年2月5日、山西省某炭坑で爆発、29名が死亡
 ◎同年6月7日、北京郊外大安山炭坑で地盤落下事故、10名が死亡
 ◎同年6月3日 河北省某炭坑でガス爆発、12名が死亡
 ◎同年10月20日、鑑賞太平炭坑でガス爆発により148名が死亡

 これらは当局が明らかにした分だけである。闇から闇へ事故そのものが葬られてしまったケースは、おそらくこの数倍であろう、と推定されている。

 なかには炭坑夫が暴動をおこし、軍隊が鎮圧して治めたケースもあるが、報道されていない。
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(休刊のおしらせ)台湾総選挙取材のため12月9日から14日まで休刊となります。
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